劇場公開日 2018年10月13日

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日日是好日のレビュー・感想・評価

全265件中、161~180件目を表示

4.5染み入りました

2018年11月14日
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鑑賞方法:映画館

感覚でしかないけれどスッと入ってきたのはこの国に生まれ育ったからだろうか
お茶の作法や考え方は知らないだけで至る所にある

先生の一言一言が心に響き、時に叱咤され、時に励まされ、なんとなく始めたお茶がいつしか生きる道となっていく典子に共感している自分がいた

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moto

4.0うつろいゆく日々に気付ける幸せ

2018年11月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

エッセイスト森下典子の自伝的エッセイを映画化。
大学生・典子が、なんとなく始めた茶道の魅力に少しずつ
惹かれ、やがてそれを人生の一部としてゆく様子を綴る。

...

まずは、主人公を演じた黒木華がすごく良い。
1993年から2018年までの25年間を演じているが、
キャッキャッと笑う大学生の頃から物腰が
少しずつ落ち着いていく感じがリアル。
些細な失敗や劣等感が積み重なり、自分が誰より無価値
に思える場面の感覚には、思わず胸が苦しくなった。

そして今年9月に亡くなった樹木希林は……
僕はいつも彼女の演技をどう説明したものか
と困るのだが、彼女はそれそのまま銀幕の裏側で
実際に呼吸している人物にしか見えないのである。
いつもユーモラスなのに、茶道の時の
ピンと張り詰めたような厳かな空気が凄い。

従姉を演じた多部多華子も良かった。
快活で楽しいが、ピシッとする所はピシッとしていて、
なるほど生き方にも悩みにも典子が憧れる素敵なキャラ。
あとは鶴見辰吾……いつも柔和な表情で、愛する娘を
優しく見守るお父さん、メチャクチャ良かったです。

...

さて、ここらで早めに不満点を書いてしまおうか。

まず、主人公にとって最も大きな挫折として描かれた
恋人との別れを、モノローグのみで説明した点。
恋人との様子をわずかでも映像で見せてくれて
いればよかったのだが、かなり唐突に映画の
トーンが変わったように感じてしまった。

もう1点は、終盤の梅雨音のシーン。
あの心象風景はややエモーショナル過ぎたと思う。
主人公の胸中と現実の所作とのコントラストが
激しすぎて、不整合を起こしていたように感じた。

...

しかしどちらの不満点も、繊細な映画だからこそ
感じられる微妙な匙加減の部分だと思う。

繊細という言葉の意味は「細く小さく優美な様」らしいが、
この映画は小さな所作、細かな音にまで気を配る
茶道の作法そのものが見所となっていて面白い。

袱紗(ふくさ)という布を折りたたむ動作だけでも、
たたむ順番・持ち手・角度とンまぁ細かい細かい。
体の角度、足の運び方、お茶器を持つ指先の形、
水のすくい方に落とし方……お茶を呑むまでに
いったい何十の手順を踏むのかと軽くクラクラ。
一見無意味に思える作法もかなり多いのだが……
(先生も「とにかくそうするものなのよぉ」
 みたいな説明しかしてくれなかったり(笑))

意味があるのか?と思えるほど些細な所作を、
きっちりきっちり、いくつもいくつも、
来る日も来る日も、何度も何度もこなし続けるうち、
普段気付かないような、微小な差違が視えてき始める。
感覚が細やかになり、あらゆるものが新鮮に見えてくる。

梅雨と秋雨の音の違い
湯と水の立てる音の違い
掛け軸の文字の形から“見る”風景
茶碗の色や手触りを指で目で感じる楽しさ

何気ない日常のなかの小さな変化を愉しみ、慈しむ。
毎日が同じように思えても、世界は少しずつ変わっている。
一日として同じ日はない。今日という日は二度とない。
今日当たり前のように接したものや人でも、
明日には二度と逢えなくなるかもしれない。
その日その日の変化を、その日その日の出逢いをいとおしむ。
大切でない日などないと思えば、毎日は彩り豊かなものとなる。
日日是好日。

...

