パシフィック・リム アップライジングのレビュー・感想・評価
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惜しむらくは…
楽しめました
まさに次世代のパシリム
重厚なスーパーロボットと大怪獣が大画面で戦う映画の続編ですが
同じものを期待するとたしかに肩透かしを食らうかもしれません
しかし、軽快なリアルロボット(ガンダム的な兵器)が
技術の進歩に伴って得たスピードで立ち回り
ロボット同士のプロレスに興じたり、巨大な怪獣の側面に
回り込みながらビームサーベルで戦う映像は前作から今作に進む上で
切り捨てざるを得なかった要素を補って余りあるものだったと思います
今作の監督はどちらかというと特撮のほうが好きな人だそうですが
たぶんエヴァやウルトラマンが好きなひとなのかな?
だとしたらそれらの作品へのリスペクトは達成していたと感じます
あと、ここで割と言われている中国要素はまあ当然じゃないかなと
そもそも前作が中国でヒットして続編が決まった映画ですしね
作品後半に登場する東京の描写が……というのも然り
これは「日本の作品のアメリカ映画化」ではありません
「アメリカの日本好きのヲタクが作ったアメリカ映画」なのです
その点は今作も変わるところはありません
今作はそういうメタ的な部分も含めて広い心で楽しむべき続編だと思いました
欠点がない作品とは言いませんが長所をカウントすれば
間違いなく5.0に達する作品だと思いますのでそのように評価しておきます
とても面白かったんだけども…
相変わらずのド派手なアクションと怪獣、巨大ロボットにワクワクさせられ、とても楽しい作品!
だけど、やはり前作越えは難しい処。
前作はロボット、怪獣などがインパクト大だったゆえに超えるのは難しいと思っていたが、やはり難しい処だったようだ。
物語としては前作から10年後、次なる襲来に備えていた人類。そして司令官の息子は泥棒まがいな行為をしていたところ、捕まり軍部に戻される。無人機の導入に動き出していたところに謎のイェーガーが襲来し…みたいな話。
まず、司令官に実の子がいたのに驚き。
どうやら父との確執があったようだが…意外と後でアッサリ語られるし、中身もそれほどのこともないような…
あと、10年で技術が進歩したのだろうが、ブレインハンドシェイクが案外アッサリ皆出来ている。ある程度素質が大事なようだが、それでも随分簡単に出来ているなぁ~と思ったり。
前作の主人公はどうした?については言及されず。
そして、マコ登場はいいのだが、敵イェーガーの襲来で死亡。この辺続編でよくあるパターンである「前作キャラの退場」(最近多く見られるような気がする)これはなんとかならんもんか?
確かに前作キャラを死なせた方が新しいキャラクターを活かせるし、物語としても感情を揺さぶり盛り上げる効果があるのだろうが、どうにも前作をぶち壊してしまう気がして頂けない。(成功するパターンもあるのだが)
後に記述するキャラクターについても同様で前作キャラの処遇についてもう少しなんとかならんもんか?
そこから主人公も改めて軍部の中で訓練生たちとのあれこれや謎のイェーガーについて探っていくのだが、謎のイェーガーとの闘いについては、前作には無かったイェーガー同士の対戦という新しい風を入れたのは素晴らしい。
正体は異世界のヤツらというのは見えているオチではあるが、そこに人類が関わっている?あたりから謎が生まれていく
科学者コンビの復活は喜ばしい処ではあるが、片方が怪獣とのドリフトにより操られているというのは、続編を作る上で怪獣を再度攻め込ませる上で必要なことなのかも知れないが、前作キャラをそのような扱いにしてしまったことに対して少し複雑な気持ちになる。
そして、役に立たない無人機笑
ここでイェーガーの活躍がほぼ無いのが残念
そこから修理してジェットで飛んでいくのだが、そこで舞台になるのが相変わらずおかしな東京笑(この辺は相変わらずの感じで楽しむのがよろしい笑)
訓練生達も乗り込む4体で戦うのだが、4体の活躍の場を設けるならもっと欲しいかな。訓練生同士の連携で闘うとかの描写もあったらより盛り上がってくれたかも。
あとは前作のチェーンソードのような切り札武器登場!みたいなのもあったら益々ワクワクしたかも。
怪獣の合体巨大化も小さいのが何か悪さするのかと思いきや合体材料だけなのも少し…
最終的な倒し方も飛んでって落ちるというのも少し…(なんでスクラップ君直してたの?)
