目撃者 闇の中の瞳のレビュー・感想・評価
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凝った謎解きサスペンス、期待できる監督
関係者の証言や回想に少しずつ嘘がまじっていて、真実に一歩近づいたと観客に思わせて実はミスリードしていく。その手腕がなかなか鮮やかで、しかも後半にとんでもない残酷描写も飛び出して意外性も十分。 聞けばチェン・ウェイハオ監督、台湾では珍しくホラー映画で頭角を現した新鋭とか。恋愛映画や少年少女を主人公にしたほのぼの系の印象が強い台湾映画だが、別のジャンルだって面白い作品があることを証明してくれた。 香港や韓国のサスペンス映画にありそうな、驚愕の真実、あっと驚く展開が山盛りの、どちらかと言えばリアリティーよりも話の面白さ重視の作劇だが、脚本がよく練られていて再見したいと思わせる。このジャンルが好きな人にとっては、見逃したらもったいない力作だ。
最後のページは開くな!
みんな嘘つき。これだけ嘘つかれたらミスリードどころかつまらなくなってくる。さらに何度も過去に遡るため、え・・・どうなったの?と混乱してしまう場面も。しかし、最後にホラー映画好きにはたまらない映像が・・・オェ ま、正義感の強い新聞記者なら9年も事故を放っておくはずがない。中古とはいえBMWに乗ってるんだから安月給ではあるまいという疑念から始まるのだ。登場する人物は怪しい者ばかりだし、政治家の不倫を暴こうと失敗してしまい解雇されても調査し続けるってのもねぇ~ 最後まで諦めずに見ることができて良かった。色々映画賞を獲得している事実がなかったら、途中で諦めてたかも・・・ 原題の「Who killed Cock Robin?」(誰がコマドリを殺したのか?)が気になって調べてみると、元々はマザーグースの一つであるクックロビンをミステリーに用いた小説が由来らしい。ややこしい話が多いのね・・・
偶然に偶然を重ね、ミスリードにミスリードをかぶせまくる姑息な間延び冗長劇
中盤以降になっても全く掴みどころがない展開。しかしそれゆえに???となりながらも知的好奇心は維持される。 さすがに終盤に入って全貌が分かりかけるがそこから意図的な誤誘導ミスリードの連発。 ラストに全てのつじつま合わせが完成するという図式だが、それまでにさんざん姑息な製作手法に呆れ果てていたので「イヤー面白かった!!」とはならんっつーの。笑 でも好奇心が維持されて集中させられた時間に関しては感謝すべきだろう。 しかし、総評は1.5の一つ星 2203-1
真実が明らかにされるほどに急加速!
ひとつの交通事故と、当時起こっていた誘拐事件。 何でもないモヤッとした始まり。この映画、面白くなるのか? それが後半も後半!あらゆる真実が明らかにされるほどに急加速! シビレル!そしてエグイ! 最後の一瞬まで見逃せない。
新聞記者が9年前の死亡交通事故を再調査するといろいろなことが判明する。 登場人物がほとんど悪人。 この映画がサイコスリラーだということは終盤になって初めて判る。
動画配信で映画「目撃者 闇の中の瞳」を見た。 劇場公開日:2018年1月13日 2017年製作/117分/PG12/台湾 原題:目撃者之追凶/WHO KILLED COCK ROBIN 配給:フルモテルモ、コピアポア・フィルム 莊凱勛 許瑋甯 柯佳嬿 李淳 李銘順 湯志偉 言語はほとんど中国語普通語。 ときおり福建語(台湾語)が混じるのは台湾映画らしい。 莊凱勛が主人公。 新聞記者で9年前の死亡交通事故の目撃者である。 許瑋甯も新聞記者。 美人である。 柯佳嬿は9年前の死亡交通事故の生き残った被害者。 この人も美人。 新聞記者が9年前の死亡交通事故を再調査するといろいろなことが判明する。 登場人物がほとんど悪人。 この映画がサイコスリラーだということは終盤になって初めて判る。 警察官(李淳)が凶悪犯罪者ってありなのかな? 満足度は5点満点で2点☆☆です。
チョン・スー・ソー
観覧予定5 この人がこうで、あの人があーで、向こうの人が....ニ転三転する、わりには構成が下手過ぎて、驚かない。名前が慣れてないからウーチェンソー?こいつもチェン、スーソーで、訳分からなくなる。チェンリーソウ?中国の映画(厳密には台湾)らしいが、まぁ。ドンデン返しの部類には入るだろうが人に勧める程でもない。唯一良かったのが足を怪我している女の人の色が楊貴妃と同じで怖かった。
2018年度ベストムービー!
「衝撃!」とは、正にこの映画のためにある言葉かも知れません。サスペンス映画好きで観ようかどうか悩んでいる方…この映画を見逃すのはもったいない!
コリアンムービーか。
あまりのドロドロさとしつこいくらいのどんでん返しにコリアンムービーかとおもっちゃいました。が、面構えが違うのかやや迫力不足、かな。こんな巡り合わせはねーだろー、ってよくよく考えると思うけど映画らしくしっかり納得させられます。久しぶりにじっとりした作品だった。
強かな人間への恐怖
劇中で起こる全ての物事や一つ一つのシーンに意味があり繋がっていくつくりが好き。 少しずつ紐解かれつつ、裏返し裏返しして最後に怒涛の勢いで投げつけられる事件の真相と全貌には呆然とするしかない。 絶望的な重みや狂気というより、権力や金をめぐる人間の強かさに対する恐ろしさの方が印象的だった。 全てが悪夢かと言ったらそうでもないけど終盤のショッキングなシーンと最後主人公の見せる表情には背筋の凍る思いがした。 暗めのトーンの映像にスリリングなカメラワークがずっと緊張感を煽ってくるので気を抜くことなく注意深く観ることができて良かった。 偶然にしては出来すぎな人の繋がりやちょっと唐突すぎるエピソードはあれど、伏線がいたるところに散らばって思い返せば返すほど発見のあるサスペンスで面白かった。
欲張り過ぎているかも
ホラーサスペンスかなと思っていたら正当なサスペンス映画でした。 まず、主人公を初め色々と出てくる登場人物が、最終的に1本の線で繋がりますすが、「う~ん、なんか欲張り過ぎているかも」題材はとても良いと思うので、じわりじわりときて結末が分かると良かったですが、話をひねり過ぎているのかも、とにかく、使えるモノを全て使っていまおうと、で、話の進み具合がミディアムテンポと来たので、もう少しお話をシンプルにしてコンパクトに出来ればもっと良かったのかもね。
東方美人茶
新聞記者が中古で買ったばかりの車で事故を起こして修理に持ち込んだ所、元々この車は事故車だと言われた為に調べたら、9年前に自身が目撃した交通死亡事故の被害車両であったことから拡がって行く話。 そんな情報もないのかよ?とか、もしなくてもナイスゴシップだろ?という政治家のスキャンダルから始まり、都合良過ぎたり、無理がある流れはあるもののなかなかミステリアスで引き込まれる展開。 しかしながら終盤で攫った理由とか金の話とか確かに引っかかることもあったけど、エピソードの後出しが酷すぎて冷めてしまった。 終わり方は嫌いじゃないし面白かったけど、被害車側の話の見せ方がもう少しちゃんと流れの中に織り込まれていたらという感じ。
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