劇場公開日 2018年3月30日

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「見応えある作品」ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 むっしゅさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5見応えある作品

2018年4月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

いまだ元気なスピルバーグ。スマートになっていてビックリなトム・ハンクス。良い歳の取り方しているメリル・ストリープ。そんな豪華メンバーで描かれる史実。
序盤は人物関係やストーリー展開に若干ぼんやり。しかし中盤からググッと惹きつけられ、一気に終盤へとなだれ込む。今の日本にも通ずるテーマ。国家権力と報道の在り方。なかなかに見応えのある作品だった。
トム・ハンクスの信念と決断、メリル・ストリープの苦悩の表情、結末がわかっていてもドキドキする感じが堪らないですね。
惜しむらくは裁判シーン。あっさりと通り過ぎてしまった。テーマから逸れるかもだけど、できるならうまく時間を使って描きこんでほしかった。

むっしゅ