カメラを止めるな!のレビュー・感想・評価
全1188件中、641~660件目を表示
期待を裏切られない
バブル崩壊後の日本
映画監督日暮のキャッチコピーである「早い・安い・質もそこそこ」は、バブル崩壊後からデフレ、今に至るまで日本人が商品やサービスに求めた続けたことです。だけど気がついてみたら、デフレは商品やサービスだけではなく人にも適用されてしまいました。自営業もサラリーマンも多くの人がデフレ化されました。私は、まるで買い叩かれたモノの様に扱われている。虚しい。悔しい。辛い。
日暮は、人生虚しいと感じているけれど、とりあえず周りに合わせて愛想良く振る舞います。嫌な仕事も引き受けます。いい人です。そんな日暮は、昨今の日本人の象徴の様に感じました。だからこそ、こんなにも皆の共感を生むし、大ヒットしたのだと思います。
第二幕、日暮は逆襲に出ます。日暮は安く買い叩かれる様な男ではありませんでした。俳優やスタッフをまとめて危機を脱します。そう、第二幕に感動するのは、日暮を自分自身に重ねて観ているからなんですよね。目が生き生きとしてやる気がみなぎってきた日暮は、第二幕の人生を生きている私。私はいつのまにかスクリーンを通して、自分自身に声援を送っていることに気がつきました。この作品は、全てのうだつの上がらない日本人への声援なのでしょう。
この作品に出逢えたこと
面白い面白くない以前にこの作品が観られたことにまず感謝します。
こんな低予算であれほどの作品が完成して、正直すごい嬉しいです。
作品に関しましては、素直に面白かったです。
このまま2館の劇場だけしか公開されていなかったら、口コミが広まらなかったら、きっと売れなかった映画としてDVD化はされずに埋もれてしまっていたと思います。
予備知識なしで観に行って大正解でした。
口コミで広がって大人気なことしか知らなかった。
何がそんなに多くの人の興味を引くのかとても気になり、8/30に鑑賞しました。
本編が終わり、エンドロール
急に目頭が熱くなりました。
いくら低予算とは言え、この映画に携わってる人は本気で作っている。これを再確認した上でもう一回鑑賞したいと思いました。
眠いので文章おかしいと思うけど、僕が言いたいこと伝われ〜
キャスト&スタッフ全員に伝われ〜
シンプルな面白さ
ジャパニーズドリームな映画
爆笑する隣の人にドン引き。
最初っから血みどろでこれがずっと続くのならどうしようかと思うほど。後半いわゆるどんでん返し?オチ?まだ最後に他のオチがあるのかと思ったくらい想定内というか意外性も驚きもない。使い古された感が半端ない。
おまけに全く面白くない。クスリとも笑えない、うんちゲロレベルのギャグ。館内が笑いに包まれることもなし。でも隣の女性はお腹を抱えて声を噛み殺す様にずっと笑っていて、ドン引き。当初腹痛で具合が悪いのかと思い覗き込んだくらい。笑いのツボはいろいろですね。
どういった人が観ればこれほど評価が高いのか全くわかりません。
話題作だからってミーハーな気持ちで行くとガッカリすると思います。
世界に通用する感じ
メジャーでは出せない面白さかも
あまりの評判に半信半疑で劇場へ行ったが、面白かった!
