「パワーがちょっと足りない」パシフィック・リム アップライジング サブレさんの映画レビュー(感想・評価)
パワーがちょっと足りない
続編を待ち望んでいたパシフィック・リムがついにやってきた。監督は変わってしまったけれどカイジュウやイェーガーのデザインはあの日のまま。カイジュウがイェーガーを乗っ取ったやつもバイオとメカニックがいい具合に混ざっていてかっこいい。パトレイバーの廃棄物13号を思い出す。
という感じで、期待していたパシフィック・リムなのだが、なんだか小奇麗にまとまってしまったような気がする。万人受けする話にした結果パワーが落ちてしまったような、テンション爆上げには至らないちょっとした不完全燃焼状態であった。
話の流れは面白いし、終盤の巨大カイジュウとの決戦はとてもかっこよかった。ロマンがあった。しかし、ロマンがあったのはそのシーンだけだった。
決戦に向けてのイェーガーに乗り込むまでは普通のアメリカ映画だった。期待とは違ったが、そこも面白かった。とにかく、面白かった、ただしもっと欲しいものがあったんだ。という感想。
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