007 ノー・タイム・トゥ・ダイのレビュー・感想・評価
全768件中、541~560件目を表示
【ネタバレあり】鑑賞した直後の率直な感想
自分が前作を見てないため、意味不明なところがいくつかあったのですが、それにしても、マドレーヌがジェームズボンドとの子どもを隠していたのが意味がわかりませんでした。
後日、みなさんのレビューと前作とあわせてもう一度観てみたいと思いました。
もし、前作を観てない方には、ぜひ観てから行くことをおすすめします。
前作観たかどうかにかかわらず、残念だったところは、悪役の微妙な日本かぶれな描写と、
最後「ジェームズボンドは戻ってくる」みたいな続編を匂わす終わり方に少々シラけてしまいました。(これで完結でもよかったんではないだろうか)
あと、この作品は164分と実際長いのですが、それ以上に長く感じてしまいました。
観る前のトイレは必須です。
よかったところは、マドレーヌの女優さんが、とても若く魅力的に見えたのですが、1985年生まれということを知って驚きました。ボンドとあまりに歳の差が離れすぎだろ、と思ってたからです。
また、そもそも緊急事態宣言明けで、久々(1年ぶり)の映画館での映画鑑賞ということで、とても感慨深いものがありました。
総合的にまあまあ楽しめたので星3にしておきました。
007最期
前作からの続き。子どもの時に目の前で能面男に母を殺された記憶に苦しむマドレーヌ。イチャつく引退ボンドは元カノの墓参りで爆弾で殺されかけるもボンドカーで逃げ切り怪しいマドレーヌを列車に乗せ別れる。5年後、旧友らがボンドを訪れ世界を救ってくれと。新人エージェントとスペクターパーティーに潜入し罠と知るもスペクター全員怪死。細菌兵器科学者を連れて飛行艇で脱出するも裏切り者により旧友を失う。命からがら海底から逃れロンドンMI6へ帰還。MやQほかと再会し黒女007らと任務へ復帰。能面で脅さたマドレーヌは医師として目ん玉通信機くり抜いたスペクター総裁への尋問でボンドと再会するもサフィンの指示どおりボンドを介して総裁殺しに加担。マドレーヌを訪ね娘がいることを知りヨリを戻す。サフィン一味の強襲でマドレーヌ母娘を奪われる。空軍輸送機で向かうは日本近海のロシア小島。新兵器は電磁波ウオッチと潜水グライダー。潜入した新旧007は毒草工場の破壊をマドレーヌ母娘を盾に抵抗するサフィン一味。母娘を救出しいよいよミサイル攻撃を指令するもサフィンとの最終戦で細菌兵器をうつされマドレーヌ母娘との再出発を絶たれたボンドは施設へのミサイル攻撃とともに爆死。旧友たちによる別れの儀式。この世に残したのは同じ青い目の娘。終わり。James Bond will return
今週は本命作になると思いますが…。
今年134本目(合計198本目)。
去年からよく映画館に行くようになったこと、またこのご時世なのでこのシリーズはそもそも初めてです。
ただ最初の導入が親切なので混乱する要素はまず少ないかな、とは思います。今週は全体的にやはり一強状態になってしまうのかなぁ、という感じです。
まぁ、もう今週の新作だけで考えると、予算規模も作成規模もおそらく1つか2つか桁が違うんじゃないか…と思えるので、どうやっても他と比較するとこれが本命になってしまうのは、もうこりゃ仕方がないんじゃないかなぁ…とは思えます。
一方でこの作品シリーズ全体がそうなのか、この作品だけがそうなのかは不明ですが、かなり聞き取りにくい英語を話す方もいます(後半、ミサイルがうんぬんという部分など)。まぁ、この点を気にするなら日本語吹き替え版にすればよいわけですし、そこは判断は微妙なのかなぁ…とは思えます。
-------------------------
(減点なし/他事考慮) 今、大阪市の映画館は原則全席座れるのですが(それでも空気を読んであけて座るのが多い)、この作品はやはり今週飛びぬけている存在なので満席か満席に近い状態が多いです。
…が、もう、お隣さん、上映中にスマホゲームはやるし(何か落ち物パズルっぽい…)、そうかと思えばラインか何かやってるし、もう気が散るの何も、そうかと思ったら今度は、まぁこの作品、3時間近い(2時間40分ほど)ので何度かお手洗いに行くのは仕方がないとは思うのですが、出たり入ったり出たり入ったりを延々繰り返して何度も飲み物持ってきたり、もう気が散るも何も、で、映画館のほうに相談しても開いている席がないので…という状況…。まぁもう不可抗力に近いですし、超人気作で、かつ、制限がほぼほぼなくなっている(どうも、23時上限っぽい)現状、まぁ人気作ですし仕方がないのかなぁ…という状況です(こればっかりはもうどうしようもない)。
…というところがありまして、前半の聞き取りが極端に落ちていて、敵側サイドに侵入するほぼ後半40%くらい(残り1時間30分くらい)しか聞き取れていない状況です…。
この状況でジャッジするのはフェアではないので、一応、本数管理の都合上として書き残すだけにします。
-------------------------
シリーズ中で最も期待外れな出来に…?
