劇場公開日 2018年10月5日

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「眩しすぎる青春。伝えられない想いの果てに待つ、2人の未来とは。」あの頃、君を追いかけた 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5眩しすぎる青春。伝えられない想いの果てに待つ、2人の未来とは。

2018年10月17日
PCから投稿

泣ける

悲しい

寝られる

【賛否両論チェック】
賛:お互いの想いを伝えきれずにいた2人が辿る運命が、とても切ない。観ている方がニヤけてしまうような眩しすぎる青春も味わい深い。
否:主人公達の言動はどこか日本っぽさがなく、他のアジア圏の映画を観ているよう。ストーリーも非常に単調で、退屈してしまうかも。

 日常のくだらないことが面白くて、自分の好きなものに熱中出来る、青春という唯一の特権。そのど真ん中にあった主人公達の儚い日々が、淡々と紡がれていくのが印象的です。相手のことが好きだから故に、素直になることが出来ない。そんな甘酸っぱさがふんだんに盛り込まれています。
 ただその主人公達の言動の1つ1つが、悪くいうと鼻につくというか、どこか実際の青春とは解離しているというか、良くも悪くも日本っぽくない感じがします。その辺は原作の雰囲気がそっくりそのまま残っているからかも知れません。
 でもラストは本当に切ないです。不器用で自分の想いを伝えられずにいた浩介と、そんな彼の想いを期待し続ける真愛。2人が辿り着く結末には、思わずグッと来ます。
 賛否は両極端に分かれそうな作品ですが、気になった方は是非。

映画コーディネーター・門倉カド