「恋をした時の輝いてる世界。」あさがおと加瀬さん。 ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
恋をした時の輝いてる世界。
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「わたし、加瀬さんと付き合っています!」
まず「付き合ってるの!?」となった冒頭。(原作は未読の人間です。)
てっきり女子高生の2人が付き合うまでのじれったい恋模様を描いてるのかと思いきや、付き合ってからのみずみずしい心の動きを描いている作品だった。
そして全体的に山田ちゃん視点だからもあるのか世界がきらきらしていて輝いていて見えて、雰囲気も可愛らしくほほえましく観られる作品だった。毒気はなし。
作画もとてもきれい。メインふたりのアップの画が結構あるんだけど、感情をうつした瞳がとても美しくて印象的だった。
しかし、加瀬さんは挙動が男前かつ思春期の少年のようだったので(でもそれも含め加瀬さんも可愛いんだけど)、女の子として山田ちゃんを好きなのか、中身が男の子寄りで山田ちゃんを好きなのか、個人的には気になったところ(中身が男の子寄りなら百合ってよりは青春ロマンスだね)。
なんとなーく、山田ちゃんと加瀬さんの描き方が男性が作った作品っぽいなと思って観てたけど、やはり脚本も監督も男性だった。
エンドロール時点で、タイトルの「あさがお」は何だったんだ?と思ったけど、最後の最後で回収されてました。途中まで山田ちゃんの下の名前が「あさがお」だと思い込んでいたのは秘密です。
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