「女性の心の隙間に」娼年 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
女性の心の隙間に
賛否両論ありそうな内容。今をときめく松坂桃李の体当たりの官能ムービー。出だしから、すっポンポンで松坂桃李が繰り広げるセックスシーン。際どいSEXシーンが半分近い時間を費やしているし、男目線からは、AVを観ている感覚かもしれない。
但し、そのSEXシーンの相手女性の背景には、現代社会の女性自身が抱える性への渇望、欲求、不満、理想が渦巻いている。女性目線からしたら、このセックスシーンは、理解できるシチュエーションなのだろうか…?
キャリアウーマンとの激しいセックス、妻が犯されているのを観て愛情を確認し合う夫婦、旦那とのセックスレスによる欲求不満の主婦、放尿にエクスタシーを感じる女、72歳のおばあちゃんとのスキンシップ・セックスなどなど、石田衣良が描くエロチシズムの世界観を、如実に実写化していました。
また、松坂桃李演じるリョウが、娼年として生きることで、母親へのトラウマから解放され、濁った視線から、女を女性として受け入れていく変容振りに、生々しい『性』の喜びを感じた。
大学時代に初めて観た、日活ロマンポルノは、こんな感じだったなぁ(笑)まぁ、芸術とエロの境界をいく作品なのかもしれません。
こんにちはー
イイねありがとうございました。
男目線から見てもなんか鼻白んでしまう変なセックスシーンばかりでしたよ。
ドン引きして興奮度ゼロ。
あそこまでドリフのコント的な芝居を羅列するということは、作者や監督が“敢えて意図的にエロチシズムをあざ嗤って捨てた”のではないかなーと僕は深読みしてしまうほど、下手くそで乱暴で奇妙な映像。
つまり、きっと何か隠しテーマがあるに違いないと、桃李くんのお尻を見ながら必死に考えていた次第。
で、あのレビューとなりました(笑)
ではまた。