劇場公開日 2018年5月18日

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「物事には定石?セオリーが有る。(*長くて散文になるかも〜)」ピーターラビット えびかに伯爵さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5物事には定石?セオリーが有る。(*長くて散文になるかも〜)

2018年10月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

楽しい

長くて散文になるかもだけど、お付き合い下さいませ。

ビジネスには先ず結論を!て有るけど、今回は?レビューだしね、結論なんかは後回しで、ダラダラ私見を述べたい。

物事にはセオリーが有る。
・会話なら→起承転結。
・交響曲なら→四つの楽章。
・↓ハリウッド映画なら???
前半三十分でツカミ/その後の三十分で話が広がり/劇的に物事が動き出し/エンディングてな具合だ。

ミスポター】てレニーゼルビガーの『ピーターラビットを描いた作者』の生涯を伝えた映画が有る。
こちらは、きちんとした・・そう理路整然とした作品で、見た後に清らかな気持ちが広がる名作だ、と俺は思っている。
ピーターラビットの印税収入/私財を、環境を守る為に投じたべアトリクスポターは、素晴らしい女性であり、尊敬する人物の一人だ。

その・・
作者でなく、兎にフォーカスしたのが本作。。。

ミスポターの作品感?先入感?で見たので、ド肝抜かれたのが正直な感想。
まさに、『何ぢゃコラ?原作レイーフか!』と。

映画論の入り口は、大きく二つに分かれるのでは無いか?と俺個人的には思う。
即ち?
映画は?芸術作品か?
映画は?娯楽商品か? 〜と。

紛う事無く断言しよう!
どちらも正解と思うが?

ミスポターは芸術作品を娯楽に振ったモノであり?
本作『ピーターラビット』は、120%生粋の、ドタバタ娯楽商品!だ。
(*後半の?
ロンドンの各ショットや、飛行機やら船やらバイクなんかは、お見事だった!)

さて・・
実はここからがレビューだ。
前置き長くて申し訳ない。。。

その昔『俺はいきなりクライマックスだぜ!』と言った仮面ライダーが居た。

本作も、冒頭からクライマックスのアクセル全開だ。
そのスロットルの開け具合で、兎を嫌いになる位、ピーターラビットを嫌いになる位、ミスポターて作品を汚すな!と思う位・・
・・に、ぶっ飛んでる!!!

90分強の作品だろう?どうするんだよ?後半?と思ってたら?
なるほど、こう来ますか?と、セオリー無視の序盤から、気付けばきちんと定石に収まった配分の劇進行になってる。

後半の(おそらく故意の)駆け足具合!は、お見事だった。

・伏線(おでこ)の回収も素敵♪
・トイストーリーの①をふと思い出したりする、後半のあのやり方?作り方?伝え方?もアリだと思う。
・ニワトリとトナカイが個人的にツボだが、三つ子も、従兄弟も、豚もキツネもハリネズミもカエルもスズメも、みんな愛おしく素晴らしい!

これは勝手に、伯爵品質保証作品に認定!!!
素晴らしい原作レイーフだ!
こう来ましたか?ハリウッド!
面白かったですよ!!!

もう一回見たい度】☆⑤
DVD欲しい度】☆⑤
デートで見たい度】☆⑤
親子で見たい度】☆⑤
オススメ度】☆⑤
↑評価は、DVD新作500円レンタル水準にて。

プラムとチキンて映画と、メラニーロランのオーケストラ!て映画が有る。
序盤、見るの止めようか?と何度か思う作品らなのだけど、後半の十分で涙止まらなくなる、伏線やら脚本やら構成やらの素晴らしい映画、名作らだ。
スジや系統は違うけど、本作ピーターラビットも、『なんだ、ドタバタのトムとジェリーの劣化版かよ!』て序盤の印象を、大きく変える終盤が素晴らしい!

最後に言い忘れたけど・・
本物の動物が動いてるかのようなCG作成班にも賛辞を!素晴らしかった。

本作。お見事でした、傑作!!!
なんか、☆⑤を付けるのが、してやられた感満載で悔しいので、あえての☆4・5に!(笑)

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長くなりました。。。
最後までお読み下さった物好きな方へ、感謝を。

映画ておもしろいよね(о´∀`о)!

えびかに伯爵
近大さんのコメント
2018年10月24日

ドタバタもほっこりも愛くるしいCGキャラたちも愛着沸いてくる作品でしたね。
続編も楽しみです♪

近大