アバター ウェイ・オブ・ウォーターのレビュー・感想・評価
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いやぁ長い、、30分くらいカットされてても面白さは変わらないような気がする
TOHOシネマズデー『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
13年前・・
当時初めて3D映画で観て良かったと思った世界興行収入1位アバターの続編は、期待と共に不安も・・・
って言うのは、アバターとナヴィのビジュアルにイマイチ感情移入出来ないからなんですよね。
しかし今回も凄い驚愕の映像技術でした!
劇場が、水族館の中にあるようなリアル感覚を堪能!!
未知の生物もあれだけのクオリティならフェイク動画創り放題ですねw
前作の敵役が、アバターの姿になり復活して、ジェイク一家を追い詰める!
海での攻防は圧巻の面白さでしたが、192分は映画としては長すぎる。
30分くらいカットされて公開されてても面白さは変わらないような気がします。
俳優さん達もどんな場面になるのか分からずに演技してるってのは大変ですね。
私的には、ブルーバックではないリアルなアクションを追求したトップガンマーベリックの方が、これぞ映画!って感じで面白かったです。
続編は5年後くらいか?
アトラクション映画である。デジタル映像技術の凄さを見せつけられるのだがこの単純なストーリーに対しての192分はやはりちょっと長すぎて観終わって劇場から出ると頭がくらくらした。ジュラシックワールドの恐竜もそうだけれどもやはり非現実動物はCGとの相性が良く主人公を人間ではなく異星人のナヴィしかも人間のアバターという設定にしたところにこの映画シリーズの成功がある。原住民からの略奪によってスタートしたアメリカという国の構造が内包する異人種間のいさかい争いいじめ戦い殺し合いがメインテーマなのは良いけれどその答えが「家族を守る」(それが対立の基本単位やん)ではどこまでいってもどうどうめぐりで永遠の平和は訪れないことを知る。そして映画は繰り返されるアーメン。
アバターのような映像革命は感じなかった
映像 ★4.5革命的とまではいかないが最高峰
ストーリー ★2.5 平凡
序盤 前作の抵抗で一時的に人間を退けたものの再度の侵略により大地が奪われてくところから始まり、狙われている主人公家族は森から離れ、海に行きます
中盤 海の民としての文化を学び部族に溶け込んできた一方で敵は主人公が海にいると当たりをつけ探し回ります
終盤 海の民と主人公が協力して敵を倒すというよくある流れの話です
ストーリーに新鮮さは感じませんでしたが普通に綺麗な映像でドンパチするので盛り上がりはあります。序盤からちょくちょく戦闘が入るので中だるみはしなかったように感じますがちょっと長いと感じました
アバターの時からあまりストーリーに魅力は感じてなかったので前作ファンだと感じ方が違うかもしれません。アバターの姿はルッキズム排除には成功してそうで時代を先取りしていたのかなーと思いましたが誰だか分からないのはちょっと難点でしょうか
特に驚くようなストーリーはないのでちょっと一部で騒がれている作中の捕鯨について書きます。これについてよく思わない人はストーリー★1かもしれません
作中では文化的に神聖視されている動物として出てきたのでまぁ捕鯨反対はしょうがないか…と思ってたんですが人間より頭がいいことにしたり(確か音楽、哲学、数学も解するとか?)なぜかこの生き物だけ人語が話せたり、捕鯨の装置になぜか漢字が書いてあったり白人の思想まんまでした。食う魚や野生のサメには同情しないし。鯨を神聖視するのも捕鯨も両方文化なのに、例えば牛を神聖視する国に目もくれず牛食いながら説教してるのは驕りじゃないでしょうか
あと作中で一応部族に配慮していた捕鯨船が軍に強制的に協力させられ最後軍もろとも皆殺しになったのがちょっとかわいそうだったんですけど願望解放したんですかね笑
IMAX GTレーザー、HFRの威力絶大!!水族館好きな人に特にオススメ!!
アバター2作目にして
現在の映像表現の最高潮の作品にして、金字塔。
とにかく、この先…
この作品を越える没入感の作品はそうそう出てこないであろうと思われます。
観る…から体感する映画でした。
今回、初のハイフレームレートでIMAXGTレーザーでの視聴でしたが…
水中のシーンが、まるで水族館!!
