娼年のレビュー・感想・評価
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20代終盤に様々なチャレンジを続けた松坂桃李の一挙手一投足を堪能す...
20代終盤に様々なチャレンジを続けた松坂桃李の一挙手一投足を堪能する意欲作。
そして、三浦大輔のこだわり抜いた演出にも注目を。
性を題材にしながら、日本では初めてR18+指定作品の女性限定応援上映が開催され、チケットは完売したほど圧倒的な支持を得たことは記憶に新しい。
テレビでは絶対に見ることができない役者たちの生きざまをご堪能ください。
艶やかで哀しいイニシエーションと解放の物語
一説ではゲイ筋にも人気が高いらしい松坂桃李。序盤から美尻が大写しになる全裸シーンが満載で、そうした客層も狙っているのかと思いながら見進めていくと、途中でリョウがゲイの世界を垣間見る(半分体験する、と言うべきか)場面が出てきて、妙に納得した次第。
さまざまな性癖を抱える女性客たちが、娼夫リョウとの行為を通じて解放されていくというパターンが繰り返されるのだが、セックス描写は生々しくも美しく、そしてどこかもの哀しい。日本の社会において男女の格差、非対称性が根強く残り、女性の性も抑圧されたままだという現実を反映しているからかもしれない。
リョウもまた、彼女たちとの行為を重ねることで精神的に成長し、“少年”から“大人”へと生まれ変わる。映画全体を壮大なイニシエーションの物語と見なすこともできよう。
ポル/ノとエロスの違い・・
先日、ドラマ化に引っ張られて『舟を編む』の二度目のレビューを書いた。
舟を編むもコチラも、共通して言えるのは【原作が凄い!】て事。
『原作【も】〜』と、言うべきか?
2025年の今ならともかく、2018(制作はおそらく16〜17)でコレを撮ったのは、至難の業だったのでは?
お分かりの通り、男娼の話しなので、当然出演女優さんには露出が求められる。
尚且つ、映像作品なので、それが後世迄、しっかり形に残ってしまう。
だから、オファーされて、女優さん側らも大変だったろう、て。
2025時点でのAV業界は凄い。
今なら、本作の女優さんら、もう少し違う人選も出来るだろう(最近の若い方は脱ぐのとかAVとかへの抵抗感やハードルは低い、かなり!)。
演技と艶技の上手い女の子、いっぱい居るしね。
でも、だからと言ってコチラの作品に文句を付けたい訳では、全く無い。
秀逸な原作からの、見事な映像化、素晴らしい。
女優さんらのキャスティングも、お見事だった。
欲を言うなら?主演の松坂君がカッコ良過ぎる気はした。
もう少し『普通ぽい』俳優さんの方が良かった気もしたかなぁ。
むしろ?松坂君は、同僚の→売れっ子男娼役の方が、合ってたかも?
まぁ、でも男同士から見ても、松坂君の色気がムンムンだったから、コレはコレでヨシヾ(*・ω・)ノ♡
ポ/ルノ】は商業。
エロス】は芸術。
でも・・
→商業の中に『民藝』や美しさが潜んでたりするし(NHK美の壺、大好き!)?
→ボレロとかドガの絵画とかに代表される様に?芸術に邪な感情劣情が混ざる時も有る、勿論。
京都では》八坂神社の目の前に祇園が有り?
ブラジルでは》リオのカーニバルの十ヶ月後に子供がたくさん出生したりしてる。
タモリさんも仰ってる。
聖と俗は、いつも隣り合わせなのだ、と。
本作・・
松坂君や女優さんらをエロい目で俗で見ても良いと、俺は個人的に思う。
ただ、ユングフロイトのリビドーでは無いけど、幼少期のポ/ルノやエロスとのファーストコンタクトが、その子(男女問わず)の人生に大きく左右する。
そのファーストタッチが、残念ながら拗れてしまった人々の話し、と聖な目で見て欲しいかな、とも個人的には強く思う。
全ての変態が行き着く先は、究極2パターン???
ス/カトロジーか?SMか?
モーツァルトはスカ/トロ愛好家で?
ダリやピカソや谷崎潤一郎や三島由紀夫はSM愛好家だったらしい(真偽真贋混在)。
個人的に、どちらにも(特にSMには)ある程度のIQは必要に思う。
同じ繰り返しになるが、もう一回述べとこう。
本作、雑に、俗に見ても勿論良い。
でも本作、俺的に自身の性の目覚め的なのに向き合いながら、見て欲しいかも。
女優さんの頑張り素晴らしい度】☆⑤
桜井ユキさんと真飛聖さん大好き度】☆④
何となく思ったんだけど→併せて『火口のふたり』も見て欲しい度】☆④
男はおちんに支配され・・
女は子宮に支配される。
↑↑↑それで、良いと思うよ!
・・人間だもの。
見ながら飲むお酒】シャンパンか白ワイン。
見ながら飲みながらの肴】シェブールに青リンゴを添えて!
一筆奏上!コチラ名作でした。
エロチシズム
あれでは娼年は務まらん
松坂桃李だから観られる
意味が分からない
松坂桃李じゃない方がリアリティ感が出たが気がするけど、 松坂桃李じ...
想像を超えてました。
シンプルでピュアな関係
松坂桃李君の大胆なシーンを売り物にした映画だろうと思い、彼のイメージが壊れるのも何だし、ということで敬遠していたけれど、過激なシーンに躊躇しながら最後まで見終わってみると、「結構深くていい映画だったな」という印象。
風俗の仕事以外にも世間には、女性の気持ちを汲んで女性にナィーブに接することを必要とする仕事やシチュエーションは多々あるわけで、それらの極まった形が彼のような仕事と考えれば、何も特別視されるようなものではないわけだ、という気持ちにさせてくれた。
思いやりのあることをしてあげ、それに対して満たされた感謝の気持ちでお金を払う。そんなシンプルで根源的な関係があるだけだった。
そんなピュアさを表現できるという点で、やはり松坂桃李くんはいいな、と思った。
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