「構造と解釈と、タイトルと」タクシー運転手 約束は海を越えて miyataさんの映画レビュー(感想・評価)
構造と解釈と、タイトルと
史実である事を横に置いて、この尺、この作品においては必要だなと感じた。
いろんな想いがとにかく揺れる構造は、どちらが正しいわけじゃないけど人はその間にいるものなのだという事を伝え、その割り切れなさが、切なさへと繋がる。
だからこそこの尺が、大きな反動で振り子を動かして、自分ならどうするかを悩ませる。
感情移入できてしまう。
そして、これは史実を元にした物語。
振り子に揺れる人間が、何を選ぶか。どう振る舞うことにしたか、を現実を通して知らされる。
いや本当に尻尾の先まであんこの入った映画、いやアンコが止まらない。
今夜、色々調べてしまうだろう。
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