水生生物の活き活きした描写が、ホントにどうやって撮影してるの?!というほどに目の前に迫ってきますし
なんといってもアバターで始まりアバターで終わるといっても過言ではないくらいに、MARVELの3Dも嫌いでは無いですが…
もう、アバターでの3D演出を観ると…他作品の3Dは足元にも及ばないと思えます。
そして…観終わったあとには
久々の3D酔いでした。
ストーリーの流れは、前半はなんとなく凡庸な感じで…
最初の方はウトウト…
続編としての繋ぎのような部分で
中盤から…
一気に目が離せなくなります。
森の部族から、海の部族へご厄介になりながら…生命が狙われるから迷惑かけられない→この手の展開は王道とはいえ
家族での移動なので、『うちの子がご迷惑をおかけしまして』みたいな引っ越しムービーな演出から、森の民として生きてきたけど、海の民として認めてもらうために頑張る!みたいな流れも王道。
その王道をいくからこその
楽しさやとっかかりやすさ。
バトルがある勧善懲悪みたいな図式も、なんとなく捻りは加えながらもわかりやすいからこそ、没入出来る。
そういった部分も総合して
これは!一種の映画界の事件のような作品でした。
是非!
現実逃避にもってこいなので!
オススメです!
圧倒的な没入感
仕事がひと段落したので、念願の「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」を観てきました。
主人公のジェイクは惑星パンドラの先住民ナヴィの一員となり、ナヴィの女性ネイティリと結ばれるところまでが前作でした。
今作で、2人には子供にも恵まれて家族と共に平和に暮らしていましたが、再びスカイ・ピープル(人類)がパンドラに現れたことで、彼らは神聖な森を追われることになります。一家は、海の部族のもとへ身を寄せることになるのですが、その海の楽園にも侵略の手が迫ってきます。
時間にして3時間強。トイレが近い人はギリギリの時間かもしれません。
でも、やはりこの映画は映画館で観るべき映画です。
特にIMAX3Dで観ると、没入感がスゴい。今回は海が主な舞台なのですが、海中の描写もさることながら、海上での波の飛沫の表現が凄すぎます。特に感心したのが、ちゃぷちゃぷと海の上で漂っているシーンでは本当に海の上に自分がいっしょに浮いてるような錯覚を感じて、口の中がしょっぱくなりました。
ストーリーは基本的に前作を踏襲したようなものですが、とにかく映像に圧倒されました。機会があれば、今度は4Dで観たいと思っています。
飲み込まれる映像体験、素晴らしい。気になるところも。
公開日に観ました🌊
3Dの滑らかさ、質感、奥行きがナチュラルに物凄い。スクリーンから海水が溢れそう!って何度も思ったw
こんなに水がすごい3D映像を観たことないかも。
どこまでが実写でどこからCGなのかもわからないくらい。キリちゃんが好き!!
あまりにすごい映像、しかしリアルを追求すればするほど矛盾や違和感も出てくるように思えた。魚や貝は殺して食べていいのかな?とか、こんなに革新的な映像で描かれ、自然や生き物に畏敬の念と同等であるという意識を持つ「人間より進んでいる」とも受け取れるナビィたちだけど、しっかりネイトリ(前作ヒロイン、母なう)とキリちゃんが食事の支度をしてたwそこは女性の役割なのね、とか。
妊婦さんもお腹丸出しでも戦ってて「うああ大丈夫?!」ってなったんだけど、そんなに女性が強くても、でも料理は女性の役割なんやな、ってwプリミティブな生活に近づけば近づくほど、女性の役割は料理や出産、子育て等に限定されていくという傾向は、ある意味リアルというか現実的だよね…とも思えた。
こんなこと書くと、「料理くらいええやん」と思う人も多いと思う。またフェミかー、って。でも、料理「くらい」と言うなら尚更、家族全員でせっせと支度しててもよかったんでは。「料理は女性の仕事」。こんな革新的な作品ですら、そう描かれるのを子どもたちが観て育つんだなあ…って。
映像が凄すぎる故か、ひとつ面白い体験?をした。1からかなり経つし最初はナビィの姿に見慣れず違和感があったのに、馴染んでくると手足も首も長くて美しいナビィたちの中に1人混じる人間のスパイダーが段々子猿のように見えてきて。実際「モンキーボーイ」って呼ばれてて、ちょっと蔑称wわたしも含めて、差別心てこういう何気ない「見慣れなさ」とかから来るのかもと思ったりした。
しかし序盤でネイトリが「ポコポコ混血をたくさん産んだ」っていうセリフはひどすぎた。ポコポコ?混血を?たくさん産んだ、って動物みたいに。あの侮辱要るかなあ?女性であるために、ネイトリだけがひどい侮辱を受けるの耐えられなかった。作品の品性も落としてる。あれはなくてよかったなあ。
長男が亡くなったのもかわいそうすぎたし、結局海の民に迷惑かけまくりだし、スパイダーが父を助けたことも、葛藤や描き方が足りなすぎる。
素晴らしい映像体験ではあったけど、いろいろ気になる点もある作品でした。
3時間まったくだれない!ぜっっったいに映画館で観るべき!!
