アバター ウェイ・オブ・ウォーターのレビュー・感想・評価
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姿を変えた「大草原の小さな家」
3D 吹替え版を鑑賞。3D 映画という手法を確立し、全世界で歴代最高収益の 3,700 億円を叩き出した 2009 年公開の前作の続編である。前作から 13 年経っており、登場人物の説明などは一切ないので、前作を鑑賞済みであることが前提である。キャメロン監督は第5作まで想定済みだと言っている。
アルファ・ケンタウリ系惑星ポリフェマス最大の衛星パンドラを舞台に、この惑星の地下に埋蔵されているエネルギー物質の希少鉱物アンオブタニウムの採掘を目的として海兵隊を派遣した RDA 社が、パンドラに住んでいたナヴィという先住民族の許諾が得られなかったために、人間との混血を進めるという陰湿な手段に出て、アバターの操作員だった兄が急死したことにより、RDA 社から兄の仕事を引き継いでほしいとの誘いを受けた元海兵隊員ジェイクが、兄の身代わりとして作戦に参加するところから始まった話である。アバターは操作員各自の DNA に合わせて作られているために新たな操作員を使うとなると高額なアバターをもう一度作り直さねばならないが、ジェイクは一卵性双生児の兄とDNA が一致するため、兄のために作られたアバターを利用することが可能なのだった。
戦傷で下半身不随になっていた身体を治す治療代を得るため、ジェイクは RDA 社の誘いに応じることにし、およそ6年の冷凍睡眠を経てパンドラに辿り着いたジェイクは、ナヴィ研究所操作員としての任務に就くこととなったが、ある日、アバターを使ってのフィールドワークに参加していたジェイクは、不意なアクシデントから仲間とはぐれてしまい、危ういところをネイティリというナヴィの若い娘に助けられ、埋葬した死者の魂が死後も大地に戻って生きてゆくと考えるナヴィの価値観に次第に惹かれて行く。遂には地球人達に背を向け、パンドラのために戦うことを決断したジェイクは、人間社会から見れば完全な裏切り者となる。自分を送り出した世界を裏切るという話は、「タイタニック」のローズと同じであり、キャメロン監督の嗜好なのだと思われる。
今作では、前作で死亡したはずのクオリッチ大佐がディジタル化された本人の記憶をアバターに移植することによってアバターとして蘇るという超ご都合主義的な話が冒頭に出て来るのだが、これだと何回殺しても無駄じゃないかと思われてならなかった。シリーズ化するにあたってラスボスの不在が問題になったためであろうと思われるが、今作での結末といい、本編中で必死で戦ったのは何のためだったのかという思いが消えなかった。やってはいけない手段だったのではないかという思いは見終わった後まで残った。
人間の俳優の演技を撮り終えたのは5年も前だという話で、CG 製作に5年もかかったということであろう。CG のコストは実写を遥かに上回ることが知られているので、前作並みの興行収入がなければ相当ヤバいことになるはずである。良く出来た CG だとは思うが、翼竜の羽ばたきに伴って、胴体は逆向きに振動するはずであるのに、胴体がモスラのように微動だにせず飛行しているのには違和感を覚えた。
様々な目新しい生き物や海中の美しいシーンなど、いろいろな仕掛けは目新しいものの、展開されているのは家族の話が主となっていて、子供世界の騒ぎが大人を巻き込む大事になり、大人が子供を頭ごなしに叱りつけずに丁寧に話し合うところなど、これは姿を変えた「大草原の小さな家」ではないのかと思ったら非常に府に落ちた。
ただ、鯨に似た生物を寄ってたかって殺して特殊な物質を得ようとするだけの船団は、完全に日本の捕鯨船団を描いているとしか思えず、「鯨は頭が良いから殺してはダメ」と牛や豚や羊や鷄を平気で食べながら主張する頭の悪いシーシェパードを彷彿とさせられるシーンが延々と続いたのにはちょっと辟易させられた。
折角海を舞台にしながら、人間の水着美女などが一切出てこないのは残念だった。それぞれのアバターが美女なのかどうかという審美眼までは持ち合わせていないので、顔色が悪くプロポーションもスリムなだけという登場人物を見続けさせられるのもどこかお伽話じみていた。水中で酸欠になって気を失いながら窒息死しないという描写もリアリティを欠いていた。
音楽は見慣れない人だったが、故ジェームズ・ホーナーの作風を偲ばせる見事な音楽を付けており、特にエンドタイトルは大変な聴き物であった。3時間を超す上映時間は、アバター世界に慣れさせて登場人物の区別がつけられるようになるためには必要だったのかも知れないが、トイレが近い人には相当辛いのではないかと思われた。
(映像5+脚本3+役者3+音楽5+演出4)×4= 80 点。
2022年を締めくくるに相応しい作品 これから観る人向けの感想
前作はあのCGのクオリティに勝る物が他の作品に無く、内容よりかはそちらに重点を置き評価されている気がしました。今はどの作品の映像クオリティも高い為、とても難しくなってくると予想していました
見終わった後は拍手をしたくなりました。完成度レベチです。映像クオリティ、内容ともに終始最高でした
自分はmarvel作品などの戦闘シーンが好きで比べなから観ましたが、最近公開された映像とは比べ物にならないくらいの完成度です
ストーリー重視の人、映像美重視の人、戦闘シーンに期待してる人、どんな人でも楽しめる最高の作品だと感じました。
星が4.5なのは上映時間が長く、お尻が痛くなった為です、私事なので内容に関しては星5です
3Dならアトラクション感覚で面白い!
