劇場公開日 2018年6月23日

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「満杯の劇場でこの映画を観られる奇跡」カメラを止めるな! カミツレさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0満杯の劇場でこの映画を観られる奇跡

2018年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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カミツレ
カミツレさんのコメント
2018年12月23日

naga1548さん、コメントありがとうございます。

観ると勇気が湧いてくる作品ですよね。
その“アツさ”を『ロッキー』に喩えておられる方もいました。

カミツレ
naga1548さんのコメント
2018年12月22日

素晴らしいレビューですね。全面的に賛同します。一つ付け加えるとすればこの映画は映画製作者だけではなく、理想を持っていながらも現実の厳しさに押しつぶされてほぞを噛んだことがある世界中の人々に向けられていることだと思います。

naga1548
カミツレさんのコメント
2018年8月26日

コミピコさん、マイページを更新されていましたね。
「心情変化」について伝わらなかったのは残念ですが、
コミピコさんがご自身の好みを明確に表明されたこと、うれしく思います。
恥ずかしながら、井口昇監督の作品は観たことがなかったので、今度観てみようと思います。

カミツレ
カミツレさんのコメント
2018年8月25日

「その心情変化」というのは、「作り手たちが制作の過程を通じて変化(成長)することや、心情が動くこと」というような意味でしょうか。であれば、『カメラを止めるな!』には、そのような場面がたくさんありますよ。
まず、一番分かりやすいのが監督の日暮でしょう。『ONE CUT OF THE DEAD』の制作に入る前の、再現VTRの撮影現場での適当っぷりが本編と対比されており、本作の中でも最も明確に変化が描かれています。
終盤、ラストカットのカメラワークをめぐって、プロデューサーの古沢が「そこまで見てないですって」と言うのに対して、「見てんでしょうが!」と思わず本心をぶちまける場面は最高にアツくて感動的です。
また、日暮家の晴美と真央は、撮影が進むにつれて徐々に本性を現し(良い意味で)暴走していきますし、主演の松本逢花と神谷和明の2人も、現場での周りの熱気にあてられ、最後には無心になってお芝居を続ける姿が印象的です。
あと、特筆すべきはラストの人間ピラミッドでしょう。酔っぱらいの細田も、胃腸の弱い山越も(特にこの細田と山越は前半部分で番組に危機をもたらした2人です)、気の弱い山ノ内も、意識の高い神谷も、おてんばカメラ助手の松浦も、全員が一丸となってラストカットの映像を作り上げていることが、セリフではなく画面として伝わってくるのが本当に素晴らしいと思います。

コミピコさんはこの作品に対して批判的なようですが、では、どのような作品や監督、俳優が好きなのか教えていただけませんか。
マイページを拝見させていただきましたが、何も書いておられないので、コミピコさんがどのような立場から意見をおっしゃっているのかが見えてきません。
他の方のレビューに対しても、結構突っ込んだ内容のコメントをされているようですが、ご自身の立場を明らかにしないまま意見を述べるのはフェアじゃないと思いますよ。

カミツレ
カミツレさんのコメント
2018年8月25日

コミピコさん、コメントありがとうございます。
まずは『ラヂオの時間』に対する私の考えをもう少し詳しく述べますね。

コミピコさんは「ラジオの時間は最初仕事をそつなくこなそうとしているスタッフが原作者の想いに呼応しどうにか応えようと奮闘していく物語」だとおっしゃっていますが、私はそうは思いません。
スタッフが原作者の想いに応えようと行動するのは、せいぜいクライマックスの「ドナルドが地球に帰還する件り」ぐらいのものです。
そこでも、スタッフ・キャストたちは決して一枚岩ではありません。演者の浜村(細川俊之)がスタッフの説得にも応じず帰ろうとしたり、ギリギリまでセリフを言いたくないと駄々をこねたりする姿や、のっこ(戸田恵子)が突然のアドリブに腹を立て、へそを曲げてしまう姿が象徴的です。
また、そもそもここでのディレクターの工藤(唐沢寿明)による脚本の改変が、まともな解決にはなっていないと思います。「宇宙で消息を絶ったはずのドナルドが、飛来する物体に“またがって”メアリーの元へ帰ってくる」というストーリーは、これまでの辻褄合わせが馬鹿らしく思えるほど完全に破綻していますし、最後にドナルドが帰ってきたところで、これまで散々脚本がねじ曲げられてきた事実が変わる訳でもありません。

今見返すと、『ラヂオの時間』で優れているのは、番組を視聴する一般の人(本作ではトラックの運転手)の視点が入っているところぐらいだと思います。

カミツレ
カミツレさんのコメント
2018年8月16日

syu-32さん、コメントにお返事いただき、ありがとうございます。

ジョルジュ・メリエスについては、『ヒューゴの不思議な発明』で見ているはずなのですが、ほとんど覚えていませんでした(笑)
「荷馬車と霊柩車」のエピソードに関しても初耳でしたので、勉強になりました。ありがとうございます。

映画の起源というと、やはりリュミエール兄弟による「シネマトグラフ」の発明ということになるのかなと思います。
最初期に公開された作品の中では、駅のプラットホームに蒸気機関車がやってくる情景を撮影した『ラ・シオタ駅への列車の到着』が有名ですね。

……なんて、映画の起源にまで思いを馳せたくなるぐらい、『カメラを止めるな!』は映画愛と情熱に溢れた傑作だと思います!

カミツレ
しゅうへいさんのコメント
2018年8月15日

カミツレさん、はじめまして。
素敵なコメントを下さりありがとうございます!
「荷馬車と霊柩車」の件ですが、小学生の頃に読んだ映画の本に書いてあったことをうろ覚えのまま書いてしまいました。
不確かなことですみません。
本当にこの作品は映画愛に満ちていますね!
>“汗をかいて”つくられた映画
大納得です。その通りだと思います!
スタッフ・キャストから迸る熱量がスクリーンから溢れるハンパない傑作ですね!

しゅうへい
カミツレさんのコメント
2018年8月13日

近大さん、素敵なコメントをありがとうございます♪

だからでしょうか、この映画を観ると「レビュー書くぞ!」って気持ちになりますね(笑)

カミツレ
近大さんのコメント
2018年8月12日

素晴らしいレビューですね♪

『カメラを止めるな!』
このタイトルにはカミツレさんのレビュー通り、映画製作に携わる人たちへのエールと共に、
「映画を見るのを止めるな!」「映画好きである事を止めるな!」…と、我々映画を好きで映画を見る側にも訴えている気がしました。

近大