007 ノー・タイム・トゥ・ダイのレビュー・感想・評価
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007の土下座!!!
最後のダニエルボンドで日本テイストをありがとう!
でも明らかな日本テイストよりもQの前掛けが気になります!
毎度焦らないボンドはクールです♡
アナもキュートでしたね〜
もっと出るかと思いきや、そこだけか〜
ん〜もっと見たかったな〜3週間の訓練じゃそこまでかw
とにかく観ないと
15年の歴史を総括する圧倒的な作品でありながら軽快なユーモアもあり。タイトルに絶妙なウィットを滲ませたダニエル=ボンドの集大成
MI6を辞職したボンドはマドレーヌと共にイタリアのマテーラを訪れていた。二人は凄惨な過去を忘れて新しい人生を歩もうとしていて、マテーラを訪れたのはボンドがある場所を訪れるためだった。夜明けと共に朝食までに戻るとマドレーヌに言い残してホテルを出るが、そこには不審な影が近づいていた。
『007/スペクター』の直後から始まり予告で散々観せられたシーンを経て盛大な卓袱台返しの後に現れるダニエル・クラインマンによるタイトルロール。『〜スペクター』ではボンドの心情を湛えた歌詞をなぞるような映像でしたが、今回の歌詞はマドレーヌの慟哭かのよう。ビリー・アイリッシュの絞り出すような声に寄り添う007の系譜に忠実な圧巻の映像に飲み込まれてこれから始まる物語に向けて心拍数が跳ね上がります。
前4作を束ねるエピローグであることは覚悟していましたが、こちらが期待していた筋書きは序盤であっさり裏切られ、その後延々と繰り返されるどんでん返しに身を委ねていると163分の長尺はあっという間に過ぎ、この物語にこのタイトルを冠するといういかにも英国的なウィットが醸すペーソスに満ちた余韻に身を委ね、いつものように製作スタッフをしっかり労うエンドロールを眺めながら15年の歴史の終幕をしみじみと噛み締めました。
本作の撮影監督は『ラ・ラ・ランド』でオスカー撮影賞を受賞したリヌス・サンドグレン。イタリア、ジャマイカ、ノルウェー、フェロー諸島といったロケ地の特徴を的確に捉えた映像の美しさも格別ですが、緩急自在のアクションシークェンスが絶品。終盤にさりげなく挿入される長回しシーンは呼吸をするのを忘れるくらいの緊迫感に満ちています。美しい風景は無数にありますが、ノルウェーのアトランティック・オーシャン・ロードが特に印象的。大コケしたので観た人に会ったことがないミヒャエル・ファスビンダー主演の珍作スリラー『スノーマン 雪闇の殺人鬼』にも登場した道路ですが、ただでさえ実存するものとは思えない個性的な造型がさりげなく強調されていて眼福でした。
壮大な物語の締めくくりなので圧倒的な風格を持つ重厚な作品ですが、意外にも軽快なシャレが頻発。特にCIAの新米エージェント、パロマとの作戦遂行シーンはユーモアたっぷりで、『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』でダニエル・クレイグと共演したアナ・デ・アルマスのキュートさが全開でお腹いっぱい。ボンドの後任で007となったノーミも要所要所でシャレをかますし、Qやマネーペニーも今までになくチャーミングな側面を見せていて、雰囲気としては『〜私を愛したスパイ』や『〜ムーンレイカー』等ロジャー・ムーア時代の軽いノリが垣間見えて、この辺りはまだ40代前半の監督キャリー・ジョージ・フクナガが持ち込んだものかも知れません。新旧様々なアストンマーティンを登場させるファンサービスも嬉しくてこの勢いならロータス・エスプリも出るかなと期待しましたが、その期待は全然予想外の方法でしっかり満たされるので安心です。
そして何といってもダニエル・クレイグの存在感が圧巻。『ボヘミアン・ラプソディ』を何度も何度もスクリーンで観てしまったのでラミ・マレックがラミ・マレックにしか見えなくなっていたこともあるとは思いますが、トム・フォードが提供した様々な衣装をきっちり着こなしながら過去シリーズでは描かれなかったボンドの悲哀を体現、強烈な印象を残しています。
エンドロール後にはいつものセリフが出るわけですが、次作のボンドを引き受ける人はとんでもないプレッシャーに晒されるだろうなと心配してしまうほどの完成度。色々噂はありますが個人的にはダニエル・クレイグが醸したワイルドさがカケラもないニコラス・ホルトに演じて欲しいなと思っています。
大団円
ダニエル・グレイグ版「007」が大団円を迎えた。一括りのドラマの終焉でもある。こういう作りも悪くはない。寅さんのように同じ役者、同じキャラクターで通して受け入れられるの世界でも少ないだろう。やはり、常にアップデートをしながら、新しいものを作り出していかなければならない。「古きを訪ねて新しきを知る」まさに007はそれの実践には持って来いの映画である。内容に関しては時代にあったパワフルかつ骨太なアクションに、ダニエル・グレイグ演ずるジェームズ・ボンドの繊細さ、人間的な弱さが上手く噛み合って、これまでにない新しいボンドが創造され、終焉を迎えた。素直に拍手を送りたい。既に個人的には次回作の007が楽しみである。
ダニエルボンド
oo7はファミリー映画になって終わるんですね。ありきたりの昼ドラみたいな内容でがっかり。魂は精神を超えるか、精神は肉体を越えるか、肉体は精神を補完できるのか、そんなキリキリとギリギリの所で自我を保ち任務を遂行するoo7はいませんでした。そんな多大なストレスの中に常に身を置いているから、アルコールに依存気味だし、刹那の恋にも身を投じるのでしょう。スカイフォールからダニエルが制作に関わるようになり.所謂、自分が惚れ込んだoo7映画ではなくなってしまいました。サムメンデスから監督が変わり期待しましたが、結果よくあるお涙頂戴昼ドラ映画になってしまったようです。ダニーボイルも制作陣の予定調和な決まり事に嫌気が指して降板したんじゃないかと勘ぐりほどでした。
こんなにエモーショナルな007が観れるなんて!
初日、モーニングショーで観ました。
泣けました。
何を物語ってくれるのか、普遍的な哲学を
訴えてくる脚本は今までのアクション映画になかなかない物語がちゃんと脈打ちしびれます。
どんな画を魅せてくれるのか。映画に大事な画!
自然の中の風景や街中でももちろん、戦闘シーンでさえ陰影をうまく活かして美しく映し出す画に眼が釘づけ!
ハンスジマーの音楽にしては耳に残る旋律が無いと訝ったのですが、物語を浮き立たせる為のプロフェッショナルな仕事に徹したのかと納得の出来栄えでした。
目を見張るアクションシークエンスに、クライマックスは、こちらも手に汗握る肉弾戦に没入感は最高!
俳優たちの繊細な演技と心に残るセリフは、大人の鑑賞に耐えうる上質な映画の証です。
歳を重ねた方ほど最期のシーンは胸に迫るはずです。
鑑賞前に是非ダニエルクレイグボンド初となる、
カジノロワイヤルから続けてみてください。
感無量。製作陣に感謝です。
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