「本当に良いホテルなの?」マスカレード・ホテル movie mammaさんの映画レビュー(感想・評価)
本当に良いホテルなの?
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内容は、面白かった。
原作が東野圭吾だから、軽めにテンポ良く進む安心感もあり、出演陣も有名どころばかりで安心。
ただし、優秀とみんなに言われる長澤まさみ演じるフロントマンが、うっかり部屋番号は菜々緒に教えるわ、勤務中にお客様のいる場でキムタクとめちゃめちゃ私語をし、更には事件に関することまで話していて、きわめつけは、一度きたお客を忘れてたというオチ。
まさか長澤まさみは人から狙われたり狙うようなタイプでない、と観客が被害者加害者リストからはずすように、イメージをひたすら作り上げ、崩すというのが作品のトリック。
本当のトリックの松たか子は、老婆を演じても顔が変わっていなさすぎて、なぜ長澤まさみが気付かないのか本当に謎。
キムタクは、相変わらず、目上目下関係なく馴れ馴れしい態度をとり、むしゃくしゃしたり良いとこどりする、という役。ホテルマンの髪型は確かに似合っているけれど、いけすかないなぁ。最後に私服の長澤まさみにドギマギしていても、2児の子持ちと思うとなんだか気持ち悪い。
そして、殺されかかるほどの怖い思いをした長澤まさみを事件直後も普通にフロントマンとして働かせる一流ホテル、あるかなぁ?ブラックすぎないか?
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