007 ノー・タイム・トゥ・ダイのレビュー・感想・評価
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素晴らしい作品でした。
不満に思う点が全く無かったわけではないのですが、それでも最高の出来だったと思います。
ネタバレせずに大画面で観た方がより楽しめると思いますので、ここではシリーズを通しての感想を少しだけ書かせて頂きますね。
当初は批判もかなりあったみたいですが、ダニエル・クレイグという素晴らしい役者さんのお蔭で、今までの007シリーズとはまた違った、肉体的にも精神的にも強靭でありながら、垣間見せる弱さや孤独感が漂う等身大としてのジェームズ・ボンド、その魅力と生き様がシリーズを通してとても丁寧に描かれていましたね。
だからこそ、これだけ多くの方に愛されたのではないかと思います。
ダニエル・クレイグさん、15年もの間、本当にお疲れ様でした。
多分、それは自分たちが想像する以上に過酷な日々だったのではないかと思います。
次はジェームズ・ボンドではなく、また違った役でのご活躍を期待しています。
さて、次にジェームズ・ボンドはいったいどうなるのでしょうね?
考え方が古いのかもしれませんが、個人的には自分の中でイメージとして出来上がっている事もあって、白人男性にジェームズ・ボンドを演じて欲しいですね。
誰が演じる事になるのか分かりませんが(個人的にはリチャード・マッデンさんなんか良さそうだと思っています)恰好良いジェームズ・ボンドを再びスクリーンで観たいです。
ここから少しネタバレでの感想を書いておきますね。
素晴らしい作品だと思うのですが、ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの最後の作品だと思うと、レミ・マレックさん演じるサイファは少しインパクトが弱かったような気がしますね。
あの能面の男だったら、もう少し大柄な方に演じて欲しかったかな。
レミ・マレックさん、巧い役者さんだと思いますし、決して悪かったわけでは無いのですが、人柄のせいか、威圧感と言うか人に与える恐怖感が少し足りないように思えました。
それは勿論キャラクターの造詣や今作だけ、しかも登場時間が限られていたせいも当然あると思いますが、カジノ・ロワイヤルのマッツ・ミケルセンさん何かと比べるとそればっかりではないですよね。
では、誰が良かったか訊かれたら、誰とも答えられないのですけどね。
キャスティングとしては、ボンドの後に007を襲名したラシャーナ・リンチさん演じるノーミ。
こちらも決して悪かったわけではないのですが、アナ・デ・アルマスさん演じるパロマに完全に喰われてましたよね。
容姿の問題ではなくキャラクターとして、やはりこちらも弱かったように思います。
もう一点。
あの終わり方はジェームズ・ボンドの一生を描き切ったものですし、ダニエル・クレイグさんが演じるジェームズ・ボンドらしく決して不死身でも超人でもない、あくまでも一人の人間としてのボンドに相応しい潔い終わり方だと思うのですが、それでもやっぱりジェームズ・ボンドには死んで欲しくなかったです。
あと、これだけの作品を作り上げてしまうと、次の作品のハードルが上がってしまうので、それも良し悪しかもしれないですね。
シリーズ全部をぶち壊した最悪の作品
「007」ってだだの数字じゃない。
この台詞にカチンと来ていたところに、今度はボンドの子供が登場して笑っちゃっていたら
最後にボンドが死んで、身内がウィスキーでお葬式!!
原作を全否定から始まって最後には勝手にシリーズを終わらせちゃった。
いくら映画開始からのプロデューサーの娘って言ったって、勝手にボンド殺して良いの?
差別発言はしたくないけど、女性にボンド映画を作るのは無理だと証明してしまった。
ダニエルクレイグも自分が007をフツーのアクション映画にしてしまった共犯者として名を残すことになろうとは。
007を終わらせてしまった007
メタ的、自己言及な作品で度肝を抜かせた「スカイフォール」!
これ以上何をやるんだ??という状況から大胆にもブロフェルドというコテコテの一番美味しい敵をシレッと復活させてしまった「スペクター」!
