「待たされた甲斐あった....が」007 ノー・タイム・トゥ・ダイ 映画鑑賞1000作さんの映画レビュー(感想・評価)
待たされた甲斐あった....が
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コロナ影響で延期に次ぐ延期。正直、今回も無事公開されるかギリギリまで不安だった。で、こうなるとハードルも上がってて、いざ公開作観て期待し過ぎた、こんなもんか....という結末も覚悟してたが、見事な名作に仕上がってた。畳み掛けるアクションも、展開の読めないストーリーも、場面場面の映像美、音楽の使い方、どれをとっても素晴らしい。
歳を重ね渋みが増し、ますます猿顔スティーブマックィーン風になったダニエルだが、歴代のセクシーボンドからワイルドボンドに変え、ある意味、映画ファンに飽きて来たボンド作品を劇場に戻した功績は大きい。
ダニエル版最後、子供まで出来ちゃって、しかもこの衝撃的ラストなら、やはり集客力上げたいタイミングに公開ズラす筈だと納得。
しかし、流石に最後、ボンドがあんな形で死ぬとは。死ぬなんて歴代ボンドに無かった事だ。機銃受けても何されても常に軽傷レベルだったボンドというダイハード的存在をこんな形で殺すなんて、かなりの衝撃事件だ。最後、海から顔出してどっかに消えてくとか、是非ともそこはボンド的なラストにして欲しかった。おかげで、鑑賞後は気が滅入る帰り道になった。
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