「夢を追う中で」ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー ハンバーグさんの映画レビュー(感想・評価)
夢を追う中で
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主人公の青年(サリンジャー)は、小説家になる為に毎日努力をしていた。
僕は、ライ麦畑を読んだ事があるけど正直に言うと名作と言われていたが少し難しく感じてしまった。
けれども、この作品は、読む歳や経験によってまた違った作品になるんだろうなとも感じています。
そういう部分に惹かれてしまうのかなと思いました。
この作品は、そんな後に歴史を残す作品を産んだ著者の半生を描いた映画作品です。
なので、「ライ麦畑」の映画化と少し勘違いしてしまいそうになりました。
学生の頃から小説を書き続けて、先生からも否定され続けてもそれでも書き続けた。
そんな中で女性との出会いや戦争というもの体験がどれだけ影響を与えたかは、計り知れないと思う。
この先生との出会いからなければ、これほどの作品も生まれなかったんだろうと感じました。
いい作品を作る為に家族や友人、そして自分にとって幸せと思える時間を全て小説に捧げる。
それによって多くの犠牲の上に作品があると分かりました。
そんな著者が普通の幸せとは、かけ離れた世界で孤独共に筆を握っていた。
それは、誰でも夢を追いかけて叶える事が大事だ!というメッセージの裏にある。叶えた事で多くの犠牲を払う事になってしまう。それでも君にその夢の中に生き続ける覚悟は、あるのか?
そんな強いメッセージを感じました。
夢を追う事と普通に幸せとは、両立する為には、どこかで妥協をしてしまう。
妥協しない事でそれ以上にいい作品が産まれる。
全てがいいと言えるもの選ぶのも大変なもと感じた作品でした。
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