アバター ウェイ・オブ・ウォーターのレビュー・感想・評価
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前作は前日譚だったのか、ぐらい今後のシリーズが期待できる「第一作」
お母さん強い キリちゃんかわいい
はやくつづきが観たいです
映像を観ることの選択肢がひろがった今でも、映画館という場所で鑑賞するということが
わたしにとっての幸せなので、
特に、大きなスクリーンで観て、上質な音響効果を堪能し、ものがたりに没入できる
作品がこれからもうまれてきてほしいとこころから思っています
ということを再認識させてくれたです
今年観た映画で総合ベストワンです
21世紀でもベスト3に入ってます
期待以上でした
劇場で観るべき
面白かった。3時間を超える大作ですが、退屈な場面は無かったです。
どこのシーンを取っても印象的で、これが想像の世界とは思えないくらいディティールは細かいです。
ストーリーやキャラクター、テーマ性もさる事ながら、それらを高いレベルで昇華した上でしっかりとエンターテイメントしている所がジェームズ・キャメロン監督の凄いところだなと思います。
3D映像に関しては、前回がもう10年以上前なのであれですが、最初のアバターで受けたような衝撃は無かったです。(自分が観た劇場が2D版を大きなシアターで上映してて、3Dに関してはスクリーンが小さかったので、大画面で観るとまた印象が違うのかなとも思います)
他のCGIが満載の映画を見ても、もはや何とも思わなくなっちゃいましたが、アバターに登場する生き物たちの映像はまるで実在するような存在感で、CGIを観てるんだな、とかそういう余計なことを意識せずに映画に入り込むことが出来ました。
ただ個人的にはクオリッチの再登場はあまり良くなかった。やはり前作の強烈な凄みは出て無かったかな。
ナヴィとなりネイティリと共にパンドラで暮らすジェイク。子供と共に平和で充実した日々を送るが、ある日再び以前よりも強力な軍事力を伴って人類がパンドラにやって来る。
地球が住めなくなり、その移住先としてパンドラに人の住める環境を作るために。
森は焼かれ人工物が建造される。
ジェイクは人類の侵出を阻むためレジスタンスとなって戦うが、訪れた人類の中にかつての宿敵クオリッチの記憶を持ったアバターがいて、ジェイクを付け狙う。
部族を危険から護ため、やむ無く森を捨て海の部族に身を寄せるが、執拗なクオリッチはどこまでも追いかけてくる。
メッセージ性濃い目
豊かな大地と母なる海
Dolby Cinema 3Dで鑑賞しました!
ハイフレームレート上映なので映像がとても滑らかでした👏🏻✨(人によっては映像で酔ってしてしまうかもです)
海の水の透き通った描写が素晴らしかったです!!
浅瀬の砂浜から水深が深い海まで、光の差し込み方も違いがあるので自分が海に潜っているかのような感覚になりました!🐠✨
海の生態系は魚から大型の生物まで多種多様な生物が生息し、絆を結ぶ事で信頼出来るのも良かったです。
アバターの表情も、子供の無邪気な感じ、大人の様々な感情がとても細かく表現されていると感じました。
やはり人間は金儲けが目的のならず者国家ですが、大佐が復活するのは意外でした笑😂
最終的にはパンドラで人間と協定を結び平和な世界になって欲しいですね🕊✨
『エイリアン2』、『アビス』、『T2』、『タイタニック』を創造したキャメロンの作家性が炸裂、瞬きするのも惜しい3時間12分
惑星パンドラから先住民ナヴィとの戦いに敗れた人類すなわちスカイピープルが去って10年後。ジェイクはネイティリと結ばれ4人の子供達や仲間達と共に森の中で静かに暮らしていた。しかしそんな幸せに暗い影を落とす怪しい光と共にスカイピープルが襲来、その中にはジェイクの命を狙う者達がいた。家族を守るため森を離れたジェイクたちは海辺で暮らすメトケイナ族の村に身を寄せる。森での生活とは全く異なる海での生活にジェイクたちが慣れ始めた頃、ジェイクを追う者達の影が次第に迫ってきていた。
