「食傷気味」バトル・オブ・ザ・セクシーズ ユージーンさんの映画レビュー(感想・評価)
食傷気味
女性軽視を受けた女子テニス選手が、シニアでプレーしている男性テニス選手と対決し、勝利するまでのお話。
前知識もほとんどなしに観に行ったので、もっとテニスの試合風景などが観られると思っていたのですが、そこにはさほど力を入れておらず、史実をベースに、性差別と同性愛に焦点を絞った展開が続き、正直、またか、と思ってしまいました。
とにかく、二時間にわたる話のほとんどがそれに費やされており、後半にはかなりの疲労感を覚えました。
しかし、作品内の当時のイメージを表現するための、ぼかした撮影技法や、メイクの仕上がりは、さすがだなと思いました。
アラン・カミングの起用で、彼の最後のセリフには、彼自身がゲイであることもあり、真に迫るものがあって、心に刺さりました。
最近の女性優位な風潮が目に余る気もしますが、まだまだこれからも続くのでしょうね。
コメントする