「人は都合よく過去の思い出を作ってしまう。」ベロニカとの記憶 Takashiさんの映画レビュー(感想・評価)
人は都合よく過去の思い出を作ってしまう。
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青春の思い出とサスペンス的な要素がある作品。とても面白かった。40年前トニーとベロニカは付き合っていた。しかし、トニーは周りの友人たちから「トニーの親友のエイドリアンがベロニカと熱愛中」と聞かされる。嫉妬からトニーはエイドリアンに嫌味のこもった呪いの手紙を送る。その後、エイドリアンは自殺してしまったため、二人の中の記憶を封印してしまう。40年後に知った事実はエイドリアンの恋の相手はベロニカの母親・セーラだった。40年後にトニーとベロニカが面倒を見ている知的障がい者の「エイドリアン」の息子だと思い込むが、またも勘違いで彼はセーラの息子だった。エイドリアンの残した日記を書くベロニカは大切に持っていたがこれが周りを不幸にすると思い燃やしてしまったのだ。エイドリアンに出会ったトニーは、彼をベロニカの息子だと思い込んで40年前の過ちを繰り返そうとしていたのである。人は間違いを犯すものであり、ベロニカに過去の過ちをベロニカに手紙で謝罪する。そしてトニーは今の家族が自分を必要とされている事に安堵を覚えるのだった。
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