ドルビーシネマにて3D日本語吹替えで鑑賞‼️
前作よりもアクションが凄く、アトラクションを楽しんでるかのようなカメラワークで没入感が半端ないです😆
映像が美しく、空も海もリアルに感じます。
本作観てると美しい映像以外にも色んな感情が溢れました。
3時間強ありますが途中ダレる事なくテンポ良く鑑賞できました!
映像から目が離せないです😁
共存する
人は野望にまみれている。欲望と欲しがるものを手に入れたい。しかし、手に入れたあとはさらにすごいものを手に入れたくなる。研究成果と技術の進化により簡単に他の惑星に移住することができ、先住民のクローンである【アバター】の作成までできるようになりました。しかし研究者はお金持ちや権力者の欲望に負けてしまいます。地球はもう長く持たない、その代わりとなる星パンドラですが、パンドラにも先住民のナヴィがいます。地球が危険になったのは人の更なる技術の進化に対する欲望に支払う対価であり、パンドラの住民のナヴィは祖先や自然そして同じ星に共存する生物を大切にしてきました。それを奪おうとする人類からナヴィが故郷を守る話です。人類はナヴィから学ぶことはたくさんあります。星を大切にしているところ、共存を意識しているところ、部族を大切にしているところ。パンドラはとある諸島で50もの違う民族が暮らしていますが、争いがなく協力をしています。如何に優れた武器や技術で戦ってもなぜ人類は負けてしまうのか、パンドラの自然を最大限に活用できています。共存ということは、日々のお礼を返してくれることにもなります。しかし、パンドラと地球の生き物で変わらないのは強い者は認められるということです。
ジェームズキャメロンはこの作品の192分間の最新技術の映像を通して、何を伝えたかったのでしょうか?映像は壁がなく、誰にでも伝えられ、共感できると思います。
家族愛、血が繋がっている関係は変えられない、潜在能力を活かすなどを共感できる作品となっています。
前作の続きになりますので、アバターを観ているとよりストーリーを理解できます。
ジェイク家族の成長描写やラストシーンをより詳しく描くとより伝わりやす作品になったのではないかと思います。
この映像美は映画館で。
とにかく、映像が綺麗。13年間のCG技術の進化の様を見せつけてくれました。ストーリーは、色々と言いたい事もありますが、まあこんな物かなと⋯。あれ?デジャヴ?という様なシーンが⋯、一作目の焼き直し?とは言わないけど⋯。また次も見てね的な謎も残しつつ終わったので、多分いや絶対に次作も見ると思います。
海のシーンに圧倒された
16日9時からシネマサンシャインららぽーと沼津のIMAXレーザー3D吹替で鑑賞してきました。
字幕を追わない分物語によけいに入り込めたように思います。
3Dも立体感をどぎつくなく自然に表現しており、IMAXの大画面での迫力は、音響とともにこれぞ映画で本当に素晴らしかったです。
コンピューターグラフィックでの海の表現が本当に『すごい』。海の中を実写で撮ることより、もっとすばらしい撮影ができている。もう実物のセットなんて本当にいらなくなる世界が来ていることを改めて実感させられました。演者としてのアバターの人たちに対する違和感が前作以上にまったくなくなり、本当に素直に惑星パンドラの世界に入り込めました。
海の(流体)表現がこれほど違和感無く自然にCGで行われていることは本当に驚異でした。今回海部分はHFR(ハイフレームレート)上映だということで、注目して行ったにも関わらず、あまりに自然で通常の24fpsとの違いを意識することはできませんでした。
最後のクジラのような巨大水棲生物『トゥルクン』の捕獲船からの脱出シーンは、巨大セットを作って撮影した『タイタニック』に対するCG作品『アバター』のセルフオマージュになっているように思えました。
ストーリー的には『トゥルクン』を捕獲する潜水艦の乗組員が意識的に東洋人的な顔の人を使っていたり、捕鯨国家の日本人としては『反捕鯨的表現』の数々は、そこそこひっかかるものがありました。魚を捕って食して生活している人たちの感性に対して無頓着な、意識高い系の人たちが海を描くとこうなるのかといろいろ納得できるストーリーでした。
