ニューヨーク 最高の訳あり物件のレビュー・感想・評価
全28件中、1~20件目を表示
『お金と成功が全ての国で子供を育てたくない。』って言葉が泣く。 ヨ...
『お金と成功が全ての国で子供を育てたくない。』って言葉が泣く。
ヨーロッパ系の人達の脱欧入米なのかなぁ?
勿論、言うまでもなく髭面のジイさんのどこが良いんだ。
それと、せっかくマンハッタンのロケするなら、わかりらすい所にしてもらいたかった。
ドイツにはマイスター制度と言う制度があったが、今はなくなったのか?なんでもかんでも、実力主義の時代になり、挙句の果てに機械が言う事まで素直になって聞かなければならないのか?!
このゲス男....今度の今度は許さねぇからな....!
面白かったです。私はあまりこのタイプの映画を見ないのですが食わず嫌いは良くないと再確認することができました。
私が好んでいないジャンルを2時間飽きずに見られた理由を1つあげるとそれは圧倒的おしゃれさです。ニューヨークの街並みはもちろん、部屋の中まで全てが魅力的。
オープニングからこの映画に引き込まれます。ああいう抽象的なアニメーション大好き。
そしてこのタイプで一番重要視されるであろう演技ですが、こちらも文句なし。素人なので「ここのシーンでのこういう表情が良かった」などとは言えませんが凄かったことだけは分かります。
ストーリーもシンプルな女性二人のちょっとギスギス、たまにほっこりの映画です。
個人的にこの映画で一番好きなシーンは、ある人が「fuck you」と言うシーンです。最近は2分に1回は放送禁止ワードが飛び出すような映画を見ていたのでこの言葉に含まれている冷たさ、恐ろしさを久しぶりに感じられなかなか苦しかったです。
良い映画です。アマプラではそろそろ配信終了という事なので見ていない方は是非ご覧ください。
案外おもしろく観れた
あまりすすんで観ることのないカテゴリー。男でぱっとこれ観たいと思う人も少ないだろう。
で、観たんだが、案外おもしろく観れた。
しかしまあ理解できる世界観ではない。出てくるのが、モデル出身デザイナーと夫であるリッチなじじいとその昔の奥さんとその娘とその子供。。そのじじい資産分配かなんかで共同で所有してることになってるニューヨークのおしゃれマンションでいっしょに住むことになる。
なんか、遠すぎてリアルなのか妄想なのかそれすら判断ができない。。
でもギスギスしながら関係性ができていく女たちの話ってことで観ました。はい。
これは???
面白そうな始まりで、なにかが起こらなくとも何かにたどり着けそうな予感だらけだったけど、終わってみればなんだ?よく分からない話でした。コメディでもないし、二人の女性の気持ちもわからないし、わからなくても興味深いというわけでもないし。
恋は盲目
夫vs元妻vs元々妻の構図が面白いなと思って展開を期待しながら観ていたのですが、あまり大きな展開は無く、淡々としていた印象です。
元妻ジェイドと元々妻マリア。性格も生き方も異なる女性二人の絡みがもっとわかりやすく面白おかしく描かれていれば気軽なコメディ感覚で観られたかもしれませんが、そこまでコメディという感じでは無かったです。
ジェイドとマリアがタッグを組んで夫を懲らしめ、自立し、幸せを掴む的な展開を期待していたのですが、そういうのとも少し違う感じでした。
家を売って事業資金を集めたいジェイド。それに対してマリアの方は結局何がしたかったのだろう?と最後まで疑問でした。
