007 ノー・タイム・トゥ・ダイのレビュー・感想・評価
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ヒューマンティックな007
待ちに待ち、待ちくたびれた007シリーズの25作目!
他の大作は、これほど延期されることなく公開されてきたが、本作に限っては、本当に待たされた。しかし、鑑賞してみると、感染兵器に関わる内容であっただけに、このコロナ禍で、全世界に向けて公開するのは、躊躇ってきたのも分かる内容であった。
007をダニエル・クレイグが演じるようになってから、それまでのどこまでもカッコよく、クールで、女たらしの007のイメージから、随分、人間臭くなってきたと感じていた。本作は、もちろんアクション映画の面白さも随所に見られたが、それ以上に、007によるヒューマン・ドラマ的な、ラブ・ストリーがテーマとなって描かれている。
そして、ネタバレになるから詳しくは書けないが、これまでの007シリーズの中で、あのような悲しいエンディングは無かったように思うし、斬新であったのは確かだ。007と言えども、どんな困難も乗り切れるスーパーマンではなく、唯のひとりの人間として描き切っていた。
但し、ストーリーとしては、これまでの最大の敵であったスペクターがあまりにもあっさりと壊滅し、新たな敵となったラミ・マレックが演じたサフィンも、それほどの脅威となって襲い掛かることはなく、意外と淡泊な内容であった。私自身、007作品に求めるものは、やはり勧善懲悪な痛快アクションに、ハラハラ、ドキドキする緊迫感であっただけに、やや物足りなさも感じた。
また、ボンドガールの鉄板だったグラマラスな絶世の美女が、子供を持つママとなり、ボンド自身もパパに…そして極めつけは、007に黒人女性を抜擢するというのも、人種や多様性な文化の融合ということなのであろうか…⁈
何はともあれ、5シリーズを演じてきたダニエル・クレイグの007は、これで見納め。ご苦労様でした。次作は、アクション映画に原点回帰した、痛快な007を期待したし、誰が演ずるのかも、楽しみにして待ちたいと思う。
脚本陣の誰か《パイナップルARMY》読んだ?
《パイナップルARMY》っていう元傭兵が主人公のマンガがあるのね。このマンガ最終回で主人公は自ら仕掛けた爆弾の爆発に巻き込まれて、生死不明になって終わるの。
しかし、実は仕掛けがあって、時系列的には最終話の次に第一話が来るのね。だから「主人公は生きてました!」ってことなんだけど。そして、この第一話に「ウサちゃんの人形」が登場するの。戦いの最中に小さな女の子が大事なウサちゃん人形を落としちゃうの。それで「ウサちゃーん」って取り戻しに行こうとするんだけど、それを主人公は止めて、自分が銃弾をかいくぐって回収すんのね。そして、それを自分の服に詰め込むの。
007のこの作品にもウサちゃん人形でてくるのね。ボンドが拾って服に挟むシーンで、それを思い出したな。ラストシーンもミサイル着弾でボンドが生死不明で終わるよね。だから似てるなあって思って。はじめの能面から、やたら日本推しだし、誰か《パイナップルARMY》読んでんのかなと思ったの。それで、この流れでいくと、ちゃっかりボンドは生きてて、続編に出てくるんだろうね。
でも、007シリーズはもういいかなあって思った。
冒頭でレア・セドゥといちゃいちゃすんのもね、なんかオジさんのラブシーンはちょっと痛々しいね。それとレア・セドゥはちょっとボンド・ガールっぽくなくて、アナ・デ・アルマスが出てきて「そう、これ!」と思ったの。
でももう「美女にモテてウハウハ」みたいな映画はちょっとやりづらいよね。『ボンド・ガール』っていう名称が残る映画は、ちょっと厳しいかもと思ったな。
ストーリーの中に、ボンドの上司であるMの葛藤とか、国際政治の中での駆け引きとか入れてきて、実際の組織感を出してきてるけど、かったるいよね。「ボンドすげえ、やった!」くらいの話で良いと思うんだけど、なんか「MI6を運営してるのだって人間だ」みたいな深みを出したいんだろうな。でも007に深みはいらないかな。
そんなこんなで、これがシリーズ最終作でも全く悔いはないけど、また新作が公開されたら観に行くだろうな。
タイトル通りに最後は!