この二作は本当に大好きで今作への期待も特大に膨れ上がった状態で鑑賞、、
端的に、今作のテーマは“007を終わらせる007”なんだろう。
“子供を持つ”というぐうの音も出ないトドメを持ってきてしまった。参ったな、女遊び出来ないボンドとかもうボンドじゃないじゃん。
最後死んじゃう(死んだように見える)し。
家族を守るために戦うボンド、これは他のアクション映画の主人公がやればいいのでは。
過去のシリーズを改めて観たが、やはり007は毎回のお決まりの型とその変化を楽しむ映画なんだと思う。
今作を観るちょっと前に『私を愛したスパイ』を観て、「これだこれだ!」と1人で夜中に唸っていた。
そんなだから、ボンドに子供がいたり、家族のために戦ったり、最後死んだりするのが許せない。
サフィンみたいに私利私欲が見えない、何考えてるか分からない敵が出てきても違和感しかない。
伝統のエセジャポニズムは現在。
ダニエルクレイグになってからのヒューマンドラマ要素が受けたからだろうが、今回はやり過ぎだ。
(が、今時Sコネリー版みたいなコメディ展開をやってもウケないとは思うので踏襲するだけではダメなんだろうなぁ)
・中盤のCIA新人エージェントとのアクションシーンは最高だった。あの人めっちゃ可愛いな。
色々言ったが、きっと次回作では代替わりして新しいシリーズとして驚かせてくれるんだろう!
というわけで次回作も期待。
私にとっては、1番のジェームズ・ボンド
私が今まで観た007シリーズは、ダニエルクレイグが主演の作品のみです。
正直今作品のジェームズ・ボンドは、スマートさには欠けるけど、過去作の伏線を回収していました。私が心に残ったのは女性だからかもしれませんが、
「出会った女性は、みんな不幸になる。」といったような台詞が過去作であったのですが、マドレーヌは最後幸せに暮らしていましたし、また過去に愛した女性をずっと引きずっていたけど、最後にはしっかりマドレーヌを愛していたことなどが、ジェームズ・ボンドの人間味を感じることができ、最後に相応しいストーリーだったように思います。
これで最後かと思うと寂しいですが、自分の命を犠牲にして世界を救ってくれたダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドは、ずっと心に残り続けるし、新しいジェームズ・ボンドへの期待が向けられた素敵な映画に仕上がっていたように思います。
伝統のシリーズの新たな伝統を築いた完全決着編
『カジノ・ロワイヤル』で新装開店したダニエル・クレイグ版「ジェームズ・ボンド」シリーズの完結編。
ユニバーサルが初めて配給する本作。同社のトレードマーク映像の地球の円形が、007のトレードマーク映像の銃口に遷移するというオープニングが心憎い。
キャリー・ジョージ・フクナガ監督の作品は初観賞だが、前2作のサム・メンデス監督による映画美を凌ぐ、007の映画全25作を通して最も芸術性の高い作品ではないかと思う。
細菌研究施設に何者かが侵入する場面では、ビルのガラス壁の反射を利用したシンメトリーや、廊下やエレべーターホールのパースペクティブを用いた絶妙の構図。
ブルー基調の画面に赤や黄色の光が時おり強く映り込む美しい色使い。
孤島の敵基地では一転してモノトーンで寒々しさを強調したりもしている。
終盤のボンドが単身敵基地で戦うシークェンスで、階段での戦闘場面が秀逸だ。投げ込まれた手榴弾を拾って投げ返すと、今度は何個もの手榴弾が一斉に投げ込まれて来るユーモアの後、狭い階段を横や上から襲ってくる敵を迎撃しながら上っていくボンドを見せる長回し。階上から迫る敵を影だけで見せるところもスタイリッシュだ。
本作は前作『スペクター』から直結する続編だが、細菌兵器(ウィルステロ)となると思い出されるのは『女王陛下の007』だ。スペクターの幹部の娘とボンドが恋に落ちるところ、Mの指令に反して単独行動をとるところなど『スペクター』で既に『女王陛下…』を意識していたとも思える。
となると、『カジノ・ロワイヤル』からダニエル=ボンドが始まったことにも意味が見えてくる。
『カジノ…』は、ボンドが結婚した(しようとした)女の死という悲劇で物語が終わる点で『女王陛下…』と共通している。『カジノ…』の原作を尊重した映画化を実現したことで、今度は原作と大きくは乖離していない映画版『女王陛下…』を別バージョンに焼き直すことに挑戦したのだ。