と、色々と書いてきたけど怪獣とイェーガーというロボットの闘いを楽しむSFアクションエンタテインメント作品として楽しむのは全然楽しめるし、怪獣をどうやって倒すのか人類の行方はどうなるのかというハラハラも充分に楽しめる作品なので楽しんだもん勝ち!
一作目の出がらし
ストーリー云々はどうでも良い
あの、脚本のままでもオタクへの愛情さえあれば化けることはできたと思う
オタクを唸らさせる新しいアイデアが何もなかった
傑作だった一作目のアイデア遺産を食いつぶしただけ感じです
例えば
冒頭で、イエーガーの輸送問題を解決した!というセリフに
オタクは無駄にすごいジェットスクランダーとかGアーマーのようなガジェットを期待したと思うんだけど
なんと登場したのはスペースシャトルのブースターみたいなので夢のカケラもない
良くも悪くもハリウッド映画に成り下がってしまった
駄作ではない。しかし愛が足りない残念な続編
とりあえず良いところを先に書くと、CGの進化!ここ数年でハードの性能も飛躍的に上がったこともあり、前作よりはるかにCGは綺麗に、見やすくなっている。前作は暗闇でCGを誤魔化しつつも表現力でそれを逆利用し重圧感を出していたが、今回は誤魔化し抜きで表現している。
で。ここからマイナス点だが、上に書いたこと以外全部である。確かにCGは進化したが、代わりに重圧感がなくなった。スマートなロボットはみんな軽そうで、パワードスーツを着て戦うヒーロー映画やトランスフォーマーシリーズと何ら変わらない、つまり見ていて面白味のないものに成り下がってしまっている。カメラワークも安直で、前作の「クドイ」と言われても愛に溢れたカッコイイ場面が無い。全くないわけではないが前作を見たときの高揚感は皆無であった。
何が原因なのか考えたが、恐らくは愛の無さと5年という歳月だろうと思う。5年は長すぎた。その間に様々な怪獣映画リスぺクトの映画が創られ、トランスフォーマーシリーズがロボットバトル映画を牽引していた。当然、それらを見た観客の目は肥え、同時にパシリムへの期待値は上がり続けていた。視聴中、私はずっと叫びたかった。特に前半。「俺が見たかったのはパシリムだ。マーベルヒーローでもなければトランスフォーマーでもない。パシリムなのだ」と。
そして監督は確かにロボットや怪獣やバトルが大好きなのだと思う。しかし、「好き」なだけで「愛している」わけではないのだと思う。デル・トロ監督は「愛」の人でありオタクであり病気レベルだったが、今作の監督はそれに達していない。だから「クドイ」カメラワークも無ければ、これでもかという重圧感や高揚感溢れる展開にすることができなかったのだろうと思う。
とはいえ、制作延期から脚本変更など問題を孕みながらもこうして完成して公開してくれたのは嬉しい限り。デル・トロ監督が特異すぎたのだと思えば、決して駄作ではないし完成度は悪くない。
最後に。
チャイナマネーが働いたのは仕方がないが、あまり露骨に中国ヨイショし過ぎると批判を買うから止めた方がいいと思う。
テイストの異なる続編
3DIMAX字幕版で鑑賞。
奇しくも前作鑑賞時と同じ映画館で観ましたが、そういや当時はIMAX環境なんてなかなか無かったよなぁ、としみじみ。
まず良かったところ。
・前作のリスペクト感が半端ない
監督も違った続編だと、コンセプトだけ残したまったく別の作品になりがちですが、ちゃんと前作のキャストがある程度出て来ている。かつそのキャストの背景等もほとんどいじったりしていない。前作観ている人にはクスっとくる所が結構あったり。
・勢いだけで持っていける
後述しますが、個人的には話がクソだと途中で時計見たり(後何分かな…)してしまいます。今作開幕からほぼ走りっぱなしのストーリーなので常に勢いがあり、途中の倦怠感を感じさせない所が良かった。
次に悪かったところ
・緊迫感ねぇ!
