「サマワ・ペーパーズの行方」ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)
サマワ・ペーパーズの行方
明日のごはん、どうしよう?。これも1つの決断です。人は決断を繰り返しながら、生きるものです。では、自分の決断が、共に働く仲間を、全員失業させるとしたら…。
そんな悶絶しそうな現実に、大御所メリル姐さんが、いざなってくれるわけです。私が新聞社のオーナーだったら、そんなネタ、拾うんじゃありません!。返して来なさい!とか言いそう。ナッツ・リターンならぬ、ペンタゴン・リターンな、私です。
しかし、なんですね。機密守って、人を守らぬ大本営発表にも、困ったものです。その尻拭いに、納税者の血と骨を、惜しげもなく投入するくらいなら、AI 機能満載のペッパー大統領でも作ったほうが、ましな気が。現実には、ダイオキシン満載の枯葉剤、作ってましたけど。
正直、地味な映画かな?。ただ地味であるが故に、人ごととは、思えない感覚と、決断に苦しむメリル姐さんに、魅せらてしまいます。
なんだか、海外派遣の日報が、見つからない国があるそうですが、不都合な真実を知る権利と、受け取る義務、それを克服する知恵が、要求される時代なんですね。本作を、海の向こうの昔話とするか、私達の未来予想図とするかの決断の時は、案外近いのかも。
ところで、明日のごはん、どうしようかしら。私の決断が、まだ…。
コメントする