情報量が多すぎて1回の鑑賞では見落としている部分が多いような気がします。
かならず、また見に行こうと思います。
史上最高の映像でした
正直、このコンテンツはあまりに好きではありません。キャラクターと設定とストーリーがどうも・・・という感じで・・・となると何を持ってしてコレを観賞しようとしているのかというと、ぶっちゃけ映像と音響のみ質のみです。
前作、初見での圧倒的な映像に対する驚きはかなりのものがありましたが、時を経て自宅のテレビ画面で見直したときのガッカリ感・・・勝手に感動して勝手に残念がっているだけだったんですが、最新の技術を駆使した最高の作品を作り上げるというこの姿勢には、内容はどうであれ、かなり魅力的でそそられます。
ということで、この続編も、とにかく内容はどうでもいいので、スゴい映像体験をしたいがために、大画面のしかも設備も良い劇場へと駆けつけた次第です。
内容やそもそもの設定はやっぱダメでした。自然とテクノロジーの対立・・・わかりやすいくらいの対比がなされているのですが、何のために戦っているのか全く分かりません。襲ってくる敵がいればしょうがないよね、と言われても・・・。ただ、この明確な対比を超絶な映像の質で描ききっているので、もう見ているだけで楽しいです。見たこともない空間が目の前に広がっていて、ただただ驚くばかりでした。
フレームレートの多さは、映画には逆効果なのではと勝手に心配していたのも杞憂でした。圧倒的IMAX3D映像にとっては最強の武器であったような気がします。
この映画は絶対劇場で見た方がいいと思います。なるべく大画面、いい環境で、できることなら3Dで─。
確かに長いんですけど、終始質を落とさない映像の連なりに感動してしまいます。内容にではなく、あくまで映像そのものに。
間違いなく史上最高の映像だと思います。
完璧‼️
長いけど飽きない、超面白かった。ゆっくりだったり激しかったり、ずっと面白い。
なんだ、この凄さ。脚本に映像共に素晴らしい。
前作より遥かに良かった。海設定が尚更良かった。
とても美しかった。
物語も愛があって、ディズニー映画みたいな感覚も。
久しぶりに上映中にリピートしたい映画。
本当素晴らしい映画を有難う。
是非お勧めします‼️
続編として一分の隙もない傑作
ストーリーとしては1作目とそんなに大きく変わらず、地球からの侵略者vs立ち向かうナヴィという対立がメインで描かれています。
とはいえ前作の焼き直しというわけではなく、前作だと地球からやってきた主人公・ジェイクと惑星パンドラの現地民・ネイティリの心の交流だったドラマ部分が、今作だと彼らの子供たちの交流がメインとなっていて、家族愛をテーマにまた新しいナヴィたちの生態が描かれています。
舞台が森から海へと代わり、環境や生物たちが大きく変化したのですがそちらの描写はもう圧巻。
1コマ1コマ隅から隅まで余すところなく美しいパンドラの世界が広がっています。
この映像美こそ『アバター』……!
美しさというよりリアルさと言いますか、質感があまりにも現実味を帯びていて「この生物って実は存在しているのは?」と思わせるほどです。
キャメロン監督がポロッと「サノスのVFXはアバターにはまるで及ばない」と言ってしまったのも納得。
それほどまでに瑞々しくリアルなパンドラの世界がスクリーンの中にはありました。
久しぶりに公開初日に観に行くほど期待していた映画だったのですが、しっかりその期待に応えてくれた傑作でした。
上映時間3時間超えでしたがそれを感じさせないほどの濃密な時間を過ごせます。
トイレ休憩なんて気にしなくて大丈夫、そんなこと考える余裕ないほどスクリーンに没頭できますから。
最高の続編
初めて見る方は予習が必要です!
映像美で涙したのはこの作品が初めてで、絶対に映画館で見るべき作品。ソアリンの水バージョンです。
3時間は長すぎるという声があるけど私は大満足です、トイレ休憩で見れなかったシーンは2回目見る時に楽しみましょう。 興行収入によっては3の公開もあるようなので今から楽しみです!