109シネマズ大阪エキスポシティ IMAXレーザーで鑑賞。
結論から言うと、とても期待していただけに、とても残念な出来だと思いました。
トレーラー映像から感じられる「約束された映画」感、Rotten Tomatoesの上々な出だしから、「これは間違いない!」と確信し、いざ鑑賞…
『カジノ・ロワイヤル』にも匹敵するような最高のオープニングでした!
「ボンドは引退しているのだから、最初のガンバレル・シーンはいらないんじゃない?」
「『慰めの報酬』で区切りがついたのだから、ヴェスパーを持ち出すのはもういいんじゃない?」
などと思ったりしましたが、主題歌が始まる直前まで、興奮と切なさが混じり合い、これまでのボンド映画とは一線を画そうとする監督の試みも感じとれました。
アクションやカーチェイスシーンは『慰めの報酬』のような、ぐちゃぐちゃで何が起こっているか分からないものではなく、予告編動画にあった、アストンマーティンに乗っているボンドとマドレーヌが四方八方から敵に囲まれ、至近距離から銃撃される場面は、とても緊迫感がありました。
主題歌への入り方も、これまでにない斬新さで驚きました。
「これは、ひょっとすると『カジノ・ロワイヤル』『スカイフォール』を超える傑作になるかも…!」
…しかし、ここまでがこの映画のピークだったと思います。
まず、主題歌ですが、歌声は美しいのですが、とても暗くて切なく、これまでのダニエル・クレイグ シリーズにあったような壮大で力強さがなく、「大丈かな?」と少し不安になり始めました。
そして、映画が進行するにつれて…
「あれ… この映画…. おもしろくない」
主題歌の前と後では、まるで別の監督が撮ったように感じました。
壮大なテーマや終盤の舞台のスケールの大きさにもかかわらず、内容があまりなく、また、ほとんど全ての登場人物が薄っぺらく感じるのです。
ストーリーの展開や登場人物の行動が場当たり的、突発的で、なかなか感情移入がしにくく、今回のボンドはシリーズの中でも最も感傷的で人間味があるのですが、なぜかあまり心に響いてきません。
『カジノ・ロワイヤル』では涙腺が崩壊したのに、今作は最後まで涙が出ませんでした。
例えばですが、身柄を拘束されているブロフェルドと面会中のボンドが、突然ブロフェルドの首を絞めて殺そうとします。
いきなりの行動で、当惑しました。『スペクター』のラストで、ブロフェルドと対峙した際に選択したボンドの行動は一体何だったのでしょうか。
また、Mが、ボンドの非難に対して、ボンドと決別してしまうのではないかと思えるほど逆上するのですが、しばらくして、再会した後は、何もなかったように話し合っています。
重箱の隅をつついているような気がしますが、このような登場人物の一貫性のなさが気になり、なかなか作品に没入することができませんでした。
今回のヴィランも影が薄く、『スカイフォール』のように、凶悪ではあるが、同情してしまう、印象的な悪役にはほど遠く感じました。
それに『スカイフォール』では、ヴィランを生み出す原因となった人物は罪をつぐないましたが、今作の災の発端となった人物はお咎めなしでいいのでしょうか。
またまた『スカイフォール』ですが、ラストのボンド邸とその周辺での攻防は、比較的狭い空間であるにもかかわらず、とても迫力のある映像に仕上がっていました。
今作の終盤に登場する要塞はどうでしょう… スケールは大きいのに、特に印象に残るものはありませんでした。
(要塞は、『007は二度死ぬ』の原作に出てくるブロフェルドのお城を参考にしているのでしょうか)
鑑賞し終わった後、「本当にこれでダニエル・クレイグ シリーズが終わってしまうのか…」という、とても残念な気持ちになってしまいました。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を見終わったときと同じような感情です。
ダニエル・クレイグ版集大成
ありがとう、おつかれさま、ダニエル・クレイグ!
