劇場公開日 2018年4月21日

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「映画のあるべき姿」タクシー運転手 約束は海を越えて Rosaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0映画のあるべき姿

2018年5月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

韓国の名優ソン・ガンホ主演ということで、期待して見に行ったのですが、期待を大きく越える素晴らしい映画でした!映画って、本来こうあるべきだよなあと感じさせる、メッセージ性と娯楽性を兼ね備えた出来栄えだと思います。
1980年5月、私は高校生だったはずなのに、光州事件のことは殆ど知りませんでした。後年になって、韓流映画・ドラマに興味を持つようになり、多くの映画やドラマで取り上げられるほどの大事件を、なぜ隣国の高校生だった自分がよく知らないのだろう?と不思議に思っていたのですが、この映画を観て、その理由を理解することができました。
ソン・ガンホ演じる、子煩悩なタクシー運転手が、娘に会うためにドイツ人記者を光州に置いて、1人でソウルに戻ろうとする帰路で、光州で起きている惨状が嘘のように、平穏な町を通り過ぎながら、徐々に「ドイツ人記者が命がけで伝えようとしていることを見捨てて、自分だけソウルに戻ってしまって良いのか?」という葛藤に苛まれながら、町の食堂でうどんを食べるシーン、そしてタクシーを運転するシーンのソン・ガンホの演技に泣かされました。

Rosa
こころさんのコメント
2020年6月6日

コメント有難うごさいます。
レビューに感じた事を率直に書いたり、思った事を普通に語り合える日本であり続けて欲しいですよね。
戦争が、ある日突然身近に始まる可能性がゼロではないという事が怖いです。

こころ
Rosaさんのコメント
2019年3月29日

当時、光州事件は、日本では「学生などの過激な運動」みたいに報道されてたみたいですね。

Rosa
CBさんのコメント
2019年3月28日

自分は20歳でした。大学生なのに、言葉しか知らなかった…

CB