結論から言いますが、大傑作です。3D映像の最高峰としてこの13年間不動の座に鎮座していた前作を軽く凌駕する圧倒的な映像美。凡百の3D映画は冒頭の数分でその効果が消え失せてしまうのに本作は3時間その効果が持続します。本作の主な舞台は海なのでそこで暮らす人々、そこに生きる動植物の姿がきめ細かく描かれていてそこにドラマが全くなかったとしてもうっとりと眺めていられるぐらいの美しさがそこにあります。そしてそんな映像に負けないのがドラマ。スティーブン・ラングがキャスティングされている時点でバレバレですが少し意外な形でクオリッチ大佐が復活。要するにお話の骨子は前作とほぼ同じです。しかしこの意外な形でというのがミソで、SFでありそうでなかったある設定が後半でガツンと効いてきて、ドラマの厚みが全然分厚くなります。ジェイクの子供達も皆個性的で可愛く特に長女のキリが見せる美しさが飛び抜けていて誰が演じてるのか俄然気になりましたがエンドロールを見てビックリしました。そして圧巻なのはやはり人類対ナヴィの死闘。前作では空中戦が圧倒的でしたが本作はそれに加えて水中での攻防が加わっているので息を呑んだら溺れてしまいそうなハイテンションの戦闘シーンが続きます。とにかく前作同様人類が侵略者で略奪者ですからもう彼らがバンバカ血祭りに上げられるさまを凝視しながら心の中で「もっと殺せ、殺れ!」と絶叫しまくり。なかでもネイティリの残虐ぶりは群を抜いていて、ザコ人類を片っ端から秒殺していく勇姿に痺れました。ここはもうゾーイ・サルダーニャ(本作からかどうかは判りませんが英語表記が変わっています)の魅力が炸裂。戦う女性に異常なまでの執着を見せるキャメロンの狂気を見せつけられます。今回のネイティリは戦士としても母としても逞しいので、幼い時からジェイクの子供達と行動を共にしている人間の少年スパイダーがちらりと見せる畏怖に氷のように冷たいオチをつける勇姿に仰け反りました。
観る前は3時間12分の長尺に不安ありありで臨みましたがそんなものは杞憂もいいところで、持ち込んだコーヒーを飲むことも忘れるくらい物語に飲み込まれてあっという間にエンドロールでした。『エイリアン2』、『アビス』、『T2』、『タイタニック』といった前作以外のキャメロン作品の美味しいところまでもより鮮明に再現したかのようなカットの全てが兎にも角にも美しいし、夥しい数の演奏者を集めて録音したバカみたいに分厚いサウンドトラックの荘厳さも凄まじいので、IMAX 3Dでの鑑賞がベスト。2022年の締めくくりに本作を鑑賞した後は元旦まで寝過ごしてもいいくらいです。
IMAXレーザーにて
やはり稀代のフィルムメイカー!
IMAXレーザーGT3Dで鑑賞。
いくらキャメロンファンとは言え、前作から13年が経ち、しかも当時は珍しかった「アバター」という言葉や概念自体が珍しくもなくなった現在において、続編を作る意味が?さらにはこのところのキャメロンの仕事ぶりとしては、監督作ではないものの「アリータ」、キャメロン肝煎シリーズの「ターミネーター・ニューフェイト」とがっつり関わったプロジェクトが、キャメロン本人も反省点を述べる程、至極残念な出来だっただけに久しぶりの監督作とは言え、鑑賞前は不安感満載だったが、やはりキャメロンは稀代のフィルムメイカーであることを思い知らされた。
常に誰も観た事がない映像を造るだけでなく、それは単に映像が凄いだけでなく、映画としてよりストーリーを語る上で美しく、現実的で、格好良い映像を紡いでいくというのが、キャメロンの真骨頂だと思うのだが、本作も正にこれぞキャメロン監督作という映像の3時間であった。(メカの細かいギミックとかは流石。捕鯨船ならぬ捕タルカン船の銛再装填システムは痺れました...)