公開が何度も延期され、待ちに待ってた本作。やっとやっとやっと公開され、さっそく鑑賞してきました。期待を裏切らない出来ばえで、本当におもしろかったです。
ストーリーは、第一線を退いたボンドが、旧友が持ってきた仕事の依頼を受けたところから、大量殺戮の陰謀に気づき、過去の因縁に蹴りをつけるためにもその阻止に挑むというもの。過去作を知らないと置いていかれそうになりますが、まあ雰囲気で察することはできるので、理解できないことはありません。正直、自分も過去作をすべて鑑賞しているわけではないので、ところどころ意味がわからなかったり、人物関係が理解できなかったりしました。できれば、事前に過去作を鑑賞しておくことをおすすめします。
本作では、冒頭で全体を貫くカギとなるエピソードを描き、現在シーンに戻り、予告で何十回と見たアクションシーンを絡め、ワクワク感を一気に高めます。中でも、愛車アストンマーティンでのカーチェイスと秘密兵器が痛快です。序盤で観客のハートを鷲掴みにして、中盤までテンポよく進み、物語にぐいぐい引き込まれます。
中盤でやや語りが多くなり、テンポが落ちる印象で、背景にある大きな力の関係がイマイチよくわかりませんでしたが、ボンドとマドレーヌの関係を描き、物語に深みを与えながら終盤へと繋がっていきます。ラストは、敵との手に汗握るバトルというよりは、本作でジェームズ・ボンドを卒業するダニエル・クレイグへの盛大な花道といった印象でした。青い瞳のボンドの勇姿を目に焼き付ける圧巻のシーンに胸が熱くなります。
主演のダニエル・クレイグは完璧なジェームズ・ボンドで、これで見納めかと思うと本当に寂しいです。前作に引き続きレア・セドゥも好演でしたが、印象的だったのはアナ・デ・アルマス。ダニエルボンドとともに彼女の活躍も見られなくなるのでしょうか。
ラストに映し出される「JAMES BOND WILL RETURN」の文字。次はどんな作品でワクワクさせてくれるのか、今から楽しみですが、まずは本作の余韻に浸りながら、ダニエルボンドの過去作を鑑賞しようと思います。ありがとう、おつかれさま、ダニエル・クレイグ!
少し煮えきれなかったかな、、
007シリーズ、ボンドのスマートなカリスマ性が今回は少し足らなかったかな。。
優しい、普通のオジ様に映りました。
かと言って残念ではないのですが、、
ラストは寂しかったなぁー
ブルーアイが素敵なボンドだった
有り難うは言いたいかなぁ〜
クレイグ・ボンド、これにて完結!(ややネタバレあり)
上映時間を見ずにチケットを予約したら、予告編込みでまさかの3時間!
