「単体のスパイ映画として楽しんだ」007 ノー・タイム・トゥ・ダイ kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
単体のスパイ映画として楽しんだ
個人的な三大「実はあまり観ていないシリーズ」がある。Xメン、ワイルド・スピード、そして007だ。特にダニエル・クレイグのは1つも観ていない。今回もスルーかと思ったが、コロナ禍の影響で予告編を見すぎた。しかもダニエル・クレイグの最後だって言うし。
過去のボンドを観ていないから、彼女とイチャイチャしてる姿や過去の悪者の登場や、仲間とのやり取りを観ても何も感じない。ここらへんはシリーズのファンだったらもっと楽しめたはずだから悔しさは感じた。
それでも、一本のスパイ映画としてとても楽しめた。車の仕掛け、カーアクション、ストーリー展開。サフィンとの最後の対決が盛り上がりに欠けていたかなと思うが、十分だろう。長い映画なのに全く飽きなかった。あー、なんで自分はダニエル・クレイグボンドを観てこなかったんだろう。後追いになるが、少しずつ過去の作品を観ていこうと思った。その最後の切なさを知りながらの鑑賞になるがそれでもいい。
ちなみにキューバで出てくる女性エージェントが予告編で気になっていたが、アナ・デ・アルマスだと知ったのは鑑賞の少し前のこと。キレイな人は派手な化粧でもキレイなんだな。彼女の美しさにやられてしまった。しかもクールな役だと思っていたのに、ちょっととぼけた天然ぽい役だった。これだけで終わらすのはもったいないぞ!スピンオフ作ってもいいくらいだ!