ニール・パーヴィスとロバート・ウェイドを中心とした脚本家チームは、最初からこのシリーズが5部作と決まっていたワケではないのだから、回を重ねることでこれに辿り着いたのだと思うと感心する。
本作がダニエル=ボンドの最終作だと決まっていたから、青い目の少女マチルド(リサ=ドラ・ソネット)を登場させるという禁じ手を遂に投入した。
『慰めの報酬』でボンドに愛した女のことを引きずらせたがために、ボンドと彼が愛した女との関係を物語の横軸に織り込むことが宿命づけられた。そして、『カジノ…』でも『女王陛下…』でも愛した女の命を救えなかったボンドに、その存在を賭けて救うことを成し遂げさせる、究極の掟破りに帰着したのだ。
この結末を許した製作陣も天晴れだ。
007映画をスクラップ&ビルドする目的の一つにボンドの女性観があった。時に女性蔑視と揶揄されたボンドの行動については、ピアース・ブロスナンが時代錯誤にあえて徹する姿勢を見せて闘った。
対して、ダニエル=ボンドがフェミニストになったというワケでは決してない。女性を見ると下半身がうずき、むしろ初代ショーン・コネリーよりも女にドライだと思う。ただ、歴代どのボンドよりも惚れた女に卑屈なのがダニエル=ボンドだ。
タイトル明けのシークェンスで、敵の言葉に踊らされてマドレーヌ(レア・セドゥ)に疑いを持ったボンドが、集中砲火を浴びるアストンマーティンの車中で見せる冷徹な表情。
駅のホームでマドレーヌに別れを告げる場面でも、イジケて彼女の言い分など聴きもしない。
5年後にMI6に戻った時、未だにマドレーヌのことをひどい女だと言っていて、自分は女に傷つけられたと言わんばかりの卑屈さなのだ。
ブロフェルドを拘束している施設でマドレーヌと再会したボンドは、彼女の目線に萎縮したような情けなさを見せる。
そんなボンドも、結局彼女の家を訪ねると我慢しきれずラブシーンに至るのだから、やれやれだ。
マドレーヌがボンドの急接近に抗えなかったのは、彼を恨みつつも一途に想い続けていたからだろう。
さて、女性登場人物…
マドレーヌは前作から引き続きの登板だが、ボンドガールというよりヒロインというべき存在で、これは007シリーズでは革命的だ。
レア・セドゥを美人だとは思わない。だが、か弱そうでもないのに憂いがあって助けてやらねばと思わせる、その佇まいが魅力的だ。
ボンドに別れを告げられ一人で列車に乗せられた時、動き出した列車の中からホームのボンドの姿を追うレア・セドゥの切ない表情が胸に刺さる。(ボンドか捨てるなら俺が面倒みたいと心底思った)
キューバのCIA現地工作員パロマを演じたアナ・デ・アルマスは、本作最大の収穫だ。初めてのミッションに緊張と興奮を隠せない新人エージェントをキュートに演じている。
マドレーヌに悲愴感があるだけに、パロマが明るい面を引き受けていて、出番が短いのが残念だ。
とにかく、バーのカウンターでボンドを待っている登場シーンから目が奪われる。あのドレスが、ヤバイ!
ボンドの方はまんざらでもないのに、ラブシーンはない。パロマの側にボンドを男として見ている余裕がないのだ。
銃撃アクションに突入すると、ドレスの裾を翻して目覚ましい活躍を見せる。戦いの最中に酒で乾杯するシャレた演出が活きている。
「私はここまでよ」と別れ際もアッサリしていて、新しいタイプのボンドガールだ。
新007に就いたノーミ(ラシャーナ・リンチ)もボンドとのラブシーンがない。ボンドの方は、やはりヤル気満々だったのだが。
黒人女性のダブルオーという存在自体が意表を突いていて、ボンドと対等な戦闘能力を見せる。
キューバの戦いでは、ボンドがCIA側だったため相棒のポジションをパロマに譲った孤独な立ち位置で、『カリオストロの城』の峰不二子のようだった。
ボンドに対抗心を持ったコミカルな役回りでもある。
孤島の敵基地に侵入した時は、晴れてボンドの相棒となって頼りになる働きを見せる。ボンドを独り島に残しても、マドレーヌとマチルドを助け出す責任を負い、海岸の岩場でボンドの無事を願うマドレーヌの横にいて言葉は発しないが、ボンドの決死の覚悟を誰よりも理解する存在だった。
本作のヴィランは…