トイレが不安だったので、2時間前から水分と食事を控えて、万全な準備を整えてから、いざ劇場へ。
結果的にトイレの不安は杞憂に終わり、いかにもクレイグ・ボンドらしいストーリーとアクションを堪能した。
気づけばクレイグ・ボンドも誕生から15年。かのMCUのアベンジャーズが「エンドゲーム」で見事な終焉を迎えたように、本作はどんな形でボンド・サーガを終わらせるのか、期待はかなり高かった。
クレイグ・ボンドは、冷静とは程遠い直感的かつ激情型のキャラクターという印象があった。
が、しかし、傑作「スカイフォール」でキャラの再構築が行われた。深い孤独と絶望を乗り越え、クレイグ・ボンドは新たな人格を手に入れたように思う。
前作「スペクター」と本作は、まさにアベンジャーズの「インフィニティ・ウォー」と「エンドゲーム」のように、不可分の作品となっている。
本作単体だとキャラ設定を理解するのは相当難しいだろう。
作り手も、本作で新規のボンド・ファンを獲得しようとは思っていないのかもしれない。
ネタバレはできるだけ避けたいので、ストーリー云々は横に置いておいて、個別の感想を。
◆パロマ(アナ・デ・アルマス)のキャラ設定が想像していたものと全く違っていた。この人とは次の007でもまた会えそうな気がする。
◆ノーミ(ラシャーナ・リンチ)の活躍をもっと見たかった。ストーリー上やむを得ないとは思うけれど、むちゃくちゃ優れたエージェントのはずなので、彼女の活躍も次作のお楽しみということになるだろうか。
◆Q(ベン・ウィショー)の困り顔は本作でも健在。
◆マネーペニー(ナオミ・ハリス)はほぼ目立った出番なし。
◆マドレーヌ(レア・セドゥー)、かっこ良かった。彼女とボンドとの関係が本作の肝になるので、まさに八面六臂の大活躍。
改めて、ダニエル・クレイグさん、15年間お疲れさま。
次は「ナイブズ・アウト」の続編で会えるのかな。
そっちも楽しみにしています。
さて、次のボンドは誰が演じることになるんだろうか。
本作の設定をそのまま活かすのか、改めてリセットするのか。
それもまた楽しみのひとつとして。
クレイグのボンドよ、永遠に
カジノロワイヤルから始まったクレイグ版ボンドの完結編。
序盤から素晴らしい景色とアクションの連続で、007らしさ全開の本当に素晴らしい作品だった。
特に新米スパイのアナ・デ・アルマスがキュートさ、強さを兼ね備えており素晴らしかった!
出番が予想以上に少なかったのと、悪役の動機がもう少し欲しかったところが少し残念だったが、シリーズ最終作にして最高の作品だったと感じた。
マドレーヌとの最後のやり取りは映画史上に残る名シーンではないだろうか。
愛する人との時間を本当に大切にしていきたい。
ダニエル・クレイグ本当にありがとう。
そしてお疲れ様。
クレイグボンド forever!!
個人的にリアルタイムでずっと追い続けていた初めてのジェームズ・ボンドが完結してしまった。
今作のラストは思わず涙涙。007で泣くとは思っていなかった。
自分の007との出会いはニンテンドー64のゲーム「ゴールデンアイ」。黄金銃を使うと一発で敵を殺せる名作ゲームだ。
ゲームで興味を持ち、何となくピアースブロスナン演じるボンドを追っかけ、ある時過去作のDVD BOXを大人買いしてショーン・コネリーからのボンドを振り返った。
カジノロワイヤルに始まったダニエル・クレイグのボンドはこれまでのボンドと違いとても人間的だった。ほとんど時を同じくして始まったMCUシリーズのメインキャラクターたちが大富豪だけど鉄の心臓(アイアンマン)、アメリカの英雄だけど改造人間(キャプテンアメリカ)と心に葛藤を抱えながらヒーロをしているのは007なのに愛した女を引きずっている姿は共通していたのかもしれない。
ヴェスパーという愛した女との死別を引きずり、マドレーヌでその過去を上書きできるのかというところから怒涛のラストへの展開は完璧すぎて非の打ち所がない。
エンタメ世界はアメコミ全盛。MCUとDC以外のヒーローはトム・クルーズ、ドミニク・トレット、007しか現状いないと思っている。
アマゾン傘下に入ったMGMとブロッコリさんはまた新たな007を楽しませてくれることは間違いだろうが、本当にありがとうクレイグボンド!!!
分かってはいたけど
ダニエルボンドフォーエバー
愛しのジェームス・ボンド様
2.5寄りの3かなぁ。
007シリーズだと思わなければ、まあうん。ありがちなスパイ映画?という感じで悪くない。
ただあくまでこれは007。
007は死んではダメだし女性にスマートでないのもイマイチだし、なんかこれじゃスパイ映画じゃなくてタダの恋愛映画ちょいスパイスにスパイ物?みたいな。
話としてはつまんなくない………つまらなくはないが面白くもなく冗長で、Qが結構出てるのに新しい道具もなし。
いや、一応でてきたの?あれ新しい道具?一応出しときました〜感がありありで後任の007は黒人女性。
007はさ、あくまで、、、というセオリーを尽く無視したのね。新しい007的な?
