「典型的な外れ東野圭吾作品」マスカレード・ホテル ツアステ侍さんの映画レビュー(感想・評価)
典型的な外れ東野圭吾作品
ミステリーなのかコミカルなのか、作品の軸足を決めて欲しい。
でないと観る側には不快感しかない。
連続っぽい殺人事件をきっかけに、このホテルを舞台に話しは始まるが、前半の色々な客のパターンやエピソードを見せる必要が感じられず既に飽き飽き状態。
私も大学時代、大阪で一番と言われるホテルで丸々4年間アルバイトでどっぷりつかったので、ホテル業のなんたるやは分かっている。
劇中の長澤まさみさんのセリフで「お客様のご要望には何でも応える」は共感。これ、ホントです。もちろんそれはホテルとしてのホスピタリティの事。そりゃその徹底ぶりには恐れ入ってました。
とは言え、こんなモンスターカスタマーだらけなホテルって無いよな〜😞演出やり過ぎです。
ミステリー部分は何が何だか分からないまま進み、半ば強引にまとめてしまった。
結局、一連の事件と最後の犯人とは一貫性もなく、捕まってシャンシャン⤵️
音楽も名サントラ作家の佐藤直樹さんで楽曲としては相変わらずの見事な出来なんだが、完全に映画の軸足をブレさせてしまった。仕方ないか。
大好きな長澤まさみさん。上手いね〜フロント役。
そして何よりデカ長の渡部篤郎さんは一番得意なキャラを演じきって観てる側に爽快感をもらいます。
まぁ、とにかくデタラメな映画作りの典型。
キャスティングで集客。
さすがフジテレビ作品。もうやめとけよ、こういの。
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