ジェイドは若いモデルに夫を奪われ、怒り狂っていましたが、自分自身もかつてマリアに対し同じ事をしました。マリアはジェイドに家庭を壊され、並大抵では無い人生を歩んできただろうに、そんなのは昔の事とばかりにジェイドに明るく接します。マリアの娘も、父を奪い、母を不幸にしたジェイドと手を組みビジネスパートナーとして親しくなります。このとても興味深い関係の三人の心情を深掘りすればきっと惹き込まれただろうと思うのですが、表面的にしか描かれていなかったような気がします。
ジェイドもマリアもニックに振り回されながらもニックを求め続けますが、彼はそんなにいい男でしょうか?女性を見た目で選び、金に物言わせて、まるで家具を替えるように女性をとっかえひっかえする男です。賢い大人の女性がこんな男に執着し、振り回されているのが残念でした。と同時に、人って何かに執着し始めると周りが見えなくなってしまうので、自分も気を付けようと教訓にもなりました。
原題は「ニックを忘れろ」なんだけどなぁ。ニックに囚われている女が悲しい。
うーん。中途半端かな。
それぞれの登場人物の描かれ方がね。
三人のシングル女性⇒ マリアとジェイドと、そして子連れの娘アントニアと。それぞれの生きざまを、あともうちょっと掘り下げてもらいたかったな。
プロフィール紹介と彼女らの趣味を上っ面だけなぞった感じで終演でした。
元妻と、彼女から夫を奪ったブロンド愛人との二人のバトルも、泥沼の葛藤が伝わってこないし、
だから、彼女たちのやっている「ドイツ語の詩作のゼミ」も、「ファッションショー」も、そして「フレグランスの調香」も、ぜんぜんこちらとしても思い入れをもって見てやれない。
どれもテーマとしてはそれぞれ非常に興味をそそられるだけに、余計に残念。
監督は「ハナ・アーレント」を撮ったドイツ出身女性監督なのだが、75歳でこんな消化不良な作品しか作れなかったのだろうか・・
で、
出演役者の出身地を見ると
マリア⇒ドイツベルリン、
ジェイド⇒ノルウェー、
娘アントニア⇒?
元夫役⇒トルコ。
ユニークな寄せ集めがケミストリーを起こしておらず、映画の出来映えもさもあらんという感じ。
舞台はせっかくのNY のはずなのに。
彼女らの本心を勘ぐれば
家も、老後のお金も、キャリアも、(もしかして)元夫の庇護も?、それら全部が実は欲しいんだ!と元夫にしがみつくマリアとジェイドってなに?
孫の子守を押し付けられて、埠頭で寒風に吹かれているマリアだけが、居場所を失った女の寂しさを見せてくれるいいシーンだったけれど。
歳を取ってきて不安と弱気が沸いてくるのは僕も同じだけれどね。弱くたって構わない。それならそれともう少しそこ、女三人の脆さと軋轢を深掘りして描いてもらいたかった。
↔ 母親たちに見切りをつけて後足で砂をかけてドイツに戻っちゃった娘アントニアのその後々のほうが、面白そうと思うのは僕だけだろうか。
・・・・・・・・・・・・
ただ、ストーリーとは関係ないけれど感心したのは次の一点、
ヨーロッパの俳優たちが母語以外にも当たり前のように他にも数ヵ国語を話せること。あれはやはりうらやましい。
僕の仕事場には世界中の語学実習生がいて、初対面でも互いに共通語である英語で早速おしゃべりをしているのだ。
僕はフランス語を使うカメルーン人や、スワヒリ語のウガンダ人や、ネパール人やベトナム人から「君の英語は間違ってるよー」と教えてもらう始末だ(笑)
スピードラーニングを買おうかしらん。
・・・・・・・・・・・・
英語学校もので楽しいのは
「マダムインニューヨーク」。
ドイツなの~?