でもなーファンは007にそんなこと求めてない。
新しい道具美しい女性のとワンナイト、スマートな事件解決。これが007なのでは?!
最後のシーンでみんなでお酒飲んで007に……とか、言ってるけど最後の最後まで、あのシーンのボンド用のグラスが空になってるシーンとか、娘の兎ちゃんがいつの間にか娘の部屋にある、とかそんなシーンが流れるんだろうな?と待ってました。
うーん。007観に行ったたけどダニエル・クレイグがなんかスパイ風味の恋愛映画にでてるな、という感想が正直なところかな。
評価高いの………不思議。
これがダニエル・クレイグ最後かぁーと思うと、悲しいですね。
ノータイムトゥトーク
いやーー見終わったばかりで言葉がない。
ノータイムトゥトークなんだけど。
胸がいっぱいで。でも書いとく。
プレミアムシートでdolby atomsで鑑賞したのは大正解のさすがの迫力でした。ほんとこのシリーズは静と動がうまく使われてるよね。
子役ちゃんほんとにダニエルに目も耳もそっくりね!
よくみつけてきたなぁ。
あと、パロマ役がナイブズアウトでダニエルと共演してた看護師だったとはびっくり!
撮影時期1-2年しか変わらないはずなのに、女優って凄いわ。セクシーで目の保養でした。
マドレーヌも子どもを産んで5年後より強く美しくなっていてとても良かったです。
エンドロール後の次のボンドがまた来るよに胸熱になるとともにダニエルボンドの終幕に切なくなります。
ダニエルボンドありがとう、最高でした。
※ぶっちゃけマドレーヌとボンドがパパ活にみえてしまった
「オレ史上」シリーズ最高
このシリーズを過去、ちゃんと観て来なかったので、今更こんな「ニワカ」が言うのも気が引けるのだが、『007』って、馴染みの客が「よっ!待ってました!」的ないわゆる『様式美』を楽しむ傾向が強いシリーズだと感じていた。
もちろんそのファンが共有する「ニヤリ感」の良さは分かる反面、最終的にメッセージとか物語とかは今ひとつピンと来なかったし、オープニングからテーマ曲辺りまでは最高にワクワクするのに、後半は雑に締めくくる感じがして、多少見くびってた感は否定できない。
それでも、そのアバンタイトルからテーマ曲までのカッコよさは「スカイフォール」なんて、そこまででチケット料金分キッチリ元が取れたと思うほどな訳で、それが良いとか悪いとかいう話でもない。
正直、本作はあの予告編をほぼ2年間ずっと見ていた結果「あれ?あのレミ・マレックの007っていつ観たっけ?」と、既に観た気になっている自分を否定できない。
ただ。
フタを開けてみると今作は全てが良かった。
まあ、もちろん「何が始まったの?」「何が目的なの?」「誰?」って箇所も多いんだけど、その辺りはご愛嬌レベル。
まずはその美しい背景を堪能。
そしてシリーズとしてはひとつの節目となるエンディングに向けて、観客の感情を置き去りにすることなく、多くのファンが期待する「様式」も維持しつつしっかり締めてくれた。
日系の監督だというのも、我々にとっては作品内のあちこで「あっ」と思わされる要因であったりもする。
(でも能面から枯山水、畳の座敷まで出て来ると、なぜなのか説明は欲しかったかな。)
完全なる、前作「スペクター」の続編なので、そちらを鑑賞してから観て頂きたいが、これをディスク版や配信が出るまで待つってのは、やっぱり作り手に申し訳ない。
コロナ禍にあっても、ここまで映画館での上映にこだわって待ち続けた作り手の皆さんには、劇場での鑑賞で報いたい。
宣言解除されたので是非劇場へ。
たぶん、ガッカリすることはありません。
誰にでもオススメしたい映画…というよりは、誰かと話したくなる映画です。
※あと、キューバ編のあのコ。
(調べたら「ナイブズアウト」でダニエル・クレイグと共演してた)
アレだけのポテンシャルで出番アレだけってさすがに…。
肌の露出にはもちろんこだわらないので、絶対に今後も出てきて欲しい。
ボンド卒業式を迎えるの巻
