「かなり解り難いラストの解釈」あいあい傘 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
かなり解り難いラストの解釈
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さつきは、清ちゃんから渡された傘に見覚えがある。若しくは、同じ物を持っている女性を知っている。清ちゃんの縁が「25年後の物語には登場しなかった誰か」と、時を超えて繋がっていることを示唆して映画は終わります。
だがしかし、このエピローグ本当に必要かな?そもそも分かりにくいし、満腹感たっぷりの本編が故に要らないかも、ってのが個人的な感想です。
本編そのものは、吉本新喜劇、後、落語の人情噺。映画としての完成度を問われると?が幾つもつくけれど、減点法で評価したくない良い映画でした、っと。
25年間追い求めていた父の背中が目の前にある。決着をつける為に此処に来たけど、父の手にある傘が決意を鈍らせる。玉枝と父は、一つ傘の下で身を寄せ合って歩いて来たんだ。その傘から父を引きずり出すことは出来ない。
もう帰ろう。25年間、父がどんな気持ちで生きて来たかは分かったから。
さつきは翻意します。いっそ名乗り出る事無く帰ろうかと思ったけど、誕生日に贈ったカードを見たら、感情を抑え切れなくなった、さつき。手に持ったライカを置いて肩揉みしますが、ここ泣くところです。言われなくても分かってますって。ボロボロ行ってますやん。いや、泣かせ方が殺意覚えるくらいにエゲツなくて参った!
倉科カナの長回し、素直に良かった!この子、こんな芝居出来る子でしたか?好きになりました。
冒頭のあざとさと、ラストの蛇足感が無ければ満点以上なのに、チョッピリ惜しい!
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bloodtrailさんのコメント
2018年10月31日
OKさんへ
正直、見終わってから1時間悩みました。「結局、神社で泣いていた女の子は誰なん?」
結論は「登場人物に該当者無し」です(笑)
これ、禁じ手でしょ!