カメラを止めるな!のレビュー・感想・評価
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やっぱり面白い!
劇場公開当時、映画館にて鑑賞しました。その後、ブルーレイを購入していたのですが、久しぶりに鑑賞しました。 自分が初めて劇場で見たとき、既に複数回見ているであろうお客さんが最初のゾンビドラマ部分でクスクス笑っている人がいました。何を笑っているんだろうと思ったわけですが、その後の展開で納得したことを覚えています。初見の時も、最後のネタバレパートはついつい声を出して笑ってしまった記憶があります。 きれいに3パートに分かれていて、2パート目は3パート目のために各キャラの設定を分からせないといけないわけですが、改めて見ると短い時間でしっかりと分かるように作られていてすごいな、と思いました。 ただただ単純に面白いです。今後も時々見返したいです。
思ったより面白かったよ!
ゾンビの映画と思っていたので、あまり観る気になれず今まで放置。リメイク版のフランスの映画を観るにあたり、鑑賞。 生放送のTVドラマを制作するにあたってのドタバタ劇が面白い。監督本人とたまたま見学に来ていた奥さんが出演することになったり、奥さんが趣味で観ていたテレビの護身術がとても活かされていたり。 後半の娘も加わっての家族の連携のドタバタがとても愉快で、想定外の面白さだった。
生放送のホラーって…
色々なファクターが重なりあった、集大成の撮影現場の話 監督さんは大変なんだな〰️と感じる反面、ホラー感は個人的にあまり感じられず、映画を作るにはかなりの時間、マンパワー、経費がかかルンだ〰️と勉強になりました 主役の女優は演技上手かったと思いますが…
劇場と金曜ロードショーで
公開中に劇場と、金曜ロードショーでも観て、録画してあるのでも観直してみた。 どうかな?って思ったけど、やっぱり面白かった。 最初のほうが単なるB級映画っぽくて、だんだん盛り上がっていくことで飽きさせない。 それぞれのキャラがきちんと活きてるし、一流の俳優じゃないからこそ、カッコつけすぎてなくて結果よかったって作品。
映画愛!!
沢山の方がレビューを書いてるので簡単に〜〜 とにかく面白いから黙って観とけ!! フランス版が公開されてるので 場所によってもしも映画館で上映されていれば できれば映画館で、周りの人達の反応込みで 観るほうが絶対楽しいね。 リアルタイムで映画館で観てますが、 その後、テレビ放映された時の スケールダウン感が半端なかったなぁ〜〜 正直、この映画、ゾンビ映画でもホラーでも無い 一種の目標達成映画かなぁ。 一つの作品を創り上げる為の人々の努力と熱量! そこを感じて下さいな!
笑わせてもらったぁ、やっぱりよくできたコメディだよ
以前テレビで観たのだけど映画館で上映しているのを知って急遽見に行きました(テレビはどうせカットしてたんだろうし、しかもちゃんと観てなかったし。フランスのリメイク版を観る前に観ておこうと思って)。 これ、どこがホラーなの?100%コメディでしょ。前半のゾンビ映画(スプラッター的)もバカバカしくて(これ褒め言葉)大いに笑わせてもらった。後半では、むきになればなるほど滑稽になる髭面の監督やゾンビを蹴散らかすスーパーヒーローみたいな中年女性の正体がわかり、ああそういうことだったのかと感心しつつ、また爆笑。チープな感じもいいよね。面白かった。 フランス版はどうなってるのかな。楽しみです(評判今一みたいだけど)。
ホラー映画じゃなくコメディー映画
スティーヴン・キングが、この映画を褒めたって聞いて、前に観たのですが、 フランスによるリメイクを観る前に、復習のため2回目の観賞。 イライラするアホなノリ、ルックス…(正直に書きました、ごめんなさい) 下手すぎる演技、学芸会レベル… 終わるまで観てるの苦痛でした(苦笑) 金を取ったらダメなレベルだと思う(苦笑) エドガー・ライトも、この映画を褒めたらしいけど、 キングやエドガーが褒めたのは、 ワンカットや2部制の構成の事かな? 個人的には、そこだけ。 これから観る方には、 この映画はホラー映画じゃなく、ゾンビ映画を撮る人達のコメディー映画だと、お伝えしたいです。
伏線がマイナス100点なので回収60点でもまだマイナス
伏線が気分を害するくらいほんとつまらない。 回収を観終わったら害した気分が晴れて面白かったような気がしたけど、冷静に考えるとゲロを食べたあとに水を呑んだら美味かったって事なんじゃないかと思う。
話題作。そんなに?
