劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶのレビュー・感想・評価
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怪しくても最後になると悪い妖怪では無かった
最初は木に命を吹き込んで新しい町に引っ越したのだと思ったけど、わからなくなりました。
木に命を託して消滅したのか、
木となってあやかしをやめたのか、
木に宿りほこらの主になって土地神になったのか、、、。
あやかしが色々話すけど元は木だったとか木に戻るとかなんとなく優しい嘘をついている感じがしたのと、
エンディングの歌が悲しい感じだったから、ただの別れじゃ無く死別なのかもしれないって考えが浮かんで。
あやかしがもう二度と現れない点が、擬似的に死別と同じなのかもしれません。
ただ力を使い果たして自然の空気や水や光の一部にまで戻ったという感じもしました。
僕にはあやかしは見えないので、映画に込められた心も見えないのかもしれません。
ニャンコ先生可愛かった
10年観続けてきた大好きな作品の初めての映画化ということで期待しすぎてしまいました笑
つまらなくはなかったのですが初見の人のためにレイコさんとは〜友人帳とは〜って説明が入ったり夏目の学校生活の話、夏目の過去の話、レイコさんの話…などいくつかのエピソード?が混ざっていたので映画と言うよりシリーズ7があったとしたらそれの総集編観てるみたい〜って印象が残ってしまいました。
でもニャンコ先生が可愛くて可愛くて犬の会も出番があり笑えて泣けるとても良い作品ではありました。
映画グッズがポップコーンBOXからパンフレットまで全て完売だったのがとても残念でした。
面白い! 絵が綺麗なアニメ
楽しかったです。っていうか面白かったです。絵も丁寧で綺麗で良かったです。例えば貼り絵の所。
席が悪かったのかなぜか遠くにいる感じがした。 3D化すればいいのにと思いました。
プリチーだった
テレビサイズでも十分だけど、友人帳を好きな僕としては新しい物語は嬉しかったです。
いつも通り、物悲しくも心が温まるお話でした。
分裂したニャンコ先生がいつにも増してプリチーだった(笑)
レイコの切り絵、部屋に飾りたいなぁ。
ご鑑賞後にご覧ください
パンフレットを開くと
始めのペーシに
そう書いてありました。
宝箱を眺めてから
中をみてねと
そう読めました。
本作は、
大切なものを亡くした人に
寄り添う、
あやかしのお話でした。
その、
あやかしホノカゲは、
人の記憶や思い出を
変えてしまう。
ただでさえ、
人は同じものをみても
違う記憶や思いを持つもの。
曖昧なものを、
存在が怪しいものが
司る不思議さ、怖さ。
それを、ほっこりする
キャラやエピソードで
進んでいくのが
心地いいです。
なんというか、
人が忘れてはいけない
暮らしや振るまいが
小さな幸せに繋がっていくのが
よかです。
孤独を知る少年が、
仲間を得て、
寂しさから、解放され
毎日を大切にすごすのが
憧れるのかなぁ。
本作は、アニメ化されて
10年たったんですね。
友人帳は、
5年くらい前に、DVDで
知ってから、
ずっと癒されてました。
日常の葛藤から、
子供の頃に暮らした風景に
溶け込んだ異次元に誘う空気感は、
私の精神のビタミン剤です。
ふんわり、
包まれるのが気に入ってます。
知らない人は、
試してみては。
きっと癒されますよ😃
優しさあふれる素敵なストーリー
・ニャンコ先生 面白くて可愛い。斑とのギャップが楽しい。
・天涯孤独なレイコが、死後だけど人に好かれていたことを発覚出来たシーンが良かった。
・名前を返すシーン カッコいい。
・親子のストーリーが最高だった。ラストの去り方も素敵だった。
テレビ版アニメの範囲。期待外れ。
テレビ版アニメと何か違いありますか?(違いは時間だけw)
敢えて言わせていただくと、超感動とか号泣した人って浅いと思います。
レイコさんの過去がもちょっと明らかになるのかなって期待大だったけど、その辺はアニメも同じで、もったいぶって明かしていません。今回は津村親子がメインですが、もう少しこの親子の背景を掘り下げるか、レイコさんをそこまで出しているのならレイコさんとの関係をもっと近づけるかしないと、気持ち投入しづらく感情移入できません。