007シリーズはダニエル・グレイグ版過去全作のみ観ています。
感想
待ちに待ちました。遂に観れて嬉しかったです。まず一言、ダニエル・グレイグさん、長い間ジェームズ・ボンド役お疲れ様でした!と伝えたいです。
端的に書くと面白かったです。過去作の集大成とも言える作品になっていてラストは感動しました。
・物語
全体の雰囲気の雰囲気や物語構成は2作目の慰めの報酬に似ていると感じました。とにかくハイテンポでアクションシーンが過去類を観ないほどに盛りだくさんで劇場で観る価値のある作品でした。そのうえでボンド最終回としてのケジメを今作では初めて知る家族の愛というテーマで描いていて共感しやすかったです。タイトル通り幾度もボンドに死の危機が迫り国や恋人、家族の為に今は死ねないと立ち向かっていきます。集大成という事で過去作からのキャラクター達も沢山出てきていてその点でも楽しめました。またバディアクション要素も斬新で楽しめました。
安定冒頭のアクションもラストという事もあって銃火器の大盤振る舞いで興奮しました。
敵のサフィンはザ・ヴィランという感じの人物で中々にイカれたサイコバイオテロリストで正直怖かったです。個人的にはもう少しサフィンの過去を掘り下げて欲しい気もしましたが、ラストの閉め方が綺麗だったので結論そこまで気になりませんでした。前作のスペクターとの繋げ方も自然で上手かったと思います。
バイオテロやメカニック要素など観ているだけで楽しいギミックが満載で視覚的にも楽しめました。
マドレーヌとの恋は切なかったです。行き違いって誰でもありますよね。
・演技
ダニエル・グレイグさんは安定のカッコいいボンドを演じられていました。レア・セドゥーさんのマドレーヌも流石のキレの良さと美しさでした。
今作の演技という観点で注目したい人物はサフィンを演じられていた、ラミ・マレックさんです。サフィンという恐ろしいヴィランを見事に演じられていてとても恐ろしかったです。大きなアクションシーンは無いのに滲み出る狂気性の雰囲気が画面越しに伝わってきて、彼の登場場面は硬直しましたw
・OP
ビリー・アイリッシュさんの歌と歌詞が切なくて冒頭アクションシーンの後では心に少し響くものがありました。流石です。
・今後のボンドについて
今作でダニエル・グレイグ版の007シリーズは完結という事で次回作以降どの俳優さんが演じられるのか今から楽しみです。次回は女性の方が演じられる?というニュースも見た事があったのでこの先どうなるのか気になります。
総評
過去作の中では3番目のに好きなボンド映画。このご時世にここまで大盤振る舞いなアクション映画が観れるだけで満足。
ジェームズ・ボンド最後の映画としても満足の出来るシリーズ集大成の様な良作だった。
007初心者でも楽しめました
アクション映画は大好きなのですが、好き嫌いの理由であまり見ていなかった007シリーズ。
スカイフォールからしか見ていなく、かなりのにわかではある僕からして、この作品は最高でした。
ストーリーは今作一作のみで分かる内容では無いので、事前に前作のスペクターを見といて良かったなぁと感じながら、ちょっと難しいかも。(初心者だからの原因もあるとおもいますが)
しかし、アクションに関しては最高でした。
冒頭からのバイクアクション、ボンドカーアクションと出だしから素晴らしく、ラストも長回しなアクションやキレキレなアクションでかなり長い作品でも飽きずに見る事ができ、2時間43分があっという間でした。
個人的に好きなシーンは、予告編にもある、敵の車やバイクが一斉にジャンプしてボンドを襲いに来るシーンや、敵が車で襲いに来たら木にぶつかって倒れてくるところをボンドが射撃するシーン、冒頭のボンドがバイクで大ジャンプするシーンとかが、アクション映画好きとして、たまらないシーンでしたね。
もっと007シリーズを見ようとも思った、素晴らしい作品でした。
全768件中、541~560件目を表示