スペクターの首領ブロフェルド(クリストフ・ヴァルツ)は前作でボンドによって逮捕されている。
ボンドとマドレーヌのイタリアでのハネムーンのシークェンスで、獄中にいてもボンドを脅かす存在感を示し、キューバのシークェンスで更なる恐ろしさを発揮するのかと思いきや、ここでは本作のキーアイテムである細菌兵器を強調する当て馬にされてしまった。
ボンドの究極の敵はスペクターとブロフェルドであって欲しかったが…。
本作の真のヴィランはラミ・マレック演じるサフィンだが、これが単純な悪党ではない。
スペクターの犠牲者であることから、偏執的に世界転覆を目論むに至っている。
MR.ホワイトとその背後のスペクターを憎む点でサフィンとボンドは一致していて、マドレーヌの命を救った男という共通点がある。ボンドはマドレーヌを愛していて、サフィンは殺人鬼に親を殺された者同士の共感を抱いているという違いはあるが、ボンドとサフィンは合わせ鏡の関係と言えるのだ。
サフィンのマドレーヌへの共感が、マチルドへの接し方に表れているような気がした。
サフィンは決してマチルドを脅したりせず、優しく抱きかかえる。だが、哀しいかなマチルドはそれを受け入れないし、サフィンははその拒絶をも受け入れる。
ダニエル=ボンドシリーズ5作を総括すると、シリーズを重ねて過去作との因果を埋め込んでいく「マニア囲い込み」的な商売を007でやって欲しくはなかったのが正直なとことろ。
007映画は「一見様お断り」ではなく、1話完結であるべきだと思う。そこに、様式美を織り込んで他のポップコーンムービーと一線を画すことができるのが、伝統のシリーズの強みだったのだが…。
とは言え、伝統を無視しているわけではない。過去作へのリスペクトを示しつつ、新たな伝統へ昇華させたのだ。
製作側の果敢な挑戦には敬意を表するし、5本のシリーズとして完全決着させた作劇力にも敬服する。
007と言えるかどうかは、紛れもなく“今の”007なのだ。
さて、来年7代目ボンドのオーディションが行われるらしい。シリーズ60周年記念の年だが、新作の公開はない。
今後はボンド役の俳優ごとにリボーンとファイナルを繰り返すことになるのだろう。
時代が終わりました
他の方のレビューでは、ダニエル・クレイグありがとう(泣)の好意的な派と、期待はずれの辛口派に、わかれていましたので、正直なところ、あまり期待しないで見に行きました。
カジノロワイヤルを観た時、マッチョなボンドが新しい時代を切り開いてくれるのか、とワクワクしたのですが、スカイフォール、スペクターは、なんだかスカッとしなくて…。
007シリーズって、世界征服を目論む悪のアジトに、超人的な活躍で潜入し、一見オモチャのような秘密兵器を駆使し、絶体絶命の危機を乗り越えて、男のお楽しみも忘れず、ロンドンに帰ってからは紳士のフリをするエージェントの話しでしたよね。
長い間、何代かのボンドが、60年代を引きずるスパイ映画を、いつのまにか、ダニエル・クレイグが骨太な何かにしちゃったのかもしれません。でも、彼の最後のボンドは見たい、ボンドとしてのダニエル・クレイグを見納めておきたい、その一心で、2時間45分、観て参りました。
いや、ほんとは、それだけじゃないです。ラミ・マレックがとても好きです。悪役のラミも見たい。もっと出番多いかと思ってた。お面でなくて、演技が見たかった。
冒頭、車のシーンは、父と娘かと思わせるし、怒りっぽいし、人のこと信用しないし、走るの重たいし、やっぱり歳はとるよね、人間だものと、思ったけど、全体的には良かったです。ボンドとして、素敵、存在感たっぷりです。
最後に一言、007の副題は、『非情のライセンス』情事はあっても、それは愛とは違う、だってスパイだもの。
それが、007のスタンスだったはず。
でも、しっかりと、愛の人として、人生を全うしたダニエル・ボンドは、新しい時代のスパイだったんですね。ここを受け入れられるか、どうかで、評価分かれるのではないか、と思いました。
私は、観て良かったです。
ダニエル・クレイグによる新しいボンド映画の集大成
ダニエル・クレイグ演じる最後のボンド。
アクションもストーリーもシリーズの集大成で最高だった。
新旧共に魅力的なキャラクターたちが登場していて、
前作に引き続きのレア・セドゥも好きだけど、
アナ・デ・アルマスがかわいすぎた!