原作者を含め関連の方々、
せっかくの初映画化なのに、脚本も映像も出し惜しみしてませんか?無限の才能を限界化しないでください。
次はぜひ!期待しています。
ほっこり泣ける、いつもの夏目
漫画未読。アニメは、1期から鑑賞済みです。
夏目のあの、緩やかで、温かくて、優しくて、切なくて、なんとも言えないあの空気感。劇場で堪能できました。いつも通りの夏目友人帳。劇場版にしては物足りない!という方もいらっしゃるかもしれませんが、私的には、いつもの夏目でよかったなぁという印象でしょうか。
ストーリーはいつも通り、夏目と友人、妖達の日常と、出会いと別れ。ほっこり泣ける、いつもの夏目でした。
最初の笹本の弁論大会?の話、後々のほのかげの話と繋がっていて、なるほどな、と。あれはほのかげと関わった人達の想いなのかも知れませんね。いなくなってしまっても、心に覚えているよと。記憶はなくなってしまっても、どこかで君は生きてるよ、と。ほのかげの優しさ、これまでの生活の切なさ、よりえさんへの想い。長い長い8年間。あなたはよりえさんを沢山幸せにできたよ、と言ってあげたい、、、。ほのかげの優しさに涙が止まらず、よりえさんがほのかげの切り絵を作って飾っているシーンでは涙が溢れ、、、。心が洗われた時間でした。もう一度見に行こうと思います。
大好きな夏目の世界がそのまま
原作とアニメの大ファンです。
やはり、アニメから入り原作も愛した身としては、凄く満足した劇場版でした。
夏目友人帳に惹かれたのは人間だからこその優しさ、弱さ、不器用さを尊く優しく描くところです。その魅力がこの劇場版に詰まっていました。
私は特にレイコさんが「私は覚えられなくていい」と言った台詞はどうしても切ない気持ちになりました。でも妖、人に、そして夏目くんにこれほど愛しいと思われてるレイコさんは幸せなのだと、心が温まりました。
人は残酷な嘘をつく、始めその嘘に気がつくと傷つくけど。それでもそれが優しい嘘だと気がついた時、それは救いになるのだと、拝見していて感じました。
悪いところを言えば、ちょっとペース配分が気になりました。最初が遅くて、それで急に早くなったり…多くの方が最初が遅いとおしゃっていますが、私はその後の展開が急に早くなったから遅く感じたのだと思いました。個人的にもっと遅くても良かったのではと思っています。でも劇場版だからこそ、それは無理だと思いますが…
ニャンコ先生には笑わせてもらい、ちびニャンコ達にも癒されました。夏目くんは相変わらず優しく尊く、成長していく彼が微笑ましかった。そんな夏目と妖達と一緒に成長していけるような、そんな尊い作品です。
これぞ、夏目友人帳。
つらつらと感想を書きましたが、一言で表すならば「リピート即決定」。
小学生の頃から原作を追ってきた私も今年社会人となり、夏目を読み始めて10年が経っていたことに驚き、また映画館で観られる日が来るとは…!と、とても楽しみにしていました。
台風が近づいていましたが、もちろん初日鑑賞。
まず特典が豪華すぎてにやけました。これは嬉しい。
ストーリーは、原作やアニメの世界観を崩すことなく、ゆったりと贅沢に展開していくところが夏目らしいなあと思いました。犬の会や名取さんの登場シーンではクスッと笑えて、分裂したニャンコ先生には癒され、ちらほら出てくる過去のストーリーや終盤にかけての展開では目頭が熱くなり、最後はこらえ切れずに泣いてしまいました。エンディングの歌も素晴らしいです。歌詞を追っていると映画のストーリーが蘇るので涙が溢れます。何度も聴きたくなります。
鑑賞後は、これからもファンであり続けたい作品だと思いました。
ゲスト声優さんについては、意見が分かれているところではありますが、高良健吾さんのお声は今回ぴったりだったように思います。バイきんぐのお2人は、他の作品だったら私も残念に思ったかもしれませんが、夏目ならではの雰囲気にはすごく合っていたと思います。ああ、こんな妖いるかもって。
また、シリーズ初鑑賞の方でも楽しめると思いますが、より深く夏目の世界に浸ってもらいたいので、アニメでも原作でもなんでもいいので少し予習することをオススメします。
最後に、ぜひパンフレットも熟読してください!!!