人間関係が複雑ですね💦
『愛してるから腹が立つの』
これ本当だわ(^_^;)
絵画の移動劇にウケた✨
エンディング曲、良かった🎵
そして暗いキッチンでかぶり付くスイーツがめちゃめちゃ美味しそうだった(*^^*)
別れた夫とカフェでデートは理想ですね😃
【”ニックったらひどいんです・・。でも、良く考えたらあたしも同じことをしていたんです・・。それで、あたしが奪ったニックの奥さんと一緒に住むことになって・・。”】
ーなどと、”宇野鴻一郎”後期作品のようなタイトルをつけてしまうほど、クズ男ニックに入れあげているファッション・デザイナーとして名を上げようとしてるジェイドと、ニックの関係性に共感し難かった作品。-
<簡単な粗筋>
ある日、ジェイドはニックから21歳の若いファッションモデルと同居するからと、一方的に離婚を告げられる。
ニックは夫であるとともに、ジェイドが立ち上げたデザイン事務所のスポンサーでもある。
動揺するジェイドの高級アパートメントに、突然ニックの元妻のマリアがベルリンから訪れ、部屋の所有権の半分は自分のものであると宣言し、同居を始める。
ーそもそも、マリアの家庭を壊し、ニックを奪ったのは、ジェイドなんだよなあ・・。-
価値観も違う二人は(共同スペースの装飾品の絵画をめぐる遣り取りで分かる。)対立しながらも、不可思議な同居生活を始める。
マリアは文学の素養があるが、ベルリンで自らの夢を諦め、子供を立派に育て上げていた。
その子供の一人、アントニアがある日、ヤンチャな息子パウルを連れ、二人のアパートメントにやってくる。
自らのファッションデザイン事務所を存続させたいジェイドと”家を守りたい”マリアの攻防が始まるが・・。
ーマリアに後ろめたい気持ちを持つジェイドが彼女に強い態度に出れない気持ちと、マリアの娘アントニアのオーガニック系調香師としての力量とセンスにジェイドが気付き、自らのデザイン事務所に勧誘し、ある”パーフューム”を開発する過程は面白い。-
ーしかしながら、登場人物の気持ちの移ろいが上手く描かれていないため、時折ストーリー展開に戸惑ってしまうところが、実に勿体ない。-
<イロイロとストーリー展開の瑕疵が気になる作品であるが、良く見ると女性たちの意思の強さ、自らの夢を叶えるために妥協点を見出し、”美の追求””加齢への対応の仕方””子育てとキャリアの両立”を追求し、逞しく生きる術を学ばせていただいた作品である。
それにしても、ニックの所業にジェイドもマリアもアントニアも寛大過ぎるのではないかと思った作品でもある。>
ただの皿よ、誰かが使ったお古でしょ
映画「ニューヨーク 最高の訳あり物件」
(マルガレーテ・フォン・トロッタ監督)から。
まずは「原題:Forget About Nick」が、どう解釈したら、
邦題「ニューヨーク 最高の訳あり物件」になったのか、
とても興味がある。(関係者しかわからないだろうけれど(笑))
2017年・第30回東京国際映画祭コンペティション部門上映作品
(映画祭上映時タイトル「さようなら、ニック」)
さて、今回の気になる一言は、文化芸術に関するメモから。
インテリアとして飾ってあった皿を、食事で使うシーン。
「これは芸術なの」とコレクションした女性が怒ると、
「ただの皿よ、誰かが使ったお古でしょ」と返した。
さらに「アートは役に立つ物というより商品だ」
「誰の言葉?」「ミッキーマウス・・」という会話が続き、
アートの定義の難しさが、コミカルに描かれていた。
さらに「文学では愛と復讐が二大テーマでしょ」と言いながら、
この作品の概要をサラッと伝えてくれた。(汗)
他にも「素晴らしい香水は交響曲のようだ。芸術作品と同じで、
香水には始まりがあり、中間があり、終わりがある」
「後妻なんて悪夢よ」「だめ、縁起が悪い。
『妻』と『夢』は同じ文章に入れないで」など、
さりげなく使われていた会話の中に、面白味が詰まっている。
私の映画鑑賞の仕方は、変わっているかもしれないが、
これも映画の楽しみ方の一つなんだよなぁ。
期待していただけに
残念でした。
設定は面白いし、画はスタイリッシュだし、笑って、女の友情にジンと来て、最後はスカッとした気分になって終わるのかと思いきや、うーん、つまらなかったです。
主人公2人の会話の妙を期待していたのですが、あまり噛み合っていなかったような…。
若い方の主人公がすぐにヒステリーを起こしてキレたりするのもいただけなかったな。
ラストの決め台詞は面白かったです。
どなたかリメイクしてくれたらうれしい。
ひと昔前のトレンディードラマのよう
オープニングからオシャレな映画でした。そして、元嫁もオシャレ。ひと昔前なら、女性の憧れみたいな嫁でした。モデルからデザイナーへの転身、美人でスタイル抜群、住まいはニューヨークのデザイナーズマンション。でも、今のご時世では、どうなんでしょう?憧れられるかな?