シリーズ1作目から出ているフェリックスも出てきたのに、死んでしまうのは悲しかった…
全体的に満足度は高いけど、
どんな形であれ、ジェームス・ボンドは絶対に死んでほしくなかった。
死ぬのなら、スペクターで終わっておいてほしかった。
ただ、最後の最後まで本当にかっこよかった。
青い目のボンド、
人間味のあるボンド、
ダニエル・クレイグ最高!!!!!!!
伏線回収の巻
もとからご都合主義なところはあったにせよ
今作品は伏線回収に追われた感満載!
次の007のためにも掃除しといたって感じかな?
スペクターの突然の全滅と隔離されてるブロフェルドを死なせてパパッと(でもないけど)お片付け
マドレーヌの過去と覆面男。何がしたかったん?ただの復讐にしては経済力ありすぎ、スペクターを上回る機動力も謎やし
Mのヘラクレス計画も中途半端でまんまと利用されてるやん!のツッコミどころ満載すぎて…
んで、要所に見えるジャポニスム。
正座、土下座まで教え込まれてる007凄すぎ笑笑 あの格好から銃を取り出すシーンだけ撮りたかったんかな?
でも、ダニエルが好きすぎるから楽しめた
パパの顔も見れたしねー
なんか、話はよーわからんが、楽しかった!!
ちゃんとシリーズ追えてない、というか覚えてないので、あれコイツ誰だっけ?ってなっちゃうリテラシーの僕的には、、、それでも楽しかった!!です。
お洒落な街を、爆走するバイク、車。
ヘッドライトから飛び出るマシンガン。
ロープ持って橋から飛び降りちゃう007。
最高ですね!
ちょっと長いけど。
キューバでの新人エージェントっぽいあの子も丁度いいユーモアで良かった。
ジャマイカの家もオシャレ。ヨット乗って魚釣って最高。ボンドさん、相変わらずめちゃくちゃ羨ましい生活してますね!ってかお前、、別に何も失ってなくね!?ブロフェルドさんに謝れ!!
って思っちゃうくらい、最高。
ちょっと長いけど。
やっぱりオフロード走るならボンドカーじゃなくて、世界のトヨタですか。ランドローバーに負けてないぞ。
ビョーンと敵が飛んで登場するとこ最高。
でもこの辺りから、話がちょいわからんくなって来たぞ。
そんなにスワンちゃん大事ですか?
あの子攫うヒマあったらボンド殺そうよ。
あと後任の007さん、あんま活躍しないね…。
ラストの千島列島のどこか。日本好きのテロリスト。
毒草の庭という割には、枯山水。。
バイヤー達が来る。バイヤー!?
結局凄い兵器は人に売るんですか?
何がしたいのかよくわからんす。
お尻ちょい痛いな…
ロマンスパートがあんまりのれなかったですが、
アクションとか最高でした。
時間あれば、割とみんなにオススメです。
ダニエルクレイグの007からの脱却劇
鑑賞中に思ったことは007だけど今までの007よりも薄味に感じられた。というのはダニエルの007からの卒業を話の根底に感じたからだ。
ガジェットや小道具はちゃんと007さを感じられてむしろ往年の作品へのオマージュは感じられた。アストンマーチンの美しさ、バルカンを出したときのワクワクさ、エレベーター内での無重力装置、腕時計のギミック、サイクロプスの程よい中ボス感、それはとても良かったしダニエル以前の007らしさも相まってノスタルジーさも味わえた。
話も今回の悪役は往年の007のヴィランの壮大な目的を久しぶりに回帰させた感じでリスペクトもあるのだと思った。しかし話の展開の根っこに何か寂しさを感じたのは気のせいだろうか。
今作は徹底的にダニエルシリーズのボンドが今まで残してきた問題を今作で完結しようという執念が感じられた。だから展開もスペクターの壊滅、そしてブロフェルドの抹殺にフォーカスを当てたノリである。冒頭から始まるある地方のお祭りで過去を清算する儀式が行われるがそれはまさしく今作におけるダニエルボンドの行いを予言している。タイトルの「ノータイムトゥーダイ」とは過去の仕事を片付けるまでは俺はまだ死ねないともとれる。一度は007から引退した彼だがそれは本来前作でやめるはずだったリアルのダニエルとも重なるし、007の仕事を完全に終わらせるためにまた007にカムバックしたのもそれを彷彿とさせるようでこのタイトルにはいろんな意味で感慨深い意味が込められているのかと思う。
