「意外と共感出来る人は多い?こじらせ系女子のほっこりムービー。」パンとバスと2度目のハツコイ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
意外と共感出来る人は多い?こじらせ系女子のほっこりムービー。
【賛否両論チェック】
賛:不器用な主人公達の恋模様(?)ならぬ人間模様に、不思議と心が温かくなるよう。一見小難しいテーマが、それとなく散りばめられているのも印象的。
否:本筋とは関係ない日常のシーンもかなり淡々と描かれるので、案外退屈してしまいそう。主人公の考え方も、賛否ありそうなところ。
「好きになる人は出来るけれど、1人でいる期間が必要。」
という、恋愛こじらせ系女子のふみと、妻に浮気されて離婚してもなお、妻と息子に想いを寄せ続けるたもつ。そんな2人のちょっぴり不思議な関係性に、なんだかほっこりさせられます。
半面、本筋とは一見関係ないような主人公の日常も沢山描かれているので、見方によってはかなり退屈です。あまり伏線なんかを期待しすぎても、拍子抜けしてしまうかも知れません(笑)。
そして意外と、「好きとは何か?」「愛とは何か?」「孤独とは何か?」といったような、哲学的な問いかけもあるような内容でもあります。劇中ふみが語る、
「付き合ったり結婚したりしてないから、一緒にいられるって・・・あるのかな?」
というセリフが印象的でした。
乃木坂ファンとLDHファンは勿論だと思いますが、それ以外の方にもオススメです。
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