製作中から水中映像が本作の見所と言われていた通り、これまでの水中を舞台とした映画とは比べ物にならない美しさ、リアルさ....(監督自身が海洋冒険家なので、随所にこだわりが凄い。)
特にIMAX3Dで観ると、自分も水中にいるかの様なリアル感を感じることが出来、だからこそパンドラの森の美しさと同じく、あまりの美しさに、この自然を蹂躙する人間達に対抗する主人公達に感情移入が出来るのだと思う。
1作目で舞台設定等が紹介されている事から、開幕直ぐからエンジン全開の迫力ある戦闘シーンが観られるのは2作目の強みで、映像の迫力、美しさだけではなく、ストーリー的にも「家族」という普遍的なテーマに加え、ナビィ族と暮らす人間の孤児(しかも宿敵の遺児)+養子(グレイス博士の遺児、しかも父親不明)を絡ますという今後の展開が気になる要素を組み込んでおり、その辺りも革新的な映像だけでなく、しっかりとストーリーテリングするぞというオリジナル脚本で勝負するフィルムメイカー・キャメロンの本気を垣間見る事が出来る。
ただキャメロン自身が押し上げたデジタル映像技術は、どんどん一般化され、この種の美麗なデジタル映画は珍しくなく、むしろ飽きられつつある現状では残念ながら前作ほど興行的成果は難しいと思われる。
アバターは5作まではストーリー、公開スケジュールも決定しており、同時撮影した3作目も撮影自体は終了しているものの、4作目以降は2作目、3作目の興行成果次第らしいので、続きの展開が気になる方は劇場に足を運んで応援しましょう!
その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし
大画面のIMAX3Dという装置は、この圧倒的な映像美のためにある‼️
と言いたくなるほど素晴らしい体験でした。
ストーリー的には、序盤、中盤、終盤という感じで展開されますが、中盤の〝海の民〟になっていく過程は、ほとんど『宇宙水族館‼️』と叫びたくなるようなスケールの躍動感と、精緻で繊細な命の共演に時を忘れてしまいます。
荒々しいまでに迫力ある生命と次男の交流。
神秘的なまでに美しく儚げに見える生命と戯れるのはキリ。
この続編のモチーフ。
私にはどうしても『風の谷のナウシカ』と『もののけ姫』の影響無しとは思えませんでした。
その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。
野辺のおくりのようにも思えるあのシーンの金色の絨毯のようなさま。
王蟲のこどもを助けるために酸の海で傷ついたナウシカの脚を治癒しようと王蟲が差し伸べた金色の触手、その時のナウシカの横たわる姿。
自然との調和や共生を重んじる弱い民(家族や帰属集団を守る時の精神的な強さに比べると、外に出て戦う気などはさらさらないので、武力的には弱い)を、武力でねじ伏せようとする理不尽な武装集団という構図。
普遍的で大切なテーマ……逆に言えば、物事の解決を暴力的手段に訴えることを、古代から現代まで何度も懲りずに繰り返している人間の愚かさがちっとも改善されていないから結果的に普遍的になってしまった、ということなのだと思います。
そういえば、最近、宮崎駿監督が、今や常習犯的な⁉️引退宣言撤回というか、つまり、新作を作ってる、という嬉しいニュースを耳にしたばかりでもあり、今から楽しみで仕方がありません。
脳がバグる。
現実?非現実?今回はHFR3D吹替で鑑賞しましたが大正解ですね。
イオンシネマ大宮のTHXスクリーンがまさかのHFR3D吹替版で嬉しすぎる。
他の映画館のIMAXは全て字幕だったので吹替好きならお薦めです。
特に本作は長丁場で疲れますし、いろんな言語が飛び交うので字幕だと理解できる言語、出来ない言語とかの違いが分かりづらいのではないかと思われる。
(IMAXにはかなわずも画面も大きく音響も良いです。さすがTHX!それなのに追加料金無し(3D分は追加されます)。しかも今はコロナ対策で席が一つ飛び。最高すぎる。)
映像はHFRの効果なのか没入感が凄く動いてないのに体が浮遊する感覚がヤバいです。
細部にわたるまでリアルで理想のメタバース。
前作のアバターの衝撃から他の映画も追い付け追い越せで金かかっている作品はどれもキレイでリアル。
