カメラを止めるな!のレビュー・感想・評価
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邦画嫌いもこれは観るべき
舐めてた。
僕は普段邦画を観ない。黒澤明や是枝裕和、濱口竜介など、海外でも名の知れた名監督ならいかん。どう見てもB級映画のポスターに大した金もかけてないはずなのにゾンビ映画をやるなんて、絶対糞映画だと思っていたから舐めていた。
もちろん海外で評価され、リメイクまで作られているのは知っていたが、それは海外の物好きが、余りにも日本映画が面白くなくて逆に面白いと天邪鬼に考えたのだろうと思っていた。
でも、傑作だった。
めっちゃ面白かった。ワンカットでホラーを撮るって言う無茶な企画を最初観た時目が離せなかった。妙な間も演出だと断定して感動した。(多分本当の演出)兎に角胸が熱くなる映画だった。
邦画は適当で面白くないものと思っていたし、実際その通りだが、それをここまで笑いに換えて、逆説的に傑作を産む脚本に感動した。
めちゃくちゃ面白かった。
舞台裏の人間の個性の強さ。偶然の必然で起こる強烈なカタルシス。それらがワンカットゾンビ映画を傑作たらしめていた。これをフィクションとして予定調和で取る技術に脱帽だ。しかも本当にワンカットで撮ってるんだからイカれてる。
傑作です。邦画嫌いもこれは観た方がいい。
やっぱり面白い!
劇場公開当時、映画館にて鑑賞しました。その後、ブルーレイを購入していたのですが、久しぶりに鑑賞しました。
自分が初めて劇場で見たとき、既に複数回見ているであろうお客さんが最初のゾンビドラマ部分でクスクス笑っている人がいました。何を笑っているんだろうと思ったわけですが、その後の展開で納得したことを覚えています。初見の時も、最後のネタバレパートはついつい声を出して笑ってしまった記憶があります。
きれいに3パートに分かれていて、2パート目は3パート目のために各キャラの設定を分からせないといけないわけですが、改めて見ると短い時間でしっかりと分かるように作られていてすごいな、と思いました。
ただただ単純に面白いです。今後も時々見返したいです。
思ったより面白かったよ!
生放送のホラーって…
劇場と金曜ロードショーで
映画愛!!
笑わせてもらったぁ、やっぱりよくできたコメディだよ
以前テレビで観たのだけど映画館で上映しているのを知って急遽見に行きました(テレビはどうせカットしてたんだろうし、しかもちゃんと観てなかったし。フランスのリメイク版を観る前に観ておこうと思って)。
これ、どこがホラーなの?100%コメディでしょ。前半のゾンビ映画(スプラッター的)もバカバカしくて(これ褒め言葉)大いに笑わせてもらった。後半では、むきになればなるほど滑稽になる髭面の監督やゾンビを蹴散らかすスーパーヒーローみたいな中年女性の正体がわかり、ああそういうことだったのかと感心しつつ、また爆笑。チープな感じもいいよね。面白かった。
フランス版はどうなってるのかな。楽しみです(評判今一みたいだけど)。
ホラー映画じゃなくコメディー映画
熱過ぎる映画愛が心を捉えて離さない
映画って良いな。観終わって率直にそう思った。2018年に観た邦画のなかで一番面白かった。間違いなく、2018年の邦画の代表作になるだろう。
本作の舞台は人気のない廃墟のゾンビ映画の撮影現場。撮影中に本物のゾンビが現れ、撮影現場は大混乱となり、撮影スタッフたちは、一人また一人とゾンビ化するが、それでも監督はカメラを回し続ける・・・。本作は、序盤、中盤、終盤で構成され、ストーリー進行方法が最大の売りになっている。作品全体のあらすじ説明は、作品の売りを暴露することになるので、今回は序盤のあらすじだけに留める。
序盤の40分弱のワンカットシーンは、手持ちカメラを使った、粗削りであるが野性味溢れるカメラワークが斬新だが、画面が絶えず揺れる。序盤だけで、気分が悪くなって退席する観客がいてもおかしくない。本作は序盤を観客への試練の場にしている。この試練を乗り超えてこいという上田監督の声が聞こえそうだった。観客に寄り添った作品が多いなかで、本作の序盤は真逆であり、観客に媚びない姿勢は、上田監督の本作への確固たる自信の表れだと感じた。
また、序盤は、斬新なストーリー展開ではなく既視感があったが、観客に試練だと思わせておいて、実は、緻密に、巧妙に、中盤、終盤に向けての布石が打たれているので、画面の揺れという上田監督の陽動作戦に惑わされることなく、しっかり見極めて欲しい。
中盤、終盤と話が進むにつれて、物語は夫婦愛、親子愛を描いた人間ドラマの様相を呈してくると同時に熱気を帯びてくる。映画の作り手達の熱過ぎる映画愛が画面から溢れ出し、我々観客の心を捉えて離さなくなる。一気に面白さMAXに昇華していく。
本作は、監督、俳優は無名であり、ビッグなスポンサーもいない、マイナーな作品であるが、大ヒットしてロングランを続けている。何故か。理由は簡単である。面白いからである。映画の魅力を堪能できるからである。
面白くない…
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