また劇中のボンドはダニエルが得意とするアグレッシブさを十分に感じられたし、ジェントルマンだがどこかコミカルなやり取り(キューバのエージェントとの共闘時、酒をグイっと飲んだり新人の007とのマウントの取り合い)などなんだか懐かしさを覚えるシーンが入っていて一種の清涼剤のような安心感を覚える。
また昨今の時事問題も伺うことができ、ナノマシン関連の話は目に見えないウイルスの恐怖だと思ったし新人007の前で人種問題の言葉を口にした博士がその瞬間死ぬのは非常にデリケートな問題をはらんでいると見えた。最後の敵の基地はもろに北方領土だろう。そこらへんは非常にスリリングさを感じて楽しめた。
また随所にビデオゲームの影響も組み込んであると思う。「ヘラクレス」のナノマシンはMGSのフォックスダイだし、傭兵が研究所に乗り込むシーンはCOD4を思い出す。また終盤の敵基地の階段の攻防戦でグレネードを投げまくるシーンはFPSのオンライン戦でよく見るプレイヤーの動きと重なりそこも個人的にはにやりと来た。
また007はただの番号だよというセリフや今までの00が白人男性が多かった中今作では黒人女性が引き継ぐなど、これからは人種や性別を問わず誰でもなれるものだと思ったし次の007をやる人のプレッシャーを和らげるようなプレゼンスだったのかなと今になって思う。
個人的にはダニエル版007はシリーズの中でも満足のいく作品ばかりで非常に楽しめた。本当に15年間お疲れ様でした。
終わってしまった
ダニエル・クレイグ版007の集大成と言うことで、怒涛の展開。
上映時間長めだが、長いと感じなかった。
通常の映画シリーズなら完結編である。
だが007は役者は変われど次作もきっとあるのだろう。
当然前作鑑賞後がお勧めだが、
遡るのも良いと自分に言い聞かせ、正直前作スペクターの内容が忘却の彼方の状態で鑑賞。
また過去作を見直す事にする。
プロモーションの登場回数が多かったアナ・デ・アルマスに期待していた部分もあるのだが、
思ったより出番少なく。
次回作に出る布石なのかと疑って(期待して)しまう。
ボンドより愛を込めて
今日、ユナイテッドシネマ若葉でやっとこさ
見てきました。
暑い天気で本当に11月かって感じでした。
ダニエル・クレイグが15年間、同じ役を演ずる事って
凄い事だなって思う。
日本では歌舞伎とか舞台、シリーズ物の映画では
「男はつらいよ」、「釣りバカ日誌」、ドラマでは
「相棒」くらいか。
しかも、ジェームズ・ボンドという唯一無二の主人公を
違う俳優が交代して演じてきた継承物の
スパイ・アクション映画だ。
公開されてからだいぶ酷評されていたけど、
結論から言うとこれでいいんだ♪
こういうのもカッコいいよねって
割り切って私は見れました♪
今まではこのシリーズは過去作をパターン化していくのがセオリーだったから。
あえて、それをダニエル・クレイグのボンド卒業作
として製作されているなら充分だったんじゃないかなと思う。
今回はド派手なアクションが無かったなっていうのは
見てる側はつまらなかったかもしれない。
けど、奇想天外なスーパーマン・アクションは
ロジャー・ムーアとピアース・ブロスナンで
沢山見てきたわけだし。
ダニエル・クレイグになってからのボンドは
リアル路線で裏で暗躍する秘密結社スペクターを
少しずつ見せて行くスタイルは今までと違うし
怖さがあった。
今の自民党もスペクターみたいに見えてしまうくらいの
恐怖を与えてくれた。
政治、経済、医療、司法、あらゆる所にタコの触手が
伸びているんだって怖さは007シリーズしか
無いなって思った。
そこに腐敗した世界の構築や支配を絶対に
許さないボンドが活躍するから面白い作品かと。
今回のボンドは愛した女性すら信じられないくらい
スペクターから罠を仕掛けられ疑心暗鬼になったり、
盟友を亡くしたり散々な目に合うけど、
愛した女との間に子どもが出来ていて
シングル・マザーで育てていたっていうのは衝撃的で
今まで無かったし、ボンドは今までかなりの女性を
愛してきた中で何故にこの人に種を植え付けたのかは
分からないけどかけがえのない存在、絶対に守るべき