初心者だけど超楽しめた
原作・TVアニメも未体験、タイトル以外は完全先行知識ゼロで挑みましたが、めちゃくちゃ良かったです。胸が震えました。サラっとしてますが、結構深い話だと思います。
物語の根幹には、孤独感とつながりがテーマとして流れているように感じました。
夏目は親戚の間を転々とした幼少期を送ったためつながりが作れなかった過去があります。物語の中心となる妖怪も、夏目同様さすらう運命のために誰ともつながれなかった。それは夏目の祖母・レイコも同様です。妖怪が見えるため人の世に馴染めず、『友人帳』を作ったくらいですから。
このように、つながれなかった人たちの悲しみが本作の中核に存在していると考えます。
しかし、物語のはじめから主人公夏目はすでにつながれており、悲しみは過去のものになっています。そのため、夏目は悲しみを癒す側の存在であり、言ってしまえば本作は『ブラックジャック』的な構造を持っているように感じました。
友人帳に書かれている名前を返すと言う行為自体が、縛られた妖怪たちを解放し、その自主性に任せることであり、セラピューティックな行いですね。妖怪も癒されますが、祖母の孤独な魂も少しずつ癒されて行くようにも感じます。
孤独というか孤立した人は、自分のために何かしてくれる人が存在しません。生前、レイコは誰かとつながりたかった。妖怪たちとつながろうとしたが、それは『勝負に勝ったら友人帳に名前を書く』という、対等ではない歪な関係だった。だからレイコは妖怪ともつながれなかった。
夏目はレイコの遺した問題の解決に取り組んでいるわけですが、それはレイコのために行動しているとも言えます。それが、亡き祖母の魂の解放にもつながり、夏目自身の魂の深化にもつながっているように感じます。
また、物語の舞台が森と街が共存しており、物の怪との物語を紡ぐことにはピッタリなロケーションだなと痛感しています。土着している妖怪たちが楽しそうに暮らしているのもいい。幸せの条件のひとつに、根付いてつながる、ってのがあるなぁとしみじみ思います。
さすがに映画では、豊かな登場人物たちの背景まではわかりません。しかし、それで本作の魅力が損なわれてはいないと考えています。正直、原作を読んだりTVシリーズを観ていないとちょっとわからないことも多々ありました。とはいえ、それらはあくまでも本作においては枝葉的なもの。それで物語の本質を楽しめなくなることなどはまるでなかったです。
夏目にとっての兄貴分っぽいイケメン野郎・名取は、なんともカッコいいキャラで、釣りキチ三平における鮎川魚紳的なポジションなのかな〜と想像。お気に入りのキャラです。微妙に夏目と価値観が違ったりしており、なかなかコクのあるキャラっぽいですね。田沼くんのサイドキック感も良かった。
ただ、タキさんや笹田さんが本当に脇役っぽいのが残念。美少女キャラがひとりくらい夏目のサイドキックとして活躍してほしいなぁ、なんて思ったりしました。
このように、本作いや本シリーズはとても素敵な物語だな、としみじみと実感した次第です。
本作を鑑賞した後、私はすっかり『夏目友人帳』のファンになりましたよ。TVシリーズも少しずつ手を出していこうと考えています。
良くも悪くもいつもの夏目
原作は未見。テレビシリーズは一通り鑑賞済み。
いつも通り、ひょんなことから夏目が怪異に巻き込まれ、すったもんだでほろ苦い結末に着地する。
元が一話完結ものなので、それのオールキャスト出演拡大版というところか。
目新しさはないが、それこそが夏目の魅力でもあると思うので、ファンは見て損はない。
劇場版ならではのスペクタクルを求めて行くと肩透かしをくらうかも。ちびニャンコ先生はスペクタクルだったけど。
逆に、夏目友人帳は完全に初見という人にはあまりオススメできない。
少しだけ設定説明はあるものの、キャラそれぞれの掘り下げはもちろん映画の中ではできないので、単体で見れば説明が不足している。
ほんの脇役に至るまでそれぞれのキャラに魅力があるシリーズなので、そこをわかった上で見ないと???となってしまうであろうシーンもチラホラ。
高良健吾の声はしょっぱなこそ若干の違和感をかんじたけど、今思えばキャラ設定にうまいことハマっていた。意図してなのかどうかわかりませんが。
素晴らしかった!
さすが夏目友人帳…話がすごく綺麗で切ない…でもそこがいい…名取さんの登場シーンちょっと笑ってしまった()ニャンコ先生は可愛いし、たきも可愛い…とてもまとまっていて、長編でも飽きずに楽しめました。舞台挨拶もライブビューイングで見ましたが面白かったです!
大人の方も多くてびっくり。私の見た映画館には小さな子供からおじいちゃんまで、幅広い年代がいました。このままたくさんの人に愛され続ける夏目友人帳であってほしいです。
“一番大切な人”との繋がりを大事にしたい映画
あのデブ猫…じゃなく、ニャンコ先生、常に何か食ってんな、というのがストレートな感想です(笑)チビニャンコ先生に癒されました。あの声をイケボイスの和彦さんが出していると思ったら、不覚にも吹き出しそうになりました(笑)
その先生が夏目の前から突然いなくなって、藤原夫婦に(夏目)自身も存在を忘れ去られたのが怖かったですね。夢だったのが幸いでしたが…。
本編では、中級妖怪達がチビ先生3匹を見て、ギャグ調に弾けていた場面や、名取さんにからかわれ、(名取さんが)先生に頭突きを食らわされて後ろで怒りに震えていた笹後と、それを抑える瓜姫が可愛かったです(笑)
また、上映終了後の舞台挨拶で、多軌役のサトリナさんが(井上)和彦さんが抱えていたチビニャンコ先生3匹を見ながら悶えていたのに笑いました(笑)
去年、6期の放送が終了してから、7期はいつになるのかと寂しい気持ちを抑えながら待っていたところ、今回、まさかの映画化と聞いて、「これを劇場で観ないわけにはいかないぞ」と、この1年心待ちにしていました。
ゲストキャラの村瀬さん演じる結城君や、(俳優の)高良さん演じる椋雄君などを見て、“一番大切な人”との繋がりを大事にしたいなと思わせられたアニオリならではの映画でした。
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