「ポル/ノとエロスの違い・・」娼年 えびかに伯爵/二世さんの映画レビュー(感想・評価)
ポル/ノとエロスの違い・・
先日、ドラマ化に引っ張られて『舟を編む』の二度目のレビューを書いた。
舟を編むもコチラも、共通して言えるのは【原作が凄い!】て事。
『原作【も】〜』と、言うべきか?
2025年の今ならともかく、2018(制作はおそらく16〜17)でコレを撮ったのは、至難の業だったのでは?
お分かりの通り、男娼の話しなので、当然出演女優さんには露出が求められる。
尚且つ、映像作品なので、それが後世迄、しっかり形に残ってしまう。
だから、オファーされて、女優さん側らも大変だったろう、て。
2025時点でのAV業界は凄い。
今なら、本作の女優さんら、もう少し違う人選も出来るだろう(最近の若い方は脱ぐのとかAVとかへの抵抗感やハードルは低い、かなり!)。
演技と艶技の上手い女の子、いっぱい居るしね。
でも、だからと言ってコチラの作品に文句を付けたい訳では、全く無い。
秀逸な原作からの、見事な映像化、素晴らしい。
女優さんらのキャスティングも、お見事だった。
欲を言うなら?主演の松坂君がカッコ良過ぎる気はした。
もう少し『普通ぽい』俳優さんの方が良かった気もしたかなぁ。
むしろ?松坂君は、同僚の→売れっ子男娼役の方が、合ってたかも?
まぁ、でも男同士から見ても、松坂君の色気がムンムンだったから、コレはコレでヨシヾ(*・ω・)ノ♡
ポ/ルノ】は商業。
エロス】は芸術。
でも・・
→商業の中に『民藝』や美しさが潜んでたりするし(NHK美の壺、大好き!)?
→ボレロとかドガの絵画とかに代表される様に?芸術に邪な感情劣情が混ざる時も有る、勿論。
京都では》八坂神社の目の前に祇園が有り?
ブラジルでは》リオのカーニバルの十ヶ月後に子供がたくさん出生したりしてる。
タモリさんも仰ってる。
聖と俗は、いつも隣り合わせなのだ、と。
本作・・
松坂君や女優さんらをエロい目で俗で見ても良いと、俺は個人的に思う。
ただ、ユングフロイトのリビドーでは無いけど、幼少期のポ/ルノやエロスとのファーストコンタクトが、その子(男女問わず)の人生に大きく左右する。
そのファーストタッチが、残念ながら拗れてしまった人々の話し、と聖な目で見て欲しいかな、とも個人的には強く思う。
全ての変態が行き着く先は、究極2パターン???
ス/カトロジーか?SMか?
モーツァルトはスカ/トロ愛好家で?
ダリやピカソや谷崎潤一郎や三島由紀夫はSM愛好家だったらしい(真偽真贋混在)。
個人的に、どちらにも(特にSMには)ある程度のIQは必要に思う。
同じ繰り返しになるが、もう一回述べとこう。
本作、雑に、俗に見ても勿論良い。
でも本作、俺的に自身の性の目覚め的なのに向き合いながら、見て欲しいかも。
女優さんの頑張り素晴らしい度】☆⑤
桜井ユキさんと真飛聖さん大好き度】☆④
何となく思ったんだけど→併せて『火口のふたり』も見て欲しい度】☆④
男はおちんに支配され・・
女は子宮に支配される。
↑↑↑それで、良いと思うよ!
・・人間だもの。
見ながら飲むお酒】シャンパンか白ワイン。
見ながら飲みながらの肴】シェブールに青リンゴを添えて!
一筆奏上!コチラ名作でした。