2022.94本目
高評価に半信半疑 +平日に3時間映画は疲れるかなぁ〜なんて思いつつ、騙されたと思ってDolby cinema +3Dで観てきた!
内容は王道でシンプルだけど、映像がほんとにすごい!!
自分が夢をみててこの世界に溶け込んでるって錯覚してしまうくらいリアルに、幻想的な自然や海の中、不思議な生き物たちを体感できる🥲
触れられそうなくらいの距離感かつ存在があまりに自然なのに、自分が今まで全く見たことのない植物や動物などの大自然を見ることができるなんて滅多にない!とても貴重な体験だった。
アクションもとてもよかった!
ド派手な戦闘機や爆破と弓矢やナイフなどのアナログ武器が混在していて、それぞれの良さがあってよかった!
動きが軽やかで、それでいて触れられそうなくらいの距離感で、臨場感がすごい!
自然と人間というテーマ
巨大クジラ(名前を失念した)とナビィたちの絆もアツかったし、自然と人間との共生が鮮やかに最高に美しく描かれてきたからこそ、それを破壊される展開になったときに強く感情移入できた。陳腐な感想になってしまうけど、自然破壊や開発についても考えさせられる映画だったと思う。
トップガンと同じくらい「映画館で観てよかった」と思った!映画館で映画を観る良さが詰まっていた!もう一度あの世界に入りたい!
3時間あっという間!騙されたと思ってぜひ!!
圧巻の映像美
日本人はどう思った?
明らかに捕鯨を批判している様な描写、そのシーンの時だけ急にフィーチャーされるアジア人キャスト。
映像も演出も素晴らしく、ストーリーは深みは物足りないもののエモーショナルで感動的と、全体的にすごくよかった分、余計にショックでした。
まさかこんな娯楽大作のような作品でこんな気持ちにさせられるとは。
惑星パンドラへようこそ〜♫
面白かったけど・・・日浦??
今回は、海のシーンがキレイでしたが内容は前作の方がよかったかな?!
ただ1つ気になったのは、
劇中にクジラのような生物を捕らえて殺すシーンをアジア人にして、
しかも殺すマシーンに漢字で「日浦」ってあったんだけど、あれは明らかに日本の捕鯨を指してるよね?
そこはとても悪意を感じました(^^;;
あと、上映時間が3時間20分とめっちゃ長いのでトイレ注意、飲み物ガブ飲みは絶対ダメです❌❌❌笑笑
ダーウィンが来た3時間スペシャル
鑑賞お疲れ様でしたって感じ。
3Dで鑑賞しましたが特に水中のシーンは流石の映像でした。そこを見せつけたかったのでしょうね。
配給会社が編集権を持っていれば30分以上はカットかれたかと。
キャメロンはすでに巨匠ですからそこは譲らない。
映像は確かに凄いですがドラマ部分が余りにもホームドラマで。
壮大なテーマのはずが家族愛に偏りすぎでは。チグハグさを感じてしまいました。キャメロンは西部劇が好きなんでしょうね。前作はまさに騎兵隊とインディアンの戦いそのもの。そう言えばターミネーター2でシュワちゃんがバイクにまたがりレバーアクションのショットガンをくるりと回して弾丸を装填する場面は勇気ある追跡でジョンウォンが馬上で見せるライフル銃のアクションへのリスペクトですよね。
やはりキャメロンはアクションの巨匠だと思いました。
もちろん映像作品としては大スクリーンでの鑑賞をお勧めします。
キャメロンが驚異の映像技術で描く壮大な22世紀の西部開拓史。
本シリーズが西部開拓史をテーマにしているのは明らかだが、今作は前作以上に惑星パンドラ先住民たるナヴィ族にとって深刻な事態に陥る。
前作は単にレアメタル目的のいざこざだったが、今回はパンドラを植民地化しようと人類の開発(侵略)が本格的なものとなり、先住民族の意思を全く無視した植民地計画が現実のものとなる。
瞬時に森を焼き払い植民する冒頭のシーン(インディペンデンスデイのエイリアンが都市を一瞬で焼き尽くすシーンに酷似)は人類がこれまで地球でやってきた蛮行を凝縮して見せる点で見事だし、そこからジェイクたちのゲリラ戦による反撃へと怒涛の展開を見せる。
冒頭から人類による侵略行為という娯楽作としては結構重い展開ながらも中盤、海の部族と生活を共にするあたり、さすがに今回パンドラの海がテーマだけにその海の描写がとにかく素晴らしい。