流石に「茶道やるぜ!」と考えるまでには至らなかったが(笑)、
劇場を後にし、騒がしい雑踏の中を歩きながら、
風の音や鳥の声など小さな音に耳をそばだてようと、
少し歩速を落として歩こうとしている自分に気付く。
毎度誰かの言葉の受け売りで何なのだが、この時
詩人チャールズ・レズニコフの言葉を思い出した。

「大事なのは速く歩きすぎないことだ。
 時速三キロ以下のペースを自分に強いて
 初めて、見たいものが全部見えるんだ。」

本作ととても似通ったものがあると感じないだろうか。
今の世の中は何もかもがあまりに早過ぎて、
そのペースについていこうと必死のあまり、
大事なものの横を早足で素通りして
しまっているのに気付かない時がある。
だから、
ペースを落とす。息を整える。静けさを聴く。
立ち止まって、小さなものに目を向ける。
それだけで、重苦しく思えた世界が
少しだけ広く優しい場所に見えてくる。

心をすうっと軽くしてくれるような素敵な映画。
もしも暗い気持ちでおられるなら、是非。

<2018.11.11鑑賞>
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余談:
樹木希林は本作で茶道の先生を
演じるまで、茶道は未経験だったとか。
えええええ……いや、茶道なんてサッパリ知らない僕が
言ってもアレだが、なんなんあの問答無用の説得力は。

今年9月に亡くなった彼女だが、
あと2作の未公開作が控えている。
彼女が企画した浅田美代子主演作『エリカ38』と、
ななんと初の海外映画出演となるドイツ映画
『Cherry Bloossoms & Demons』だ。
あと2作品、寂しいけれど、楽しみにしてます。

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浮遊きびなご

3.5普遍的なテーマが最後に効く

2018年11月11日
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正直お茶にもまったく興味ないし前半は大丈夫か、という感じだったのが、後半普遍的なテーマに移り変わって心は持っていかれた。
いろんな都合かと思っていた広いサイズの絵がないのも、つきあってる彼氏など省略して、一連の省略構成なんだと気づいたあたりからよかった。

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ONI

2.5樹木希林を見る映画

2018年11月11日
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期待を高くしすぎました。演出が好きでない。もっと素敵な作品になれただろうに、と思わざるを得ません。好みの問題ですが。

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空猫

4.5茶室と劇場が一体となる至福の時間

2018年11月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

茶室の中にゆっくりと流れる時のうつろい。しつらえやおもてなしという日本の美意識を感じることが出来るおだやかでしっとりとした空間と時間。この作品は観ている私達すら音を立てず、画面の中で起きる動きと音、あらわれる色やかたちなどに五感を研ぎ澄まさせることをじっくりと学ばせてくれる。こちらは、お茶の作法には、うとい門外漢。しかし、一つの世界を学ぶために必要な心構えが、その人の声や所作に表れることを擬似体験することが、どれだけ幸福な時間かに気付くことになる。どの世界でも慣れないうちは意識が先行し過ぎてぎこちなくなるのは当然ですが、その世界に没頭して無意識の先にあらわれる所作が自然と一体になる、自然体となった時の美しさに日本の侘びさびの一端が垣間見えるようでもあります。それらの発見によって日本人であることへの感謝の気持ちがじんわりと沸き起こるのが嬉しい。お茶を学び始めるところから、続けていきたいという24年間の心の動きを大仰な台詞ではなく、細やかな表情と所作で見事に演じてみせた黒木華さん。時を経て変化していく様がとても美しく、その声と言葉も本当に心地良く響いた。先ごろ亡くなられた樹木希林さんの気取りのない師匠像は弟子として学び続けたいと思わせるに充分な魅力に溢れ、今だ生き続けているのではないかと錯覚するほどのリアリティに心から感銘を受けた。この作品にとても心が惹きつけられるのは鑑賞する私達にも緊張と集中が求められ、最後に主人公の心とともに解放されて幸福な気持ちに包まれるからです。喧騒を離れ、ゆったりとした時と空間は映画館と一体となり自分を見つめる大切さを教えてくれる。これは本当に素晴らしい体験をするために劇場という大きな空間で見るべき映画だと感じます。

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ロンロン

5.0繊細かつ丁寧に

2018年11月10日
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大学生の典子と美智子がお茶の世界へと出会い、そこから歩む人生を丁寧に描いた作品

一つ一つの描写が丁寧に紡がれており、四季折々の風景や茶室で行われる所作、水の流れる音、茶器の音などが一つ一ついとおしくなるように繊細に丁寧に味わうようなそんな映画になっている

導入部の初めてお茶を習う二人の困惑する姿は、お茶に馴染みのあまりない観客たちの視点であり、劇中の台詞を借りるなら「変なお茶の世界」へと導いてくれる。
樹木希林演じるお茶の先生がとても素晴らしくて、柔らかくて暖かく優しい雰囲気が心地よい。

そこから紡がれていく、紀子の人生と四季折々のお茶の世界が繊細で丁寧な描写で描かれ、穏やかな気持ちにさせてくれる。

見終わったあと、日々の些細な風景やちょっとした時間、そんな何気ない日々をいとおしく、大切にしたくなるような気持ちにさせてくれる作品

黒木華の繊細で丁寧な演技がそれだけの月日を生きてきたように写し出され、樹木希林の柔らかくて暖かい雰囲気が味わい深く響くステキな作品

まあ、個人的には大好きな多部未華子と黒木華がスクリーンで見れただけでも大満足なわけだが笑

最後に樹木希林さんへの心よりのご冥福をお祈りして

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テツ

4.0時間の流れを楽しんで

2018年11月10日
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鑑賞方法:映画館

良いですね
こんな感じの映画も
移りゆく時間の流れに身を任せて
ただ、もう少し「お茶」の話をして欲しかったのは私だけでしょうか?

