劇場公開日 2018年5月18日

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「ぬるい。」ピーターラビット 雨丘もびりさんの映画レビュー(感想・評価)

ぬるい。

2018年6月14日
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ぬるい。「パディントン2」が最高に面白かったから、つい同クオリティを期待して行ってしまったので、がっかりした。

ハードアクション映画という前情報はあったから、ギャップを楽しみにしてたのに・・・トム&ジェリーの1ネタにも満たない内容の無さ。ダイナマイト投げたり感電トラップ仕掛けたりするだけ。どこが死闘?

出てくる動物たちもぜんぜん魅力的でない。ピーター以外、ただそこに居て右往左往してるだけ(キツネもブタも)。ウサギ三姉妹のイザコザも物語に関係なく、いらない設定。見た目以外(いや、見た目もさほど)かわいくも何ともない。

ビアの動物愛表現が薄っぺらい(ただ愛でてるだけ)。だからなんでピーターたちが彼女のことを大切に思ってるのか説得力ゼロ。野菜栽培なめんな。
トーマスはただの神経質男。良いところが無いから、応援も同情もできない。
二人とも、ぞっとするほど魅力が無く、顔面の小じわばかりが目に付いた。

つまらないストーリーと、それをごまかすための無意味なメタフィクションギャグに1時間30分付き合わされた。
ジョークの内容もタイミングも、センス無さすぎて萎える。あーあ、心底ダサい映画だった。
かっこわるいっすよ、ちゃんと映画作ってくださいよ。

雨丘もびり