「バリー・コーガン聖なる演技」聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア カメさんの映画レビュー(感想・評価)
バリー・コーガン聖なる演技
個人評価:4.1
素晴らしく恐ろしいストーリー。
鬼才の他作品と同様に、キューブリック作品の様な、異様な恐怖の中にも美しさが混在している。
罪と命の等価交換や、家族の命の選別など、惹きつけられる内容とテーマ。
またマーティン役のバリー・コーガンの演技が素晴らしい。狂気を帯びた少年が語る言葉は、どれも適切で説得力があり、選び抜かれた台詞と感じる。それは16歳の少年が口にすれば違和感しかない言葉のはずだが、見事に自身の言葉として台詞を操っている。ニコール・キッドマンや、コリン・ファレルなどの名優を完全にくっている圧巻の演技だ。
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