でもやはりそれらを超えてくる。
何がと言われても言葉では表せないけど世界に作られた感が無いのかもしれない。
何を観たのだろう。何を観せられたのだろう。ドキュメンタリー映画の中に放り込まれたような感覚。前作に引き続き映画の新しい地平が彼方に見えたような気がした。
《2022.12.17. 2回目の鑑賞。1回目より楽しめた。》
《2022.12.19. 3回目の鑑賞。3回の中で一番泣いた。人間がイヤでナヴィになりたかったくらい》
①パンドラの海の生物と民とのドキュメンタリーを観せられているような映像の世界。ずっとその世界に浸っていたいような気にさせる。
人間が絡んだシーンで白眉なのは1頭のトゥルクンを狩るシーン。凄い臨場感だ。環境保護家であるキャメロンらしくどこかしら捕鯨を彷彿とさせるが、日本の捕鯨は取った鯨の殆ど全部を利用する(髭まで)からスカイピープルとは違うぞよ。
②前作でもパンドラを覆う木々のネットワークが人間の脳細胞以上の働きをしているかもせれないという言及があったが(本作でも回想シーンで出てくる)、本作ではトゥルクンは人間以上の脳を持っているような描写がある。パンドラ世界の全容を早く知りたいところだが、それは続く三作で段々明かされていくんでしょうな。
③映像技術が更に進歩して時々「いま見せられているのは果たして今まで観てきた“映画”というものだろうか」と思わせられるが、反面、物語世界は狭まったというか、話の紡ぎ方がより単調で予定調和的になったようだ。前作では、オマティカヤ族の母なる樹がスカイピープルたちの攻撃により倒されるところが一つのクライマックスだったが、本作では冒頭早々にロケットの吐く炎で前作どころではない範囲の森林が燃え落ちる。
森の民を守るためにジェイクは1年間はスカイピープルに対し破壊・妨害活動を続ける。しかし、ジェイクへの復讐心に凝り固まったクオリッチの記憶と意識をインストールされたアバター大佐の標的となった事がわかると、森の民を巻添えにしない為に一家を連れて出立するのだけれども、スカイピープル全体の目的はジェイク打倒ではなく、今やパンドラを地球人の移住先にしようとしているのだから、森の民だって決してこの先安全かどうか分からないし、スカイピープルが攻めてきた時に彼らだけで大丈夫か、やはりジェイクは必要ではないのか、という疑念が払拭できない。森の民を巻添えにしたくないとの動機からだが、人間がどれだけ執念深いか、どんな汚い手を使っても目的を達しようとするか元人間であったジェイクなら分かりそうなものだし、結局匿ってくれたリーフ・ピープルにも迷惑を掛けてしまうのだから、森から海への舞台の移行、家族の物語へスイッチするために必要だったとは思うけれども、もう少し納得できる展開にしてほしかった。
※3回目に観た後の感想:ジェイクも今回の戦いで大きな犠牲を払ったことにより、逃げることが決して解決策でもないと分かったので(父親だって完璧ではないのだ)、これはこれで良いのかな、と思いました…
④とはいえ、映像の素晴らしさ・魅力が物語がやや類型的という小さな欠点を補って余りある。
⑤トゥルクンという生き物を創造したことが素晴らしい。
同類内での争いを止め“殺し合う”ことを止めて、それを掟とし守っているだけでも遥かに人間より知的な生物だ。
「共生」と「調和」、「命」「平和」をテーマとする『アバター サーガ』に最適の生命体だ。
パヤカンとロアクとが絆を結び、共に泳ぐのは本作で最も美しいシーンのひとつ。クライマックスの戦闘シーンで、ロアクを助ける為にパヤカンが大活躍するところも本作で最も血湧き肉躍るシーン。
⑥もう一つ本作に不満があるとしたら、ロアク(家族の中に一人はいる問題児)は良く描かれているので感情移入できるのだが、ネテアムの描写が少ないので感情移入できるところまでは行かない。ネテアムが死んだ時は、ネイティリの嘆きに涙を誘われるけれども、もしネテアムにもっと感情移入出来ていればもっと喪失感に襲われて心が震えたと思う。
映像が圧倒的
映像は本当にスッゲー綺麗!!!
3時間19分、「は?」となる展開に耐えつつ綺麗な映像を楽しむ映画。それでいいのか???