とにかくこれでした。
イェーガーやパイロットが成長したのか、KAIJUが弱くなったのか、前作観ているからなのか、とにかく倒されてしまうのか?倒すのか?の緊迫感がない。一言でいうとペラい。
・話が軽くなった
個人的には前作との期間の間に武装して進化したKAIJUさんとの戦いを予想していました。違いました。まさかの…。
日本のクライマックスシーンは特にヤバい。上から降ってきました!ドーン!あっ、死んだ!それでいいのかよ。
かなーり酷評されているようですが、前作とは違ったベクトルで『こまけぇこたぁいいんだよ!』的なノリなので、自分的にはこれでよし。何も考えず観られる作品に仕上がっているかとは思います。
3作目も匂わされてはいますが、ギレルモじゃないと観ないかもしれないかな。
ワクワク感+東京の雑さ
前評判がイマイチだったので心配してましたが、
普通に面白かったです。
マコちゃんがいなくなっちゃったのは
残念すぎだけど、
あのオモシロ科学者が
ちゃんと健在&活躍しててよかった( ´ ▽ ` )
どの映画もだけど、中国の人が出すぎなのは
なんだかなぁ、、、っておもうけど、
時代の流れで仕方ないのかな。
最後の社長は、やるじゃん!って感じで
私は良かったと思います。
1番ワクワクしたのは、
無人機暴走のあと、
最終決戦のためにみんなで直していくとこ。
ワクワク感ハンパなかった。
最終決戦、東京ってのも、
ありがとうパシフィックリム!って思った。
けど、けど。
あの東京の描写があまりに雑で、
そこが残念で仕方ない。
人すくなすぎだし、
演じてる人、日本人じゃないし(そう見えた)、
富士山近すぎるよー。←この際、近いことは目をつむる。
シン・ゴジラと比べると(比べるのもなんだけど)
首都決戦はリアリティなさすぎ。
日本描写、
ウルヴァリンサムライよりずっとマシだけど、
それまで面白かっただけに
余計にもったいない感じ。
前作で日本リスペクトって言ってたのに、
この東京の描写の雑さが気になりました。
ということで、星ひとつ減らして
星4つ。
東京を気にしなければ、
何にも考えずに楽しめる映画です。
ツッコミどころ満載ですが、
それはこーゆー映画なので、
全然OK( ´ ▽ ` )
あ、
自分が何者かは自分が決める
ってセリフ。
よかった!!
あと、エンドロール前の
コンセプトデザイン的な映像。
超かっこよかった!!
多分、凄いです
その本質を突かないこともまた怪獣映画らしい
ロボバトル楽しい!ツッコミどころ満載w
“通”でなくても心地良く楽しめる好感度の高い作品
前作未鑑賞で、この分野への知識や思い入れは特に持たない一般的な映画ファンとして拝見しましたが、なかなか見ごたえのある楽しい映画でした。
主要人物が、ほぼ期待通りに立ち振る舞い、活躍し、致命傷は負わず、次回作での成長や活躍を見たくなる。
ウルトラマンや水戸黄門のように、凝った筋立てではないけれどもある種の日常的なカタルシスを味わえる痛快さが心地良かったです。
前作を見ていなくても、そんなことがあって今はこうなっているのか、という背景がわかるようになっており、製作スタッフの人たちには、いわゆる“通”ではない人たちにもこの世界観を味わって欲しいという素朴な情熱と親切心のある方が多いのかな、と思いました。その意味でも、好感度の高い作品です。
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