15年の集大成。007じゃなきゃ星0、007だから星5
三度の公開延期によって膨らみに膨らみ尽くした期待を裏切らない作品でした。
最高。その言葉以外有り得ません。
しかし、それはもちろん見方によると思います。
そしてこの作品は観客側の見方によってあまりにもその評価に幅が出るだろうと感じました。
他の方々のレビューにもある様に、脚本はお粗末と言わざるを得ない部分が多数あります。
ここで詳しく書かずとも他のレビューに幾らでも書いてあると思うのでそれについては省略しますが、もはやシリーズの伝統とも言える「細かいことは気にするな」の精神でもカバーしきれない箇所もありました。
しかし僕にとってはそんなことはどうでもよかった。
綿密なリアルさやら、脚本の完璧な整合性なんてものはハナから期待していない、最早求めてすらいない。
007に求めるのは「極上に格好良い映画」ただそれひとつです。
かっこいい、カッコイイ、格好良い、とにかく全部最高にカッコ良い!
シリーズ屈指のアクションシーンの数々と演技、ロケーション、カメラワークに編集、全て完璧。格好良い。
これぞ007!
そもそもダニエル・クレイグ版の007はスペクターで綺麗に終わりでもよかったですからね。
この作品は終わる為の作品だったのではないかなと思います。
ダニエルのジェームズ・ボンドは、その死でなければ誰も終わりを許さない程に揺るぎないシリーズへと成長していた。
そんな集大成。
あらゆる面において007じゃなければ成立しない作品。
なので007じゃなければ星0、007だから星5です。
ありがとうダニエル・クレイグ!
次のジェームズ・ボンドが楽しみです。
短く評価/観て下さい
放心。からのレビュー
初日に午後半休取って観ました。
ダニエルボンドが大好きだっただけに放心状態。
何も殺さなくても。
スペクターのラストで、マドレーヌのために円満引退したままでもよかったのに。
最盛期のボンドなら何としても脱出するはずだ。
たとえ愛する妻と子供に触れられなくなったとしても、優秀な科学者たちが細菌兵器を無効化する技術を見つけてくれるはずだと信じて何としても生還する努力をする。
何がなんでも生還して、体内の毒も中和してもらって今度こそ平和な家庭を過ごす。そんなボンドを観たかった。
この作品ができたときはまさかコロナで世界がこんなことになるとは思ってなかったろうけど、だからこそ延期した。
延期する時間があったのならばせめて、ボンドを生還させて、人間はウィルスに負けないという希望の持てるストーリーに作り替えるだけの時間もあったはずだ。
話を戻そう。
あんな簡単に諦めるなんて、ボンドらしくない。
いったん引退したものの、殺し屋として生きてきた過去からは逃れられないと観念したのか?
最後の最後までひょっこり現れるのを期待していただけに。こんな終わり方は嫌だー。まだ納得できてない。
それに最後なのに敵があまりにも弱すぎる印象はありましたね。
あとは皆さんのおっしゃるように、ランボー怒りの脱出とか、アルマゲドンとか既視感たっぷりでしたね。
納得はできないけど、あと2、3回は観に行きます。
ロスすぎて。
涙腺崩壊・・・
冒頭からの場面、ボンドとマドレーヌが幸せそうにドライブを楽しんでいるシーンでのバックで過去のある作品のロマンチックな音楽が流れた瞬間、驚きとともに懐かしさと幸せな気持ちに・・・。まさかシリーズ中一番大好きなあの曲がと。
そしてラスト、フルIMAX画面でのエンドタイトルとともにまさかまさかのその歌が流れた瞬間、涙が止まらなくなりました。
なかなかの長尺
No Time to Dieの意味
「死んでる暇はない」って意味だと思ってたし、実際、表の意味はそういうことだと思うんだけど、「死ぬときじゃないだろ!死ぬなよ(ボンド)!」という意味なのかな。
もう映画館で感情移入しちゃって、今年一番感動したかも。
昔の007が恋しい
クレイグ・ボンドもいつの間にか15年間経つのだから、007はクレイグ版しか観たことない方も結構いるのでしょうね。
私の場合は、子どもの頃によくテレビで観ていたムーア・ボンドが基準となってくるのですが、最近の007シリーズが真面目すぎて、暗くて重いと感じます。歴代作品では、初期3部作、「女王陛下の007」、「ユア・アイズ・オンリー」、「ゴールデンアイ」が好みです。
さて、クレイグ版ではダントツで「カジノロ・ワイヤル」が一番好きで、次が後半失速する「スペクター」。それから、バットマン・ダークナイト風味の「スカイフォール」で、一番低いのが印象に残らない「慰めの報酬」でしたが、今作の位置は、下から2番目くらいか。
最初は、風光明媚なイタリア世界遺産の地でボンドカーDB5が秘密兵器を使って大活躍したり、ジャマイカでドンパチしたり(アナ・デ・アルマス演じるパロマもよかった)イイ感じだったのに、あの人を殺してしまうし、中盤から007らしさが薄くなっていって、ダニエル・クレイグのアクション映画になっちゃったのが残念。