映像は本当に綺麗。何度か夢中になって見入っちゃうシーンもいっぱいあって大変良かったです。
水中のロケも相当大変だったんじゃないかと伝わってきます。メイキング映像があるなら見て見たいです。
たびたび挟まれる「は?」となる展開で現実に引き戻されちゃってしんどく感じる映画。映像がキレイでもカバー出来ないものがあるぞオイ。
映像に金が掛かってるのは分かったけどその金で展開とかなんとか出来なかったの?もっと短く出来んかったのか?と見ている最中に思い始めてしまったのが正直な感想です。
映像に頼りすぎている
見てきました。前作から10年と言うことで、とても楽しみにしていきました。
まずこの映画を映画館で観るべきかどうかですが、これは間違いなく観るべきです。今作は前作以上にとんでもなく映像が綺麗です。そもそも私が山とか森より海が好きだと言うこともあるのですが、、、。まぁとにかく、これを映画館で観ずに何を映画館で観るの?と思うほど映画館で観る価値のある映画だと思うので気になってるなら行くべきだと思います。
しかしストーリーに関して、これはちょっと言いたいことがあります。結論から言うとストーリーが全く面白くないです。
というか、スケールがめちゃくちゃ小さいです。
前作は全ナヴィVS全スペースピープルというとてつもないスケールのバトルでした。ジェイクやネイティリが他の部族を説得し奮い立たせるシーンはとても胸熱の展開でした。
しかし今作はジェイク一家VSクオリッチの戦いに周りが巻き込まれていくというなんともスケールが小さい話。
機械や生き物が大きいだけで、前作の陸や空での大群VS大群の戦いがなく単純につまらなかった。そして前作の最後にナヴィとして生きることを選んだジェイクの選択を全否定するように、パンドラは焼かれ、水の村も焼かれ、息子は死んでいくという不憫さ。ネイティリが可哀想だし、長男次男は言うこと聞かずキリやトゥクを連れ回して危険に晒し続ける。
何よりスパイダーがクオリッチを生かしたことで、結局またやり返してきて同じような展開になると思われる。
あと、前作よりもSF感が強すぎて(コロニーみたいなもの)自然とSFのギャップがあまりにもありすぎてバランスが取れていないようにも感じる。
そもそも、映像も前作は森で今作は海ということでもう新しい自然(バイオーム?)はおそらくないだろうし、その中で5作も続編を作るとなると絶対にストーリーが重要になってくるのに2作目がこれなので正直次の作品が心配だなと思う。
微妙
ぬるぬる立体感。
3Dだと、絵はたしかにすごい。
海の中の世界は、擬似体験としてこの上ないリアリティがありました。
水族館や海底を歩いてるような「映像体験」は、万博パビリオンみたいな高揚感はあります。
HFR(ハイ・フレーム・レート)は、時々陸地で質感の安っぽさを伴うことがあるものの、基本は海の中の表現に役立っていたように思えました。
光量があり、明るくないとこの立体感は味わいにくいので、IMAXやドルビーシネマなど、レーザー上映しているところで観るのがいいと思います。
物語的には、前作からの西部劇の出来損ないというか、白人の後悔に彩られた『ダンス・ウィズ・ウルブズ』的な展開は継続で退屈なところも。
ちょっと捕鯨批判もまぶした内容は、技術に比べたらあまり進化してなかったように思えました。
ぶっちゃけ、面白いかと問われたら微妙。
舞台を海にしただけで、前作の繰り返し、焼き直しとすら思えてしまい。
3時間長、尿意に耐えるのは1回だけで十分で、2回目以降はご勘弁を。
そう考えると、途中に休憩を挟まない上映方法には疑問と不満がありました。
圧巻の映像美、そして次回作への序章
キリさん、かわいいですね。
驚きから感動へ
2009年に公開された映画の待望の続篇……というよりも、ここからが本篇なのだ。
まず、スクリーンの隅々にまで気を配った映像のクオリティーに圧倒される。できればHFR版を観たかったが、田舎暮らしゆえ通常のIMAXの3D版を鑑賞した。それでも驚きの映像だった。
それに対してストーリーは相変わらずショボい。でもそれが欠点にはなっていない。この映画は遊園地のアトラクションのようなもので、パンドラという別世界を堪能するためのものなのだ。ゆえに、イメージビデオのような“無駄な”場面も多い。でもそれがいいのだ。
最初は単純に映像の美しさや緻密さに驚き、ストーリーが進むにつれて、それが感動に変わっていった。単純なストーリーだが予期せぬ出来事の連続で、体は硬直するし、涙腺は緩むしで、なかなかに忙しかった。3時間超という長さも、終わってみればまったく苦にならなかった。それほど没入していたということだろうか。
大ヒットしないと続きが観られないので、皆さんぜひ劇場に足を運んでください。
映像ワンダーランド。
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