評判通り、超低予算映画の手本のような作品だ。
ただ、
TOHOシネマズさん、TCXでの上映はやり過ぎでしょう。
前半の手持ちカメラの揺れ具合は、巨大スクリーンでは辛いものがあった。
無名の役者達の演技は素人級だし、映像は粗っぽい。
しかし、後半の種明かしシークェンスにそれが効いてくる。
先ずはこのアイディアがいいのだが、だからこそ原作盗用問題が噴出するのも分かる気がする。
アイディア勝負の映画がここまで成功すれば、「俺のアイディアだ!」と、言いたくはなるでしょう。
しかし、どこまで元ネタ舞台に近いのかは知らないが、恐らく細部には映画のオリジナルアイディアが散りばめられているのだろうと思う。
なにしろ、これをそのまま舞台劇に置き換える想像がつかない。
映画だから面白いような作りになっていると思う。
オープニングのワンカット劇中映画だが、これを本当にワンカットで撮っているのがすごい。
舞台は、一幕がいわゆるワンカットで、それはどんな演劇も同じ。
しかし、映画でのワンカット長回しには、緻密な計算と入念な準備が必要な上、撮る側はかなり大変だ。
それが種明かし編で描かれているのだが。
この劇中映画が粗くて妙に長いため、観ていて少々辛くはあるが、これがなくて撮影裏事情だけにしてしまうと、「ラジオの時間」的になってしまい、あの名作には遠くおよびもしない駄作になったと思う。
あそこで「なんだ?」と思ったことが、周到に種明かしされるから、面白いのだ。
その仕掛けが、いちいちチープだが凝っている。
脚本がしっかり書かれていて、更に偶然をうまく料理したのかなぁ…と思う。
例えば、カメラが転んだところなどは、本当に転んだことを後付けで活かしたのではないだろうか。
これも脚本にあったのなら、尚すごいが。
エンドロールのバックが、本当のメイキングなら、これも同時に撮影してたと思うと更に驚きだ。
二重に暴露するアイディアは新しい。
うーむ
声出して笑った。
見たかったのでやっと。
最初のカメラワークが1テイクでやっているだけに、酔いそうな画面の時もあり、ゾンビではなくそっちで気持ち悪くなりそうになった。
ゾンビ映画を撮っているというシーン、のシーンというインセプションのような重層の仕掛けと、内田けんじ監督「運命じゃないひと」的な後半に伏線回収がうまくちりばめられている作品。
前半でなんか不自然な動き・発言・カメラワークはそういうことか!と感心する。
面白い、のもわかるけど
偶然か必然か?
前評判からちょっと敬遠していた作品。天邪鬼なんでどうもブームのようになってしまうと見る気にもならず。友人が鑑賞するのでまー話のネタにでもと鑑賞。結果良い意味で見事に裏切られた。前半ワンカットの30分はやばいわー!やっぱ予算ないからこの程度かよ!といらいら半分、落胆半分で見ていたが後半で一気に挽回、気づいたらTシャツ販売の日程をネット検索している自分がいました笑笑。この映画の素晴らしいところは低予算での撮影を売りにして全半30分をイライラ不安にさせ、後半一気にたたみかけるようにネタバレと心地よい笑いと、ほのぼのした感動を提供してくれる所。二部構成の前半でイライラ不安になった人ほど、後半の展開で楽しませてもらえたのではないでしょうか?良い意味でホントに裏切られた。俳優さんもあまり見た事がない方ばかりなので誰が本編の中心人物かわからないのも良い!全てに渡り気持ちよく騙された感じです。本編上映まえからの低予算と云う騙しと、無名の俳優さんだからこその面白みがうまく噛み合い、今まで見たことの無いような映画に仕上がったのだと思います。今リアルにTシャツほしいです。三谷さんの王様のレストラン何故か思いだして何か非常に懐かしい感じもしました。心地良い1時間半ありがとうございました。多分また見ます!!
カメラを止めるな!
もうブレア・ウィッチは怖くない(笑)
予告編は見ない方が良いとか、ネタバレ厳禁的な口コミが広がっているが、作品の構成を知っていても十分に楽しめると私は思う。むしろ、予告編でその点を公表しているので、作り手側もネタバレ厳禁の風潮を意外に思っているのではないだろうか?
とは言え、作品構成の特殊さが魅力的であるのは事実。37分間のゾンビ映画に隠された真実とは…。
どんな映画もそうだが、観客はカメラに映ったシーンだけを作品として観る。特にこれはワンテイクの作品なので、カメラに映っていない部分は周囲の音や登場人物の表情などから想像せざるを得ない。この演出に妙に恐怖感を煽られる。
だが、私たちの想像は合っていたのか?あの場面で彼が、彼女が何故そんな行動を取ったのか?カメラに映っていなかった場面が明らかになっていく後半が実にユニークで愉快で痛快。“何じゃこりゃぁぁぁ!?"感が次第にクセになっていく。単なる実験映画と評するのは些か失礼で、むしろ映画を観る側の気持ちを逆手に取った快作であると同時に作り手たちの映画作りの楽しさに満ち溢れた作品と言える。
しかし、まさかゾンビ映画を観ながら「アメリカの夜」を思い出すことになろうとは、これが一番のサプライズ。この作品を見た後なら「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」も爆笑しながら観れるかもしれない(笑)
前評判高すぎ
全1188件中、641~660件目を表示