それでも、映画として面白ければいいのですが、近接アクションはイマイチのうえ、敵の動機もイマイチ理解できないし、映画にのめり込むことができませんでした。
数年後に新作が公開される際は、昔のシリーズの良さを取り戻すよう軌道修正をお願いしたいものですが、ファンも世代交代すべきなのか…
青い眼をしてる
本日、2回目鑑賞してきた。
「知ってるよ、僕と同じ青い眼をしてる」
泣いた。泣いた。だって、オチ知ってるもん。
ラストシーンのボンドのこの時の表情。よけいにつらくなっちゃった。
幸せをつかめて、希望に満ち溢れるラストだったね。
でも、でも、ダニエルボンドがいない喪失感あり、切なさあり、今もすごく複雑な心境なのよ。
ちょっと・・・
丸くなって引退
ボンドが親父になって丸くなった。ダニエルの引退だからこれでいいのかもしれない。
●アクションは迫力あって楽しかった。
●メカ関係が面白かった。
●ナノウィルスの発想が良かった。ていうかこの内容だから公開がズルズル伸びたんだろうな。
●ボンドの代名詞、危険でセクシーな感じはなくなったな。
次はまた違ったボンドを期待したい。
「ありがとう007」
ミスターホワイトの娘マドレーヌとのその後と、世界中に恐怖を与える化学兵器を開発する組織との話。
幼少期のマドレーヌから始まり程なくイタリアで過ごすマドレーヌとボンド、そして5年後と展開していくオープニング。
まだ全然本編になってないけれどここまででもかなりの盛り上がりで期待値上昇。
そして対象を自由自在にインプット出来るそれが登場し、新たな展開になっていくけれど、とりあえずスペクターが何か判らないと前半は良くわからないかも。
そしてサフィンのマドレーヌに対する行動が、最初から最後まで何をしたいのか良く判らない…殺すより生かして苦しめたい?ってことでOKですかね。
と、ストーリーとしてはちゃんと転がってはいるけれど、根幹のところで腹に落ちてこないものがあったし、アクションとして一番盛り上がったのは山場じゃないし。
しかしながら、テンポは良いし派手なアクションが随所に折り込まれているし、ダニエル・クレイグ版の集大成としてとても面白かった。
個人的嗜好ですが、新人CIAパロマちゃんでスピンオフつくってくれないかなぁw
ダニエル様お疲れ様
今までで最もたくさん予告編を観た作品
えぇ〜!
画も音楽もすべてがお洒落、スマート。
今までで一番何回も予告編観た映画。遂に観ることができました。待たされた甲斐がありました。
マチルドかわいい、表情が良かったですね。
期待通りの派手さ、かっこよさ
ダニエルクレイグおじいちゃんだな〜と思いながらみたけど、おじいちゃんと思わせない俊敏な動き!
最初のタイトル音楽から、007だー!と興奮。
007シリーズ好きで過去見てきたけど期待通りのカーチェイス、銃撃戦、爆破シーンがあって満足。
ボンドガールのマドレーヌは美しいなーと思ってみてたけどパロマとのイチャイチャも見たかったな〜
パロマの合言葉忘れちゃうのっていうのとか、三週間訓練したのよっていいつつちょっとドジっぽい、でも銃撃戦は完璧っていうキャラも良かったし、可愛くてかっこよくて、もっと見たかった〜!
いつものジェームスなら1作品で2~3人女性を引っ掛けるイメージだけどもマドレーヌとマチルドを家族と認識して、愛してると言ったり、なんか丸くなって世帯じみたな(笑)とおもったり。
特定のDNAに作用するウィルス、っていやいやこんなことできるかいと思いつつ、でもコロナもまさかバイオハザードみたいなこと起こると思ってなかったし…って考えながらみた。今の時勢っぽいテーマ。
サフィンのマスクが能面だったり、部屋が畳だったり、着てるものも左前の着物っぽいものだったり、土下座だったり、所々和テイストが取り入れられてた。
サフィンがジェームスから逃げる時床の畳がパカって開いて下に落ちてったけど、NINJAといえばコレだよね!っていう発想なのかな〜とか冷静にみちゃった。土下座も。ちょっと面白い。
最後死んじゃうと思ってなかったから、え!?逃げないの!?え!実は脱出できてましたとかいうオチ!?と期待したけどそんなことはなく。これまでのジェームスならなんとか最後ギリギリで脱出ってなりそうなのに、愛する家族が出来たからこその絶望で諦めちゃったのかしら。。
ダニエルクレイグが「これで本当に最後」って言ってた意味がわかりました
エンドロール最後のJAMES BOND WILL RETURN の文字も、今後のシリーズ予感させる感じだけど次はいつになるのか、どんなジェームスボンドになるのか…楽しみ!
過去のダニエルクレイグ作品見返したくなりました。
ジョン・バリー
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