「ホラー苦手でもゴシップガール好きなら見るべし」ハッピー・デス・デイ バスト・ラーさんの映画レビュー(感想・評価)
ホラー苦手でもゴシップガール好きなら見るべし
うわ~怖そうなパッケージ、安心してくださいぜんぜん怖くないから(笑)
なのにすごくいい作品、不思議
主人公のツリーはスクールカースト上位の「意識高い系グループ」に属する所謂勝ち組女子、
かなりの美人ですが性格に難ありまくり、取っている授業の講師と不倫するわ誕生日にもらったカップケーキを目の前で捨てるわやりたい放題、ホラー定番のバカな学生ですね
パーティーで酔いつぶれて見知らぬ男子にお持ち帰りされて気づけば男子寮のベッドの上、そんな場面から物語ははじまります
そんなツリーちゃん、おめでたい誕生日の夜何者かにナイフで刺されて死んでしまいます、南無阿弥陀仏、じょーぶつしてくれよ
ところがそうはならず、何故かまた男子寮で目覚めます、これってデジャブ?
大変だ!誕生日に閉じ込められた!
ミッション:殺人犯の正体を暴き死を回避して18日(月)から脱出せよ
ループに突入するまでは結構怖い、トンネルとかオルゴールとか正統派なホラーを頑張っている
しかし俄然面白くなるのはループに突入してから、1日を繰り返すからなんかバックトゥーザフューチャーみたいになるんだよな、マーティは運命を戻すために頑張るけどツリーは殺人の運命を変えるために奮闘する、どの場面で殺されるかわからないからスリリングさもプラス
1日を何度も繰り返すことで自己と向き合うことになるツリー、なぜならツリー以外の人物は唯一の今日を生きているから運命を変えるには自分を変えるしかない、主人公の成長もホラーぽくない一因かも、ホラーに出てくるグズな大学生なんてだいたいグズなままやられる
スクールカーストがテーマの一つなのでツリーの洋服がいろいろ変わるのも楽しい、はじめに着ているラメのキャミソール、パーティー用のミニスカートワンピース、チェリープリントのブラウス、ダサい授業用のトレーナーに果ては全裸まで、ファッションチェックするだけでも女性は楽しめるかも