新しい形だなぁって感じやけど、前評判よりはうーんって感じ。前半退屈すぎて後半取り戻せてない。おすすめは別にしないかなぁ。 ストーリー 80点 配役 90点 音楽・映像 95点 全体 85点
熱過ぎる映画愛が心を捉えて離さない
映画って良いな。観終わって率直にそう思った。2018年に観た邦画のなかで一番面白かった。間違いなく、2018年の邦画の代表作になるだろう。 本作の舞台は人気のない廃墟のゾンビ映画の撮影現場。撮影中に本物のゾンビが現れ、撮影現場は大混乱となり、撮影スタッフたちは、一人また一人とゾンビ化するが、それでも監督はカメラを回し続ける・・・。本作は、序盤、中盤、終盤で構成され、ストーリー進行方法が最大の売りになっている。作品全体のあらすじ説明は、作品の売りを暴露することになるので、今回は序盤のあらすじだけに留める。 序盤の40分弱のワンカットシーンは、手持ちカメラを使った、粗削りであるが野性味溢れるカメラワークが斬新だが、画面が絶えず揺れる。序盤だけで、気分が悪くなって退席する観客がいてもおかしくない。本作は序盤を観客への試練の場にしている。この試練を乗り超えてこいという上田監督の声が聞こえそうだった。観客に寄り添った作品が多いなかで、本作の序盤は真逆であり、観客に媚びない姿勢は、上田監督の本作への確固たる自信の表れだと感じた。 また、序盤は、斬新なストーリー展開ではなく既視感があったが、観客に試練だと思わせておいて、実は、緻密に、巧妙に、中盤、終盤に向けての布石が打たれているので、画面の揺れという上田監督の陽動作戦に惑わされることなく、しっかり見極めて欲しい。 中盤、終盤と話が進むにつれて、物語は夫婦愛、親子愛を描いた人間ドラマの様相を呈してくると同時に熱気を帯びてくる。映画の作り手達の熱過ぎる映画愛が画面から溢れ出し、我々観客の心を捉えて離さなくなる。一気に面白さMAXに昇華していく。 本作は、監督、俳優は無名であり、ビッグなスポンサーもいない、マイナーな作品であるが、大ヒットしてロングランを続けている。何故か。理由は簡単である。面白いからである。映画の魅力を堪能できるからである。
面白くない…
「最後の伏線回収がすごい」と言う評価が多かったのでつまらないものの最後まで鑑賞しました。伏線回収といえるかもわからないくらいのクオリティ。ミステリー系などが好きな人にはすぐにわかるようなつまらなさ。なぜこの映画が話題になったのかわかりません。個人的には別の映画を見ることをおすすめします。
3重構造の種明かしで爆笑に包まれる劇場
残念ながら、私にはこの映画の魔法は効果なかったようです。 事実として、書いておきますが、上映中はこらえきれずにもれ出す「笑い」に包まれ、そのほとんどは女性だったようです。間違いなく、彼女たちのハートに届いた笑いは、計算されたもので、作り手の映画作りに対する愛情が生んだものです。そして、163席の劇場は最終回まで満席。たまたま私の隣に座っていた若い女性たちは映画の「謎解き」が始まる前に席を立ち、「笑い」を見ることなく帰ってしまいました。 この現象は、異常なほどのレビューの好評価と、有名な俳優が一切起用されていないことにより演出された「飢餓感」が生み出したものです。 例えば、ジャニーズの○○とか、ガッキーとか、とにかく旬な人を起用して、製作されていたとしたら、当然タレントのバリューに引き寄せられた人すらも劇場に運ぶでしょうから、これほどのレビューの偏りはなかったはずです。 映画の出来栄えに見合った、正当な評価が得られたことでしょう。 