「報道の自由を守るのは報道だ(´Д`)!! by tom」ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 ぽじのふさんの映画レビュー(感想・評価)
報道の自由を守るのは報道だ(´Д`)!! by tom
ベトナム戦争の戦時中に起きたワシントンポスト紙が命をかけて守った報道の自由についての話。
冒頭にあったトムハンクスとメリル・ストリープのノーカット1カメラのシーンからベテランの凄まじさと視聴者への安定感、作品のご挨拶のようにも感じてまず感動。
劇中のリズムとテンションは変わらず進められていくのだが、ペンタゴンペーパーズ(最高機密文書)に関わるNYタイムズのスクープ発覚からそれら文書への手掛かりを掴んでいくあたりでストーリーの熱が沸々と上昇していくのを感じて急に面白くなってくる。これはアクションやパニック、戦争映画にないパターンの興奮。
最後の最高裁の判決までしっかり楽しめた。
多少なりとも映画よりの美化された構成にはなっているのかもしれないが、「報道」のあるべき姿や素晴らしさ、必要性を感じさせる作品であったように感じる。こういった国の守り方もあるんだなと、三権分立の必要性はこういったことなんだなと。。。昨今の新聞やテレビを見ているとどこか胡散臭く信じ難い。政府の都合のいい操作をされていることなんていくつもあるのだろう。こういった信念に基づいた仕事をしてほしいものです。
鑑賞記録
2022/10/19
ぽじのふさん
コメントへの返信を有難うございます。
私も映画「 護られなかった者たちへ 」の鑑賞時に、寒さに震えながら悲しく切ないシーンの冒頭から、まさかの隣の席から小さなイビキが…その状態が半分以上続いていた後、やっと止まったと思ってホッとしていたところ、袋から取り出しつつ何やら噛み砕く音が…アレは小さな犯罪行為に近い…ですよね 😵💫
女性記者が電話を通じて判決を読み上げていたところで誤魔化したかな、と思った。以前の「スポットライト」も同様で、肝である「教会の幼児虐待の決定的証拠」が何も描かれていない。この辺りが最近のアメリカ映画らしくないところである。これが実話と言うならば、一番難しい肝の部分をしっかり描かないと、作品としての評価も下がると思う。それに、機密文書とは何か?報道の自由とは何か?にも答えていない。今回の機密文書が本物かどうか?どう証明するのか?も描かれていない。これがこの作品の肝だと思った。でもこれらを本気で描いたら、2時間じゃ足りないとも思った。長くて失礼。