「ビッチ全開が笑える」ハッピー・デス・デイ Minaさんの映画レビュー(感想・評価)
ビッチ全開が笑える
殺されるたびに目が覚め、何度も何度も殺されるというタイムループ・スリラー。どうでも良いが「世にも奇妙な物語」でこの間見たような気がする。タイムループ物は話が複雑であるが、本作はサクサク物語が展開し、非常に見やすい作品となっている。R-15+指定だが、過激な殺害シーン等はあまり描かれず、数奇な運命に翻弄される主人公をコミカルに描いている。ヒロインはかなりのビッチであり、概ね一般的なホラーであれば序盤でおっぱいを出したあとに殺される様なキャラだが、それを包み隠さず全開で挑むところが面白い。「どうせ皆忘れるし」という考えのもと、全裸で街を闊歩したり、盛大に屁をこいたりとやりたい放題である。
本作は基本コメディの為、恐怖演出はそれ程では無い。身をよじってしまう恐怖描写、目を背けたくなるスプラッタ描写等は皆無である。一応ブラムハウス製作だが、っぽくない所がより良い作品だ。鑑賞後にノリノリで劇場を後に出来そうな映画だ。人物描写は薄めであり、主人公以外の登場人物が中々覚えにくいが、楽しいノリで乗り切ってしまおう。細かいところは気にしなくて良い、高品質なパーティームービーをご覧あれ。
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