「体当たりの演技ってこのことか..と」娼年 jeromisunさんの映画レビュー(感想・評価)
体当たりの演技ってこのことか..と
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感想のタイトル通り、体当たりの演技をやり切った主演の松坂桃李さんや女優陣の皆さんの本気っぷりが画面に滲んでいた。
5分に1回くらいのペースでかなり激しい濡れ場があり、これまでのベッドシーンから、さらに一歩先の際どさを描き切ったプロ根性には恐れ入った。
作品全体としては、セックスを介して女性の欲望の多様性(人間性の違い)を描き出し、さまざまな形として各人の中に存在する善悪の価値観や、性の価値観を描き出していた。
当たり前だが、人それぞれ欲望の満たされ方や幸せの感じ方は異なって然りであるが、その大きな部分を占めるのは、ある2人の間に生まれる性活動に依るところは大きいのだなと感じさせられた。
ただのセックス映画なのではなく、幸せを生み出すための1つの手段として、そしてそれは人によってさまざまな形に変化することを、多数の女性との関係性をもって伝えてくれたように思う。
あまりにベッドシーンが本気で、センセーショナルという言葉が似合う作品であった。
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