いつまでもこの海のシーンを見ていても飽き足らないほどで、CG映像に食傷気味の自分でも素直に映像の美しさに浸ることが出来た。
そしてパンドラの自然を余すところなく堪能させた後に続く人類の蛮行。本作はパンドラの自然の美しさと対照的に人類の醜い行いを見せつけることにより、人類の文明社会に対する批判的メッセージを強く感じさせる。
全編にわたりCG映像のすばらしさは言うに及ばず、長尺ながらもストーリーも飽きさせない。ただ、難を言えばクライマックスの展開はジェイクの子供が何度も捕まるといった同じことの繰り返しで少々だれる所は否めない。
一作目鑑賞時、どうやってこの物語をシリーズ化するのか不安だったが、今回二作目で大きく世界が広がった。
パンドラの神たるエイワの存在、そのエイワの子と目されるキリ(キリはキリストからもじった?)、そして人類とナヴィ族の中間的存在であるジェイクとはまた違った生身の人間としてナヴィと共に生きるスパイダーの存在と、本シリーズを牽引してゆく役者は揃った。シリーズ5作まで続くということはジェイクの子供たちが時代を受け継いでゆくのだろう。
そして人類との戦いも熾烈を極める展開が予想される。本来、未開の種族が最先端の科学技術を持つ人類に対抗する術はなく、ネイティブアメリカン同様、虐殺され居留地に追いやられるのが関の山。しかし、キャメロンは恐らくそんな西部開拓史のアンチテーゼとして本シリーズを完結させようというのだろう。
本シリーズはナヴィ族が人類に勝利するかはまだわからないが、人類は自然には勝利できないだろう。パンドラの守護神エイワがこの戦いの鍵を握っている。
現代においても自らの欲望のままに地球環境を破壊してきた人類はいまや温暖化による気候変動の脅威にさらされている。どんなに科学技術が進んでもこの気候変動には勝てないのだ。人類はいまや地球からしっぺ返しを食らっているのだから。
ちなみに本作はあからさまな捕鯨批判も込められていて、「日浦」の文字は少々やりすぎな気もしなくないけど、産業革命の時代、鯨油だけのためにクジラを乱獲した欧米に対してもきっちり批判してるし、そもそもが本シリーズ自体が人類の文明社会へのアンチテーゼなので、日本人だけを批判の的にしてるわけではない。自分たちが批判されたと目くじら立てるのはいかがなものか。
ざっくり言うなら、親子の絆を描いたSFアクション映画
約200分と『RRR』を上回る上映時間で集中力が持つかどうか不安でしたが、結局2回寝オチしてしまいました。そして、1月2日に吹き替え版3Ⅾを鑑賞しました。感覚として吹き替え版のほうが観やすい感触でした。振り返ってみると、150分以上字幕を追っていると目が疲れるし、3Ⅾの映像が半減しているようなそんな印象を持ちました。人間の集中力の限界を求められる「3Ⅾスパルタ映画」でもありました。
前作の『アバター』は最初DVDで観賞し、この間公開していた3Dリマスター版の2回観賞しています。3DリマスターはDolby Cinemaで観賞したので、今回もDolby Cinemaで観賞してきました。
IMAXほど大スクリーンではないですが、超高画質・暗闇の鮮明さ・色彩の再現度は「さすが!!」と言いたくなる品質でした。3Dメガネを持っていなくても大丈夫です。
世界観は個人的には「モンスターハンター」と「メタルギア5」を足したような雰囲気でした。惑星パンドラに住むモンスターや美しい自然と地球の機械が共存する世界で、未知のモンスター×ハイテク技術+FPSモノという印象で、映画というよりゲームで遊んでいる感覚でした。
ストーリーはほぼ前作と同じで少しがっかりしました。森と海のナヴィ族の友情熱血共闘を期待していましたが、フラットな関係を保っていたため残念でした。
しかし、水中での臨場感はすさまじかった。特に、水中動物にまたがって高速で移動する描写は水の抵抗を視覚で味わえたのがとても新鮮だった。終始、水中シーンは水族館の水槽を3Dで観賞しているようなイメージです。
良くも悪くもジェームズ・キャメロンの人柄がわかる映画でもあった。特に女性の扱い方が普通とは違う考え方で、妊婦を戦場に参加させたり、親しい間柄でも子供のためなら容赦しない利己的な描写が印象的でした。
