「情ったらしの運転手」タクシー運転手 約束は海を越えて ぶっさんさんの映画レビュー(感想・評価)
情ったらしの運転手
国に隠された闇を報道する外国人記者と、偶然に送迎同行することになったタクシー運転手。
世界に衝撃を与えた報道者が主役になるような物語だが、そうではなく、偶然にもこのような境遇に関わることになったタクシー運転手が主役。
どこにでもいそうな家族思いでも自分本位なヤツ。
それが、人との交わりや境遇を体験する中で、考えが変わっていく。韓国人の人柄を感じられる。
家族の元に帰るか、現場に引き返すか、
葛藤の場面にはとても共感する。
同じ立場だったら同じように判断できるか?
国の残虐な行為を、身近に感じるタクシー運転手達が救う場面はなんとも言えない、慕わしさと尊敬を抱く。
一見ダメ人間が、人に触れながらいつの間にか、大きなことにつながっていく。
不思議と親近感のわく映画だった。
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