理由が出来たって事だ。
だから傷付こうが撃たれようが必死になって
守ろうとする。
人間として当然かと。
それだけじゃなく、ちゃんと任務を遂行するのは
プロだし自己犠牲の精神はヒーローだなと思いました。
ワルサーppkも活躍するしアストンマーチンも
活躍します。
タキシードにお決まりのウォッカ・マティーニも
出てくる。
キューバの女性CIA工作員、最初は不安にさせるくらい
大丈夫か?って思ったんだけど、めちゃめちゃ強くって
ビックリしちゃいました。
次回作でもしれっと出てきそうな去り方だった。
黒人女性の007もちゃんと自分の仕事こなすし。
スピンオフみたいな形で製作しても面白いと思う。
最近はネット配信で映画製作して見せてるから
そういう感じのは当たると思う。
マーベルのエージェント・シールドなんかもそうだし。
伝統はちゃんと守っていれば、いくらでもスピンオフは
作れる世界だから。
スペクターの拠点を一つずつ潰して行くのも見てみたい。
日本では千葉真一の「影の軍団」なんかが
サブボスを斬ってきたのをやってたし。
これからのシリーズがどんな風になるか期待しますね。
という事で今回の作品はボンドより愛を込めてって
作品でした♪
ヲイヲイ
ボンドが死んじまった・・・
ま、今回で最後だそうなので、それでも良いのか・・・?
能面や日本庭園もどきが出てきて何事かと思いきや、日系人監督だそうで。
旧日本軍の潜水艦基地? 元ネタは「紫電改のタカ」だろうか?雰囲気が似ていたような。
このセットで実写版紫電改のタカを作ったら面白そう。
あの頑強なコンクリート構造物が、あの程度のミサイルで崩壊可能だろうか?やや疑問が。
ボンドも中に潜んでいれば助かっていたかも。
米露に混じって日本が英国に抗議・・・って、日本も随分偉くなったものだ。
むしろ露じゃなくて韓なのでは?と思ってしまう。
日本が抗議できるなら、ミグ戦闘機じゃなく空自の戦闘機が出るべきと思うが・・・
ラストは、盛り上げようとしていたのは分かるものの、まったく乗れなかった。
個人の憎しみが全世界的な話になるのは、荒唐無稽ではあるものの、それを言っちゃ、007が成り立たなくなる?
思えば、40数年前から見ているシリーズなのだが、悪の小粒感が否めない。
子供の頃は特に気にならなかったが、大人になって観ると、あんなに人を使っていたら、賃金や労働時間など、どうしているのだろうと、余計なことがよぎる。
クレイグボンド作品の集大成
個人的にはクレイグボンドの集大成として、とても良かったように思いました。
途中作でボンドがヴェスパーのことを思い出すシーンは何度かありましたが、本作のボンドは、はっきりとした形で初めてヴェスパーの心情を理解できたとも言えるのではないでしょうか。
そういった意味で、本作はカジノ・ロワイヤル、スペクター両方の後作として相応しく、フクナガ監督の、クレイグボンドの007過去作に対するリスペクトを垣間見たような気がします。
また、007シリーズに感情的な側面を吹き込んだのが、クレイグボンドの醍醐味の1つでもあると思うのですが、初めてカジノ・ロワイヤルを観終わったときの、あの重厚感にも似た感覚を久しぶりに味わいました。
その重厚感は、迫力あるアクションに加え、ボンドの内面に近づいたからこそ、 生まれたものなのではないかと思っています。
それはカジノロワイヤルで、ボンドが放心したヴェスパーに寄り添った場面、 スカイフォールで、ボンドが母へ抱く感情に近いものを、Mに対して見せた場面を観た時に、感じたものと同じでした。
ネタバレするので多くは書きませんが、本作でも、やはりボンドの人間的な側面が重厚感を生じさせ、シリーズで一貫したテーマとなっていたように思いました。
10年間もボンドを演じてきたダニエル・クレイグのアクションや演技も、もちろん素晴らしく、感動しました。
【追記】
日本の要素 (作務衣、畳、 能面等)が所々出てくること、純日本ではないことへの抵抗は、個人的にはあまりありませんでした。
外国で日本のことを細部まで理解するのは 、とても難しいし、逆に西洋的な文化・ 価値観に根付いたクレイグ007の細かい精神を理解するのも難しいと思います。