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シネパラ

4.0上手く行ってる時も、悲しみにくれてる時もそっと寄り添っていてくれた...

2018年11月9日
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鑑賞方法:映画館

上手く行ってる時も、悲しみにくれてる時もそっと寄り添っていてくれたり、方向を示してくれたり。
習い事ってそんな存在だよなー、そう頷きながら観た。
レディースデーの銀座、同じタイミングで泣いている気配に、女性同士愛おしい気持ちになった。

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パプリカ

3.0正直良さがわかりませんでした

2018年11月5日
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鑑賞方法:映画館

茶道に興味なくとも50も過ぎていれば作品の良さはわかるだろうと思っていましたが、残念ながら伝わってきませんでした。

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むっしゅ

4.0いい感じの日本映画

2018年11月5日
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日本人でなければつくれない作品。
日本の良さを伝承して行きたい。

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vvv

3.0奥深くないけど味わいのある映画

2018年11月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

物語はドラマチックではないけれど、それがリアルで共感が持てた。
茶道を通してみる日本の四季、和菓子、道具、掛け軸、花、着物等々、美しかった。
水音が印象的で意味深かった。
若い二人の主人公は、樹木希林の存在感には太刀打ちできず、それが先生と生徒の関係なのかもしれない!?
観終わった後は「ふ~ん」という感じだったけど、記憶の隅に残り続ける映画かな。

茶道の映画と言えば千利休が主人公で、彼の美意識と生き様が強調されるけど、それは現代の茶道とは違う、と感じてきた。
この映画は等身大で、これが「現代の日本の茶道」だと世界の人々に知って欲しいと思う。

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Jo

4.5タイトル通り

2018年11月4日
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まるで茶道のPRのようでもあるが 自分も含め この説明がないと 現代の日本人には伝わらない そこから 茶道の正に「道」の部分を感覚的に表現しようとしている。 「道」とは 日本文化そのものではないか みち どう タオ…神にさえ道が付く 道とは全てであり 源であり 時間とともにあり 今とここであり 花であり 鳥であり 風であり 月であり 森羅万象であり 喜びであり 哀しみであり 憎しみであり 怒りでもあり…道は全てを含み それは日日是好日である。
それは今ここに全てがある そんな事が映画から伝わってきた
樹木希林は勿論だが 黒木華の演技への迸る情熱も⭐
見終わって 少し背筋伸び 立ち居振舞い
という言葉を思った
もう一度見たい。フェリーニの「道」も

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UTA

4.5いい空気

2018年11月3日
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鑑賞方法:映画館

156本目。
観たいと言うよりか観ておかなければと思った作品。
3人でのシーンがね自然体でいい空気で心地良かった。
やっぱ影響力のある方なんだなと。
あとただ何となく思ったのは樹木さんが亡くなったのは関係なく、賞は取るのかなと。

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ひで

5.0日日是好日、素晴らしい言葉

2018年11月2日
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鑑賞方法:映画館

単純

知的

難しい

三月ウサギの庭園で催されていたお茶会を覚えていますか
ディズニー映画『不思議の国のアリス』のお茶会
あの場面で歌う歌が好きでそれで子供の頃から何でもない日が大切で好きな日になりました
誕生日や元旦やクリスマスなど特別な日もいいものですが
何でもない日がどれだけ大切で意味があるか
結局は毎日がとても愛おしく無駄な日などないのだな〜と
日本も外国も関係ない、晴れの日も雨の日も熱い灼熱や極寒の凍てつく日も楽しい日も辛い日も

続けることに意味があるのではなく続けられたことに感謝できる今がいい
「日日是好日」

追記

涙が出るほどに愛おしくなる作品
一度見た時に「よしよし俺はこの映画分かったぞ」と思ったけど録画されていたので二度目の鑑賞
かったるいかな〜と思いつつ見ていたらズンズン引き込まれて没頭してしまいました
典子の心が激しく忙しく動いて行く、庭にやって来る季節が心地いい
四季のある日本に産まれた幸せを感じます

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カルヴェロ

4.5樹木希林さんは凄い!