最高に良かった。
迫力満点の怒涛のアクションが、とても楽しめて良かったです。
海のシーンが凄く綺麗で良かったです。
3時間12分間があっという間に過ぎた感じが良かったです。
流石ジェームズ・キャメロン監督作品という感じで良かったです。
映画の教科書!ジェームズキャメロン偉大なり。
巷で語られるであろう映像美
VFXが凄いとかではなく
結局のところ、映画は物語への没入感!
これに尽きます。
たとえ、語り尽くされたテーマであっても
観る人の心を掴んで離さない。
それが素晴らしい。
心地良い余韻を感じて映画館を後にできました。
以下思いつき。
☆1作目観たけど忘れてたから、??なところありました。復習した方がいいかも。未見の人は観てからの方が感動倍増です。
☆家族テーマだから少しモッタリしてるのは仕方ない。
☆映画館のスクリーンが大きくて好みであれば3Dで観る方がさらに没入感あるかも。当方のスクリーン館の中で最小でした笑
☆死生観は宗教観の現れだから、なんとも言えませんが、観てて亡くなった近しい人達のこと思い出してしまいました。それもこの映画の魅力ですね。
★追記 ゴッドファーザーを参考に脚本構築したと監督のインタビュー読んで我が意を得たり!と思いました。家族の話、個人の話を深く突き詰めると普遍性を持たせることになる。ここを描ける腕があるか無いかでしょうかね。
「競争」と「協調」
久々に「すごい作品」を観てきました!
「高齢者いじめ」と思えた「3時間10分」でしたが、
実際は、緊張と感激の連続で、時間を忘れる作品でした。
私にとっては、久しぶりの「3D」だったのですが、
立体感のある映像と腹まで届く音にびっくり!
いったい、どうやって、創ったのだろうか?
2009年公開の前作の興行成績は、世界1位の30億ドルです。
前作を観た人は今回必ず観るだろうと考えれば、
またまた、世界1位かも。。。
時間と金と最先端の技術をふんだんに使って創られたら
その他の映画作品は太刀打ちできませんね。
差別・いじめ・惨殺の世の中で、
資本主義社会は「競争」を原理に、
食うか食われるかで、成長してきました。
民主主義が説く「協調」も必要と理解しながらも、
難しいと感じました。
前作から、ママは、女優の「杏」に似ていると感じていましたが、
今作の娘は、「佐々木希」に似ていると感じました。
Michi
サリー家は一致団結!
前作でも最新技術による映像表現に圧倒されたが、この最新作は次元の違う映像で、我々観客も衛星パンドラの世界に没入する。
地球から遥か彼方の神秘の星パンドラで元海兵隊員のジェイクはパンドラの一員となり、先住民ナヴィの女性ネイティリと結ばれ、子沢山に恵まれて平和に暮らしていたが、“スカイ・ピープル”が現れたことで生活は一変する。
地球に迫る滅亡問題で人類の衛星パンドラへの依存が増し、同時に裏切り者であるジェイクに対する私怨は、アバタープログラムの応用でナヴィとして甦ったクオリッチ大佐を復讐へと向かわせる。
神聖な森を追われたジェイクとその一家は、家族や一族を守る為にメトケイナ族の統べる海の楽園へ身を寄せることにする。
しかし、その美しい海辺の楽園にも侵略の手が迫ってきてしまう。
ジェームズ・キャメロン監督は、「アビス」や「タイタニック」などで、海を舞台にSFXを存分に発揮しているが、本作で表現される「海」は尋常なレベルではない。
更に生のキャストとモーションキャプチャによるCGキャラクターの共演は全く違和感が無く、その点においても驚いてしまう。
ただ、このようなハイレベル映像は上滑りすることなく、劇中に何度も登場する「サリー家は一致団結!」という台詞が表すように、主人公家族の結束の物語を引き立てている。
映像美
映像美とストーリーの良さって共存しないのか
IMAX3Dで最速上映を鑑賞
これが2022年を必死に生き抜いた人達に送る映画かよ
戦い、争いはもういいよ
あんなにも美しい自然、動物たち
それを一気に破壊する戦さ
本当に物語に必要なのかね
もはやこのクオリティの映像って
30分くらいのヒーリングムービー的な感じで
癒されに行くだけでいいよ、と思ったり
ゴリゴリの家族愛にも若干辟易して、
なんか結局血の繋がりが最も尊いってさ
そんなことないだろ
ひと昔前の価値観で作られたストーリーだよ
なにが息子には息子を、だよ
もはや怖かったです
ただ、本当に映像は凄くてですね
マジで目の前に動物たちが現れるし、
海の中に行けちゃう感じでした
あと3DとIMAXでの表現のバランスが上手い
本当にその辺へのこだわりは感じられる
もう凄すぎるんだけど3時間あると慣れちゃって
時々我に返って、改めて凄いと実感してました
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