「自己満足」日日是好日 カメレオンさんの映画レビュー(感想・評価)
自己満足
作者の自己満足という風に感じてしまった。
自分が本当に何をしたいのか分からない、自分だけ前に進めない感じがする。そんな人生だけどお茶のお稽古で変わってゆく。そんな話。
観る年代によって感じ方は違うのだろうけれど、典子と美智子、2人ともものすごく普通で、そこら辺にいる若い女の子といった感じ。一緒じゃないとお稽古嫌だ、とか2人で目を見合わせて笑う感じとか。
その後歩む人生も、特に周りと違うことは訪れない。悩みも、何もかもが言ったら悪いけど普通。
他のお茶に通う生徒たちも皆同じ。特に着物を着てたくさん集まっているシーンなんかは皆同じでちょっと異様。
日本文化を、お茶を美化しすぎていないだろうか。いや、主人公がお茶という世界に入ってゆく自分に酔っていないだろうか。
そんな生徒たちの中で、お茶の先生の樹木希林だけ違う雰囲気で違う世界に生きている感じがした。
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