映画は元々アトラクション
普段は劇場にそこまで拘らない(いまだにIMAXシアターにも行ったことが無い)が、本作は映像に特化した作品だったので、普段ならシニア料金1200円が色々と追加料金を加えられ2100円払ってドルビーシステム(ハイ・フレーム・レート、3D)で梅田ブルク7にて鑑賞。
内容についてはそれほど期待をしていた訳ではなかったが、結果的には上映時間192分が長くは感じないほど(映像に)見入ってしまっていた。
しかし、眼鏡の上に3Dメガネで3時間以上は流石に辛かった。
誰かがMCU映画は「テーマパークのアトラクション」と言ったそうだけど、本作こそアトラクションに徹して現在の最先端技術の粋(すい)を尽くした映像を見せるために作られた作品と言っても過言ではないでしょう。それに映画って元々は「テーマパークのアトラクション」から始まっていますから、それを否定しても意味がない。
それをエンタメ映画王国であるアメリカが威信と誇りをかけた作品とも思えるほどに映像は素晴らしかったです。
噂では製作費に540億円かけているという話ですが、それが回収出来るかどうかは別にして、こういう作品を最初に作ろうとするのはやはりアメリカでしょうし、それだけ映画に対しての意地を強く持っているという国だという事を、世界中の映画ファンも恐らく感じていると思います。
一応映画ファンと名乗っている以上、そういう映画を見逃すことは出来ませんし、個人的に映像フェチでもあり元々が好奇心の塊の様な気質なので今回はちょっとはり込みました(笑)
映画って上記した様に元々はアトラクションというか“見世物”から始まり進化したものだと思っています。
最初は動く写真の記録から小説や演劇的要素が加わりフィクションが作られ洗練され、更に技術的に音や色がつきフィルムからデジタルに移行してCGという表現手段まで取り込み多様化が進むという、他の芸術と比べ進化の速さと多様性が比較できないほどの広がりを見せています。
なので、同じ「映画を観る」という行為についても、種類によって鑑賞目的が異なるのは当然です。
しかし、映画の一般レビューなどを読んでいると、それがあまり見えてこないのです。
例えばこんなビッグバジェットの作品に対しては、作り手は普段映画を観ない層の“見世物”的好奇心をくすぐり劇場に呼び込みペイするしかないのであって、本来そのような作品だという予想の下に鑑賞しているのだろうと思っていても、レビューで今更「内容が無い」なんて書く人達も必ずいて、そういう人達はそんな予想も立てずに鑑賞しているのだろうか?と、つい考えてしまいます。
“見世物映画”として見たら、今まで見たこともない驚くほどの映像力にとりあえずは圧倒されるだろうに…、更にはその映像力を発揮する条件を満たした劇場で観る以外に本作の真価ははかれないと予想しないのだろうか?
世の中には年に何百本観る映画マニアが多くいますが、日本人の平均鑑賞本数は年に数本って事になっていて、映画を観ている人と見ていない人との映画に対する意識の差が大き過ぎ、その差をどのように受け止めるべきか困惑するのですが、本来は映画会社や劇場が観客に対しこの映画の何処に価値があるのかを上手に誘導するべきだし、その条件に適う劇場で鑑賞させるべきなのに、それが出来ていないから観客も育たないし的外れな感想が増えるのでしょうね。
一映画ファンとして、これだけ多様性のある映画界に対する意識の低さというのか、了見の狭い映画の見方しか出来ない映画ファンの多さに落胆も感じます。
正直、半世紀前の人達は、映画でこんな映像を観られることは絶対に誰も想像も出来なかったと思います。
で本来、大半の人はそれを見たくて劇場に行っている訳で、普通の感覚ならそれだけで驚き大満足するはずであり、内容だけを求める人ならまずこの種類の映画は選ばないでしょうからね。
全624件中、381~400件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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