嫁役のイングリッド・ボルゾ・ベルダル、パッと見、ニコール・キッドマンかと思いました。美人な方でしたね。
旦那が若い女と浮気して、離婚騒動。その中で、元嫁と同居するお話。第三者として見たら、とても面白かったです。壁の絵画、お皿、バトルがたくさん。まあ、人は、好みも価値観も違いますからね。どちらが良いということではなく、揉めるのは分かります。でも、あの家に住める元嫁の気持ちは分かりません。自分を捨てる原因になった女と、なぜ、一緒に暮らせるのでしょう?私だったら、絶対に嫌だし、会いたくもない。そう思うと、「あなたも同じことしたのよ。」って、言いたかったのかなぁ…なんて。ラストの旦那のセリフには呆れました。こういうのって、病気ですよね。私は、治らないと思ってるので、最初から、離婚すれば良いのに…って思ってましたが、恋は盲目なんですね。
焦点がぼやけてる映画❗
星🌟🌟🌟う~ん上手く言えませんがなんだか焦点がぼやけてる映画だと思います❗まず主役が元妻なのか前妻なのか?みる場所によって替わってきます❗それに寄って働く女性を描いているのか、専業主婦を描いているのか、どちらを主観にしているのか分からなくてハマって観れませんでした❗元妻の作る料理は凄く美味しそうでしたが…ラストは意外な展開でそのあとどんな生活になるの?とその後の生活もちょっと描いて欲しかったです❗ちょっと消化不良の作品でした❗
仰け反るでしょ?このオチ!
いっやー、最後の最後は仰け反り悶絶の後、苦笑い。Forget about Nick が原題だよ。参った。参りました。サバ折れるくらいに仰け反るマリアの気持ち、解る。
マリア役はバンディットのカーチャ・リーマンですよね。仰け反るくらい綺麗だった名残は、しっかりとあるもんで。娘のアントニアが語り部的な存在。自力で稼ぎに出た後は、しっかりとFuck USA!と言い残して帰るとことか大好き。
いずれにしても、一見大団円に見える大ラスも、マリアが、あんな条件にアグリーするとは思えず。おじいちゃん、可愛そうだから娘と孫には会わせてあげる、と言うところですかね。
許す許さないの物語ではなく、人生はどう生きるのか、生きたいのかで決まる、と言うドイツ映画の舞台はニューヨークのファッション業界。誰に見て欲しかった映画なのかを考えちゃいけない映画だった。
この一週間は頭の中をスイカに支配された俺。次は「仰け反る」。マリアの姿勢が相当ツボに入ってます。
男にはちょっと分かりにくかった
とはいえ、全く面白くないわけではない。
元妻よりはその娘、それよりも孫が可愛いという感じ方は、ワンパターンではあるけど、分かりやすく、しかもそういうところが女性に嫌われるということもわかる。
二人の元妻の違いを、アメリカの功利性、金銭重視の文化をドイツ(大陸的)の目で皮肉っぽく描いているところが面白い。
物件を巡って妻と元妻とのバトル!
ニューヨークの素敵な物件が舞台
おそらくマンハッタンの高級アパート
メゾネットタイプで1Fは間仕切りがない広い空間にアイランドキッチン!
2階は居住スペースでお部屋が数部屋
ここは元カリスマモデル現デザイナー(駆け出し)であるジェイド(アラフォー)と、旦那のニックの家なのだが、、、
旦那は若いモデル(20歳くらい?)とくっつき、離婚を突きつけられてしまう。
代わりにやってきたのは旦那の元妻マリア。なんでもニックからの慰謝料としてこの物件の半分充てがわれたためドイツから単身やってきた。
電話にすら出ない夫と、突如やってきた元妻マリアとの同居生活に発狂するジェイド!
ジェイドとマリアの間では基本的に家の所有権をめぐるバトル!
共有スペースをめぐるバトル!
食事をめぐるバトル!
旦那への未練を煽るバトル!
しかし、時に女同士の友情も!
旦那に捨てられた女性同士の同棲というスリリングさ売りです。
しかし、割と早い段階で主人公が現状を受け入れるため、陰湿にお互いやりあう・・・というような描写はあんまりないです。
物件が舞台になっていて、居住スペースや所有権、売却などで争うことはあるが、タイトルにまでなっているわけには舞台装置としての役目が今ひとつだったかなと。
俳優陣は非常に濃くて見応えあります。
濃い役柄に濃い役者。
さらに元妻役のマリアと、寝とった若い燕役のキャロラインは、実の親子だというから驚き。
捨てられた女性同士の同棲+物件の行方という設定は非常に面白く、なんとなく日本でドラマ化したら楽しそう!
全28件中、1~20件目を表示