「魅了と意図された困惑」坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async SungHoさんの映画レビュー(感想・評価)
魅了と意図された困惑
今年の1本目は坂本龍一によるニューヨークでのコンサートを収録した映画。
最新アルバム『async』の楽曲や、そこでの試みをライブ演奏したものだけれど、魅了されると同時に困惑させられた。
無論、彼自身も「async」という言葉で表しているように、ここでは調和の音楽を目指していないわけで、ゆえにこの「困惑」すら音楽家の意図通りに違いない。
ピアノを離れて、様々な器具で音を鳴らす教授の姿は、厳かな法事を執り行う僧侶のように見えました。
2018年 通算1本目
感想:★★★★☆
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