2018年11月1日
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主人公の小学生時代、親からフェデリコフェリー二監督の「道」と言う映画(私はこの映画が大好きです)に連れて行かれ「全然わからりませんでした。」からの始まり。彼女がふとした事で茶道と出逢い、お師匠さん(樹木希林)と出逢う。それからはお茶の道と人生の道を淡々と歩いていく主人公。わからなかった映画「道」の捉え方が変わり、心の中の茶道の位置が変わりながら、人生は淡々と過ぎて行く…。樹木希林の表情や所作を見ているだけで、私のほほをあついものが伝い、黒木華の変化に女性の人生を感じました。ストーリーには、大きなドラマも、大自然の壮大な描写もないのに、それ以上大きな人生と自然が感じられた、不思議に心が洗われる、清烈な映画でした。私は感動しました。泣きました。

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ケンちゃん

5.0日本文化って良いなあ〜〜

2018年11月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

原作は未読です。
なので映画だけの感想です。

平日午後に観に行ったので
おそらく茶道をされているのであろう雰囲気の方が多く
前半部分に出てくる「茶道あるある」的なエピソードに
楽しそうに笑っておられて
茶道なんかわかんない!と思ってる方でも
すんなりに話しに入っていけます。

特に大きな事件がある訳ではなく
黒木華が演じる一人の女性が
25年程の間に起きる出来事
失恋したり、就職試験に落ちたり
そんなことを経験しながら茶道を続けることで
より茶道を深く理解してゆく過程を丁寧に映像化しています。

そして四季折々の掛け軸や器の選び方
和菓子の美しさ、そして全てを統合する茶室の豊かさ。
茶道の精神とも言える一期一会の美しさと
何でもない日々が続くことの有り難さ〜〜
日本文化って良いなあ〜〜
と私は、涙が出ました。

星五つは、こんな素敵な映画を
作ってくれた全てのスタッフへの感謝の数です。

よく行く映画バーのマスターと話した時、
こんな映画こそ、
海外の映画祭に出せば良いのにと意見が一致しました。
これこそ、ザ、日本映画〜〜。

で、月に8回ほど映画館に通う中途半端な映画好きとしては

とにかく、映画の全てが上手い!!
先ほども書いた通り、入り易い笑える話から
だんだんと精神的な高みに内容が深くなってゆく過程が
無理がなくて、上手い!!

「瀧」と書かれた掛け軸から
飛沫がほとばしる瀑布を想像する
日本文化のイマジネーションの豊かさ!
唸らされました!

普段あまりパンフレットは買わない方ですが
この映画では、映画の中で使われた掛け軸や
器やお菓子がパンフレットで解説されているので
映画の余韻を楽しむ意味で買ってみても良いと思います。

一番目立っている3人はもちろんですが
黒木華の父親役の鶴見辰吾!
娘を思う父をさり気なく演じてして、ほんと、泣けました!

改めて、重厚な役からコミカルな役まで軽々とこなす
樹木希林さんがもういないことに涙、そして、合掌。

@もう一度観るなら?
「近いうちに映画館でもう一度観ます!」

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星のナターシャ

4.5心に沁みる美しい映画

2018年11月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

全編を通して、水の音、風の音、川の音や空気感による季節の移ろいと、お茶を愉しむ時の穏やかな心が表現されていました。それが何より心地よく、茶道を経験したことのない私でも、その心を感じることができたように思います。
またその心地よさの一端を担っていたのが樹木希林さんでした。希林さんはこの作品に限らずですが、“演じている”感じがまるでしない。いつも希林さんが演じているその人物が存在するのではないかと、本気で思ってしまう、唯一無二の不思議な方です。
日本の心を伝えていける映画だと思いました。また観たいです。

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TOMO

2.0物足りん

2018年10月31日
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きりんさんが亡くなってしまったので、
話題になってると思うが、ゆったりな時間が
静かに流れて行く映画で、私には、物足りなかった。

すごく期待していくと、残念な感じの映画である。
ハナちゃんの20歳ってのも無理があるし、
お作法がモノになっていく?時間の流れを
掛け軸や、風景で描写しているが、主人公が、
お茶に惹かれていく様をもう少し丁寧に描いて欲しかったし、茶道と人を描くなら、
もっと色々な着物姿も見せて欲しかった。

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はなも

3.5わびさび

2018年10月30日
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鑑賞方法:映画館

知的

いい意味でなんとも心地いいシーンがあり、眠くなってしまった。少しぷっと笑ってしまうシーンはあれど、みるよりも感じる映画というか感性を磨ける映画です。

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すー