カメラを止めるな!のレビュー・感想・評価
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ゾンビという「テーマ」
ゾンビって、死んでも「生きてる」という執着心の塊であり、それがこの作品全体に通底している。
冒頭のワンカットにそれが集約されて、何があっても諦めずに撮影を開始してアドリブで乗り越え「カメラは止めない!」。
後半のネタバレが面白いのだが、割とスマートに、絵だけ、次のカットだけで説明台詞も少なめで進行していくのは結構好き。
演者としては、監督の奥さんが後半全て掻っ攫う感じで、キレイな飛び蹴りとか面白かったのだが、他のキャラが活きてないのは残念。
よく出来た面白い映画でした。
昔のクドカンのドラマや、ガイリッチーの映画の様な後味を、無名な役者陣と低予算で作ったのは立派でしょう。
このキャストでしか出す事が出来ない良さ
この作品は、生放送ワンカット30分のゾンビ映画作成を頼まれた映画監督が多数のトラブルを抱えながらも撮影に挑む姿が描かれている。
冒頭30分は全く知名度のないキャスト、何とも言えない演技、意味不明なカメラワーク…etc
よくあるB級映画という感じで鑑賞者は退屈に感じてしまうかもしれない。
しかし、この30分の退屈はこの作品に
必須なスパイスであり、このワンカット無くしてこの作品は成り立たなくなってしまう。
この作品を「ミーハーのせいで評判が良くなっているだけの駄作」と言うレビューをよく見かけるが自分はそれは違うと思う。
私はこの作品は唯一無二で何処も真似できない作品だと思っている。
もし、この作品のヒロインが広瀬すずのような有名女優で監督役も大御所の俳優だったら…この作品はこんなにもヒットしていただろうか。
この方が確実にミーハーは盛り上がるだろう。
しかし、作品自体としてはどうだろうか。
自分はこの冒頭部分の良さ、全てが潰れてしまうと思う。
キャストの方には失礼だが、この作品は全く知名度のないキャストだからこそ冒頭を作品そのものだと信じ込ませる力があり、あえて下手に演じている事を鑑賞者に気づかせないという効果がある。
そのため、この作品のどんでん返しが話題性を持ったのではないかと思う。
これは、ハリウッド映画などでは見せる事のできない見せ方であり、無名という短所を最大に活かした賞賛されるべき作品であると思う。
私は邦画はあまり好きではなく洋画ばかり見ているので、邦画ファン、映画好きの皆さんと違った考え方で少数派なのかもしれないが、邦画では1番好きな作品になった。
これは、多くの人に見てもらいたい作品。
何も残らない。
話題の映画なので、期待して見ました。
予備知識としては、最初の40分はワンカットで撮影した、ということのみ。
なるほど、熱い演技でたたみかける映像の連続ですが、ともかくチープ感が先行して、文化祭のフィルムを見せられてる感覚から抜け出せません。
後半は、せっせと伏線回収に励みますが、意表をつくアイディアはなく、第2のカメラで捉えた映像そのものに舞台裏感、アドリブ感が乏しく、わざとらしさのみ感じてしまいました。
「表現というものは賛否あって当然」という言葉で制作側が思考停止されては邦画の将来に関わります。
もし、この作品が賞に該当するとしたら、「低予算努力賞」あたりがふさわしいかと思います。
唯一の救いは、これを劇場で観なくて良かった、という点に尽きます。
2回目観ると面白いかも
社会現象にもなったこの映画。地上波来るの早かったですね~(・∀・)
冒頭ノーカット40分は、はっきり言ってつまんないんですけど
その後からが面白いです!
伏線回収・・と言うか、あの冒頭の違和感はこういう事だったのね!
・・みたいなのが、いっぱい\(^o^)/
それに映画作りの大変さや裏側が見れたり、普通なら
DVDの付属特典映像で見れるものが本編で全部見れちゃう斬新さw
随所に笑いも取り入れて、低予算ならではの、ストーリーを駆使した作品で良かったですよ。
ここまで話題になるのは意外でしたけど・・w
同じような映画で【サマータイムマシーン・ブルース】もかなり
伏線回収が面白い映画だったのに、話題にならなかった。。
無名ばかりの俳優で低予算だから話題になった?
世の中何が話題になるのか分からないもんですね~~。
そうか?
なーるほど
面白かったぞ
面白くなさすぎてびっくりした
騒ぐほどでもない作品
大騒ぎするほどでも…
劇場公開時に世間が大騒ぎしてた時には見に行かなかったので地上波で放送されたので鑑賞しました。
日本アカデミー賞最優秀編集賞受賞作品。
日本アカデミー賞とかどうでもいいけど世間の評価が大きかったのでどういう作品かと思って楽しみにしてましたが実際見終わった後にそれほどの作品ではないなというのが個人的な感想。
二部構成で作られて後半ネタバレ的な手法もこれもありがちな展開で新しさも感じられなかった。
たしかにみてる間は笑ったりなるほどと感じるところもありました。
でも何度もみたいと思わせる様な映画でも無い。
今でも僕の中でベストの部類に入る映画で『スティング』があります。あの映画は何度でもみたくなる。あのラストの爽快さと感動に比べればやっぱり残らないなぁ…。
賛否両論あるが...
文章で批評したことないが、先日地上波で放送されたのをもう一度鑑賞した後に様々なレビューを拝見して、言いたいことがある。
まず前半がいらないとか言っている方がいるが、逆に起承転結の結だけ見せて上映終了だったら怒るよ笑
次に日本人の観客のレベルが低いとか謎の外国人の観客のレベル高い前提での批判がある。実際私も傑作とまではいかない。私はポスターを最初見たとき、「これは観ることないな」と思った。しかし、公開からしばらくしてなぜか評価が高い。正直これはサクラとしか思えなかったが、興味も出てきてしまい観ることを決意。今思えば、これほど観る前に不安や楽しみといったいろんな感情が出た映画は久々だと思う。しかし、そんな感情を全て吹き飛ばすような最後の種明かしに、「なんだこれ...いや普通にこの話はちゃんと映画として完結できてるし、裏切られた」と思った。そしていつしか観客の口コミによりメディアが多数取り上げるまでへとなった。私はここが賛否を生んだ節目だと思う。この映画の醍醐味って私が思うに、安いゾンビ映画という第一印象を見事に裏切るということだと思う。しかし、メディアが面白いと広めたことで当然期待値を上げてしまい、まるで知名度のある俳優が出ているちゃんとしたハリウッド映画を観に行く気分のまま観た方々が、批判的な評価を残すという結果になったのだろう。
逆を考えれば、知名度のある監督と演者に、“最後まで何が起こるか分からない”といった売り文句と共に宣伝をしてこの内容だったら歴史的駄作だっただろう。
結論はB級映画での傑作と言うことが正しいのだろうか。
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