つまり、今回熱心に足を運んだ観客がその垣根の内側に入ってしまったことで、「全員共犯」という奇妙な現象が起きたために映画がヒットしたわけで、仮に、同じキャスト、同じ座組で、続編に挑んだとしても、ビックリするほど平凡な評価しか得られないはずです。 ネタバレにならない範囲で説明します。 かつてプロレスは純粋な格闘技としてその勝敗も含め人々の大きな関心だった時代がありました。猪木と馬場が戦ったらどっちが勝つか?なんて、真剣に討論したものです。そのリング上で、見えてはいけないものが見えるときがたまにあります。解りやすい例として、相手の技を自分から当たりに行ってるように見えたり、流血用の仕掛けの小道具がテレビ画面に映ってしまったりしたことです。当時、当たり前のように生放送でお茶の間に届けられ、録画もできなかった時代、トリックがあっても検証の仕様が無かったのです。 で、そのほころびが見えた時ファンは、あくまでも真剣に「強さ」を追求しているレスラーの人間臭い失敗を発見しては狂喜し、小馬鹿にしながらでも試合の行方を見守ったものでした。もちろん、勝敗は決まっていない前提です。勝敗が決まっている勝負など、誰も興味ありませんから。安くない入場料を払い、ひいきのレスラーを真剣に応援したものです。 いまは、その劇場の外にいる私は、プロレスが面白いと思わないし、必殺技がさく裂した瞬間に喜びを爆発させる観衆の熱狂すらも理解できなくなっています。「外側」に出てしまったからです。 この映画は、3重構造になっています。まず長回しのゾンビ映画を撮影しているうちに、クルーがゾンビ化していきその撮影が破たんしてしまうドキュメント部分。これは一発撮りで、一応エンディングまで編集が入っていないのでこの部分だけでも映画として完結していることはしています。 次に、その映画の準備段階を収めた、メイキングパート。ここでは、登場人物たちの背景が描かれ、例えば監督の家族構成などが分かるドラマになっています。そして、準備が進行していくうちにいろんな問題が発生していき、「撮影は中止だろう」という状況のトラブルを抱えたまま、撮影が始まります。 最後は、始まってしまった撮影の裏側も含めた「ネタバラシ」が、一発撮りと同時に進行していき、最初に見せられていたゾンビ映画の矛盾点を熱心に探した人ほど、「やっぱりね」という、こらえきれない笑いを感じてしまいます。すべて計算のもと、巧妙に「ミス」を見せられていたのです。たとえば「あのわざとらしい説明セリフにはこんな理由があったのね」「あはは、おかしい」「だから、あの時繰り返したのか」「仕方ないよね」というような共感を呼び、その時観客は輪の中に入ってしまいます。 絶対騙されないぞ。この異常に評価の高いゾンビ映画の、決定的にダメな部分は見破ってやるからな。なんて思って見ている人は、確実にこの「仕掛け」にはまることになります。そういう意味では、見たことのない、前代未聞の映画であり、ある意味では画期的と言えるでしょう。 私のように、ニュートラルな視点を意識して、時間分、楽しもうなんて考えて見ている人間には、残念ながらこの魔法は効かないようです。 最後に、ジャンルとしてのゾンビ映画は、新人監督の登竜門のようなものだと思いますが、そもそも私はたった今まで人間だったゾンビを、生き残るためとは言え、殺していい理屈が理解できません。ゾンビが人間に戻ることが絶対にないと言い切れるのでしょうか。ゾンビに人権は認められないのでしょうか。ゆえにゾンビ映画は、基本的には見たいと思いません。この映画は、ゾンビ映画ではありませんが、低予算で、作り手の工夫でいくらでも面白くできるという意味での解釈は、立派にゾンビ映画と言えるでしょう。 2018.8.16
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