ヴィクトリア女王 最期の秘密のレビュー・感想・評価
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人生の最後の輝き
映画が始まってすぐにこのお話は「ほぼ」真実です
と言うテロップが入るので、初めて、ああ、そうだったのか〜
と知った次第。
そう思って見ると、すっごい話だな〜〜
前半はビクトリア女王を演じる流石のジュディ・デンチが
物語に引き込んでくれます。
80歳のおばあさんで寝起きこそ悪いけど、
食欲も旺盛、行動力もあり、そのパワフルさは
時に御付きの人々を置いてけぼりにしてしまうほど〜
そこはコミカルだけど、人を糾弾するときは流石の目力!怖〜
で、ビクトリア女王が心を開くインド人青年にアリ・ファザル!
彼がインド系にしては割とマイルドなイケメンでなかなか良いですね。
正直、行き着く先は想像がつく作品でその通りなんだけど
最後に「女王陛下、良かったですね〜〜」と言う思いが湧いて来て
なんだかジワ〜〜ときました。
中高年には響くでしょうね〜
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
今ちょうど「女王」映画が渋滞してて
この映画はちょっと割りを食ってしまってるけど
大筋の話としては「女王陛下のお気に入り」と
そんなに変わらない話なんです。
「女王陛下のお気に入り」のアン女王はひたすら愚かな女王で
実在はしてるけどお話は完全にフィクション。
「ヴィクトリア女王 最期の秘密」のヴィクトリア女王は
大英帝国を率いた偉大な女王で、このお話はほぼ実話
どちらも権力者の孤独と
それを取り巻く周囲の人々を描いてますが
「女王陛下のお気に入り」は作り話だから、
ひたすらゲスに面白おかしく描いているのに対し
「ヴィクトリア女王 最期の秘密」は実話だけに
ちょっと感動的に描いてます。
でも、インド青年は100%善人という訳でもなく
それなりに女王に嘘も付いてますが、
賢明な女王だけにヴィクトリア女王の孤独の闇は
アン女王よりもずっと深かったのな〜〜
だから、最後の最後、映画としての、
もしかしら脚色かもしれませんが
ジワ〜〜と目頭が熱くなりました。
インドの港に停泊する数多くの帆船のCGがなかなか見事です。
大英帝国の往時を感じさせる宮廷シーンも見事。
@もう一度観るなら?
「ネット配信とかでじっくり観たいですね。」
教養ってどうやって培われるんだろうか?
老いらくの恋⁉
孤独が伝わってくる
なぜか「日の名残り」を思い浮かべて涙。
It's very nice!
世界一女王様が似合うデンチ様
嫌う前に、まずは相手を知ることから
素敵な映画だった!
19世紀後半、イギリスのヴィクトリア女王と、インドからやってきたアブドゥルとの間に芽生えた絆を描いた作品
彼らが出会ったきっかけは、ヴィクトリア女王の在位50周年の式典だった
アブドゥルは、インドで発行された記念コインを女王に献上するために「背が高くてイギリス人に負けず見栄えがするから」という理由で選ばれ、式典に出席する
その式典で女王はアブドゥルを一目見ただけで好意を持ち、彼を側に置くようになり、そこから絆が生まれていく
私は、その時の女王の気持ちが分かる気がした
アブドゥルのピュアな笑顔を見た瞬間に夢中になったヴィクトリア女王は、
韓国の俳優やアイドルに夢中になってしまう私たちと同じだと思ったからだ
日頃、仕事や家庭の忙しさに気分が滅入っている時、休み時間にネットを見ては、アイドルの笑顔に癒される…
ヴィクトリア女王もまた、王室の人間関係からくるストレスフルな日々も、アブドゥルの笑顔で癒されるようになる
アイドルや俳優の笑顔に癒され、そこからはまった私たちは、彼らの国を知りたいと思い、言葉を学び、韓国料理を食べ、文化を知りたいと思うようになる
ヴィクトリア女王もまた、アブドゥルの話す言葉を学び、インドの食べ物や文化に興味をもつようになるのだ
そして、すっかりアイドル沼にはまった私たちが、周りから白い目で見られるように、
女王もまた、周囲から白い目で見られるようになり、孤立無援になってしまう
そんな女王の孤独を理解してくれるのが、アブドゥルだけだからこそ、女王はますますアブドゥルとの絆を深めていく…
そして、韓国好きたちの行動に対抗するように、嫌韓の人たちがヘイトスピーチを浴びせかけるように
ヴィクトリア女王のアブドゥル贔屓は、政治を巻き込む論争へと発展していく
そこに、この映画が「今」描かれる意義がある
アブドゥルは、キリスト教徒が対立し続けてきたイスラム教徒だったからだ
ヴィクトリア女王が、ただインドから来た人と仲良くしていたから問題なのではなかった
イギリス国教会の首長である女王が、イスラム教徒と親密な関係にあるから、問題になってしまったのだ
しかし、それから100年以上経った現在、未だに、イギリスがかつて植民地にしていたインドやパキスタンから移民を受け入れるかどうかで論争が起きている
そんな今だからこそ、ヴィクトリア女王の「相手の国を知ろうとする姿勢」に学ぶべきことがあるのではと感じるのだ
日本のおばさんたちが、韓国のアイドルや俳優に夢中になるのと、
