「【激しき戦禍の仲、それでも彼女達は自分の城を守る・・。戦闘シーンがないのに、緊迫感が半端ない作品。】」シリアにて NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【激しき戦禍の仲、それでも彼女達は自分の城を守る・・。戦闘シーンがないのに、緊迫感が半端ない作品。】
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ー泥沼化するシリア内戦。史上最悪の愚かしき大統領アサドを始め、戦闘シーンは、一切出て来ない・・。だが、劇中四六時中鳴り響く砲弾、爆撃の音。-
■舞台は、シリアの首都ダマスカス近郊と思われるマンションの一室。
・戦地に赴いた夫との帰還を、マンション最後の一家となっても逃げずに待つオーム(ヒアム・アッバス)。
・上階の幼子を抱える夫婦も(爆撃のためと類推)自室に入れ、日々家族を律しつつ、夫の帰りを待つオーム。
・上階の若夫婦は、この状況を脱しようとし、夫は連絡を取りに外に出るが、スナイパーに撃たれてしまう・・。それを目撃したメイドのデルハニ。だが、オームはその事実を誰にも言うなと口封じする・・。
ー固く、閉ざされた部屋の入口。それでも、窓を破って侵入してくる愚かしき男二人。蹂躙される婦人。ー
<舞台はこのマンション内のみで進行するのだが、緊迫感が半端ない作品。
上映時間は、1H26Mだが、あれ以上だと、かなり精神的にシンドイ。
女性の視点から描いた、現在のシリア内戦に対する、強烈な反戦映画である。
見応えある作品。体調が良い時の鑑賞をお勧めする。>
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