監督が自分のルーツに興味・関心を持ち、創作に活かしたことに大きい意味があって、 そこには日本文化を大事にしたい気持ちと、日本への敬意もあるのではないかと感じました。
シリーズ最終作なんだけど
オチは良くても、それまでの伏線回収が強引なんじゃないかと思いました。
終焉を迎えるに向けての盛り上がりとしては何だか弱く感じ、またMI6がいままでスペクターを追い詰める為に費やした時間からは割にあわないほど、サフィンの陰謀により簡単にスペクターたちを血祭りに上げてしまうことへの違和感を覚えました。
アクションはより臨場感を持たせ迫力も凄くあるんですが、キーとなるバイオ兵器が突拍子もなく観てる方に恐怖心を植え付けることが難しく、もう少し現実的な兵器を持ってきて欲しかったです。
またサフィンにボンドとの共通点や共感を持たせるなら、もう少し彼の人生をしっかり描いて欲しかったし、復讐するためにこの方法を選択した経緯も描いて欲しかったです。
最後に前作でまとめた感があるものに対して、続編を作る難しさを感じ、このシリーズは前作で終わった方が良かった様に思いました。
なかなかよかった
終わり方は賛否両論でしょうか。
いいじゃん!引退作なんだしあんな感じで終わっても!
わたし的にわかりやすくて、よかったです。
Qもかわいかったし。
女性人もみんな可愛くてセクシーだったし眼福。
良かった!
ストーリー、脚本、音楽、アクション
総合すると良かったです!
2回鑑賞してしまいました。
序盤からのアストンマーチンもシブすぎました!
細かいことを言えば、これまでの口説きシーンやラブシーンが無かったことが後で気付いたくらいかなぁ
あと、ユーモアも少なく前作までのと比べれば、全体的にシリアスな雰囲気を貫いてるというか、全てはラストへの繋ぎと考えれば、まぁ仕方ないかな…
展開のテンポも良かったと思います。
後半の島での展開や演出は、どこか昔の007に近い雰囲気も感じました。
ダニエル・クレイグ最後のジェームズ・ボンドということもあり、ラストは思い切ったなぁ!とも思いました。
ダニエル・クレイグ お疲れ様でした!
初めて007を鑑賞。出だしの演出にビックリした!!ジェイソンみたい...
初めて007を鑑賞。出だしの演出にビックリした!!ジェイソンみたいな奴が突然窓越しに立っている。冬で周りに雪が積もってるんだから、ザクッ、ザクッって雪を潰す音が聞こえそうだけど、無音で近付いてきた。
007はダンディーな主役がモテモテらしい。本作でも若い女性と交際をしていた。若いと言っても36歳だけどね。
本作では沢山の人が死ぬ訳だけど、結構ドライに死んでいく。痛さが鑑賞者に伝わらないようにしているのは、好感が持てる。
3時間と長いはずだけど、殆どアクションなので、あっという間だった。特に初めにジェームズ・ボンドが爆弾トラップに掛かってから女性を連れて電車で別れるところまでなんて、夢中になってしまう。バイクアクションは半端ない。
ジェームズ・ボンドのことを知らないけど、何となく政府側の組織の人間なのかなぁと処理した。その組織を引退してたんだけど、本作で復帰した。
黒いドレスの女はセクシーだった。あんな格好で派手に動けば絶対ポロリするはずなのに、全然見れない( ̄▽ ̄;)
それにしても見知らぬオッサンがママと寝てるの見た子供の心境ってどうなんだろ?この子は戦闘にも巻き込まれてるし、いろいろとトラウマを抱えそうだ。
敵のボスは、つまりジェイソンみたいな奴なんだけど、彼や彼の組織は日本の影響をかなり受けていた。だから、ボスが現れると部下達は皆頭を下げる。いかにも日本的な仕草だ。
しかし、やっぱり何か違う。きっとあれは神棚であろう。でも何か違う。畳があるが、それも違う気がする。
コロナみたいな最近兵器を作り出したと理解してるんだけど、イマイチよく分からなかった。ボンドも感染してしまってて、女に触ることも出来なくなってしまった。
最後にミサイルが飛んできて、ボンドは逃げ遅れたので死んだはず。悲しい。
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