イギリスの女王がイスラム教徒に夢中になるのでは次元が違うと思うかもしれない
しかし、国民の長である女王だからこそ、模範となるべき姿を見せるべきなのではと思う
相手に自分のことを知って欲しいと思うなら、まずは、自分から相手のことを知るべきで、
お互いに知り合ってこそ、真の信頼関係が築けるのではと思う
現在の移民排斥の風潮をヴィクトリア女王が見たら、なんと思うだろうか
きっと悲しくて涙を流すに違いないと思う
多くの人に彼らの友情を知って欲しいし、そこから、たくさんのことを学んで欲しいと思った
本当に素敵な映画なので、興味のある方はぜひ
孤独な魂が救われる
ヴィクトリア朝と言えば、イギリスがグレート・ブリテンとしてアジアやアフリカに帝国主義の侵略を展開した時期であり、世界史の授業を受けた限りでは、ヴィクトリア女王は冷血で鉄面皮の暴君という印象である。
しかしこの作品の女王は、強大な権力を持つ世襲の君主であることを自覚しつつ、人間らしさも見せている。立憲君主制が進みつつある内政の一方、対外的には強力な軍事力を背景に植民地化を進めている中で、必ずしも征服した地域の文化や宗教を蹂躙することはなかった。それは文化に寛容で、人を差別しないヴィクトリアの人間力によるところが大きかったのかもしれない。
夫の死からこれまで、王位の孤独にひとりで耐えてきたヴィクトリアは、5人の首相をはじめとする多くの政治家たち、自分に使える侍従たちや女官たち、子孫たちとその家族など、兎に角たくさんの人々と接してきたことで、人の本質を見抜く力を身に着けてきた。それは孤高の女王として生きていく上での最も重要な武器でもあった。周囲の人々はそんな女王を畏れ、敬遠しながらも、地位に恋々としている。それがまた女王の孤独をさらに募らせる。
さて本作品のインド人アブドゥルは、そんなヴィクトリアの眼鏡に適った人間である。夫がなくなって以降、忘れていた人との触れ合いの喜びを取り戻す。この辺りはほのぼのとしてとてもいい。春に氷が溶けるように、長い冬に閉ざされていた女王の心が漸く溶けていく。アブドゥルはイスラム教徒であることを貫きつつ、英国国教会の首長である女王に対等に接する。アブドゥルの平静な精神力もすごいが、受け入れた女王の胆力は驚嘆すべきであった。
イギリスの帝国主義には肯定する点はひとつもないが、ヴィクトリアが歴史的に重要な役割を果たし、そして最期は幸福な時を過ごしたことは、ひとつの救済であった。温かみのあるいい映画だった。
物足りないどころか、やや反感を覚えた
全く異なる世界に生きてきた2人だからこそ心を開ける、人間愛が観る者を幸せにする
本作は、ほぼ実話をベースにして作られた作品だそうだが、何だか作品を観ていると実際に有った事とは信じられないような数々のエピソードに思わず笑みがこぼれてしまった。
ジュデ・ディンチ演じるヴィクトリア女王がとてもキャラ的にチャーミングで、魅力的だ。
世界中に植民地支配を展開していた当時のイギリス女王なら、誰でもが気難し屋で、怖い権力思考の筈と本気で信じていただろう。
ましてや、インド人のアブドゥールから観たら、決して彼の個人的な天敵でなくても、自国を植民地化した国の女王様なのだから、その人が人間味溢れ、本当は気さくで、シンプル且つ偏見がない懐の大きな優しい方だったと誰が想像出来る?
身分・国籍・年齢そして習慣や言葉も異なる人間同士、共通点が何一つなさそうな人間関係に果たして友情は成立出来るのか?
本作は有る意味では、女王とその身分違いのムンシ(先生)との友情物語だから、インド人である使用人からみれば、逆玉の輿のような出世物語とも言える。
でもこの2人の関係が、嫌味な感じが全くなくて、むしろ観ていて楽しくなるような作風に仕上がっているのは、ジュディとアリの息の合った見事な芝居が巧く生きているからこそだと思う!
人間って逆に違い過ぎる2人の間だからこそ、敢えて本音で付き合えると言う事が有るのかも知れない。
本作を観ていると人間の善い部分に光が当てられているようで、人間として生きる事に自信と希望光を見出せるような作品だった。
まあそんな2人の関係を面白く思わないヴィクトリア女王の周囲の人物も多数描かれてはいるものの、それはそれとしてサラリと流せて観られてしまいました。
そしてもう一つこの作品の素晴らしさは、ゴージャスなロケ地の数々!
宮殿や庭園、そして別荘に至る迄ゴージャスで見事!映画として充分に楽しめる作品だったので、そこまでしなくても良いかな?とか思いましたけど、みなさんはどう思いました?
今、我が国でも、皇室のご成婚問題で色々有りますが、我々庶民の様に好きだ、嫌いだだけで婚姻が出来るお話では無い問題だけに、余計にこの映画が、映画の世界に留まらず、身近なリアルな物語として興味深く、面白く観られた気がしました。
「ドライビング・ミスデージー」同様本作も人間愛に溢れる映画で観ていて気持ちが穏やかになれる作品でお気に入りの作品となりました!
人種の壁を超えた女王とインド人の深い繋がり
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