劇場公開日 2018年7月6日

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「当時は当たり前の反応」バトル・オブ・ザ・セクシーズ うにたん♪さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0当時は当たり前の反応

2019年1月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

今の日本でも同じことであったと思う。
「女は引っ込んでいろ」なんて陳腐な台詞は、どこにでもあり、女性が唇を噛み締めていたことは容易に想像できる。
今でも、男性優位の意識を持っている人が結構見受けるほどに。
女性がモノ(意見)を言えるようになるまでどれ程の抵抗があったか?
ビリー・ジーンが単なる女子テニス選手で終わらず、その後も性差の問題に関わり続けた事にも興味深い。
この試合は男女の優位を決める事だけでなかったのはラストのビリージーンの涙で分かる。
50歳を越えた高齢のボビーに過度の期待を持つこと事態おかしいが、ボビーが勝つと男性優位を信じている事がこの時代の不可思議さだろう。
ビリージーンが勝つことで、差別的な男たちにノーを突き付け、陰に隠れていた女性に男女がお互いを尊敬できる平等な社会をと考える機会になったのだろう。

未だに、その男女差別は厳然と残っており、LGBTへの強い偏見などは中々理解して貰えない事を考えると思いの外考えさせらられる作品だった。

うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)