マイ・プレシャス・リストのレビュー・感想・評価
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予告編はよかったが
何度か見た予告編では、IQ185の天才少女が飛び級でハーバードを出るには出たが、人間関係が苦手でなんともうまくいかなかった。しかしセラピストから課せられたリストをこなしていくと・・・という感じで、子供の頃から勉強漬けだった女の子が、もともとの頭のよさに加えて勉強で得た知識を元に、短期間でセラピストのリストの本当の意味に辿り着くという物語だと思っていた。最近は日本でも様々な方面で十代の活躍が目立っていることもあり、アメリカの天才少女がその類稀なる洞察力でどれほどの人生の真実を見せてくれるのか、大いに期待していた。
しかし、さすがアメリカ映画というか、ハリウッドらしいというか、哲学的な掘り下げは一切なく、結局は家族がいちばん大事というお馴染みの価値観に落ち着いてしまう。おまけに男相手に二股を非難するなど、一般女性の類型的な行動までしてしまう。天才少女に期待したのは分析力と推理力であって、尼僧のような硬直した倫理観ではないのだ。これでは主人公を天才少女にした意味がない。
勝手に期待を膨らませた当方にすべての原因があることはわかっているが、なんともはやがっかりさせられる映画だった。もはやハリウッドには大衆に阿る映画しか作れないのだろうか。
素敵
152本目。
ピカデリーへ、そこそこ急いで移動。
作品の入り方がスゴく好き。
やべー絶対好きだよ、この作品って。
で終わり方が素敵。
普段、素敵なんて言葉は使わないし恥ずかしいけど、なんかこの言い方がしっくりくる。
主役の子がベッキーに似てるのは、まあ置いといて、でもこの子の芝居好きだな。
なんか嫌味がないんだよな。
コメディー向きな役者さんな感じもするが、将来太りそうな予感がする。
コミュ障?
全然コミュ障じゃないよね、
少なくとも私より話は面白い。
しかも相手に臆する事無く、自分を出してる。天才だから話が合わないって言うのはありそうだけど。回りの男が揃って高学歴なのも、ちょっとご都合主義に感じた。兎に角彼女は魅力的だし 、あんなセラピストが私も欲しい。
「コミュ力ゼロ」ではない。顔が変わる (軽いネタバレ有)
ハーバードを4年飛び級の18才で卒業したてのIQ185の大秀才、引きこもりで週に17冊も本を読むほどの読書好き...
...という設定自体はそれほど丁寧に描かれる訳ではなく、わりとセリフのやり取りの中で説明される感じです
父親の友人が親代わりにあてがった?カウンセラーの勧めで、自分を変えるためのいろんなことを実行する、というのが話のメインです(一部回想も含む)
予告編やパンフだと、頭いいけど「コミュ力ゼロ」って言ってますが、そんなことないです。むしろ、頭が良くて言語的表現能力は非常に高く、関わる人とはその場その場で非常に的確なコミュニケーションをします
「コミュ力ゼロ」だからぼっちなのではなく、知識や興味関心が周りの人と合わないという設定です。そしてもう一つ重要なのは、間違ったことは許せないという道徳心が生きづらさとなっている(という設定)です
ただ、その割にはその辺りの描き方が、不倫は許せない的なエピソードは多少あるとはいえ、少し弱いかな? だから日本の配給ではコミュ力ゼロとかってより分かりやすいキャッチに行ったのかもしれない
とにかく、むしろいろいろ喋る話です。いろいろな相手とその場その場で自分の最大の誠意で会話をしていく姿が可愛くて好感が持てます。そういうのが好きなら楽しめる映画でしょう
テンポもよく、NYの街など映像もきれいです
その他
・金魚、水だけでものが何もない水槽は映像的に綺麗で買ったままの状態を表現してるのでしょうが、なんにも隠れるところがない水槽は魚のストレスになりますよ。ブクブク(エアレーション)もしてないし
でも名前をつけて可愛がっていたのはわかるし、金魚は社会的(社交的)生物というので、最後に戻しにいく話は良かった
・顔が場面場面によってすごく変わる。メイクとか雰囲気を敢えて変えているのだろうが、まったく別人のように見えたりするときもある。なんか少し太り気味のオバサンっぽくて全然可愛らしく見えないときもあるけど、大事なところでは可愛らしい感じで、不思議なものですね
・お父さんが最後の方で本について言い放つセリフが良かった
サリンジャーが愛読書ってことで、読み直そうかって気分になりますね。フーコーもちらっと出てきますが、そっちはやめとくかなw
頭でっかちワガママ娘
ハーバードを18歳で1年前に卒業し働かずにマンハッタンでひとり暮らしをするコミュ障の少女が、セラピストに課された6つのイベントをこなす話。
確かに変わってはいるけれど会話に面白さもあるし、コミュ障というほどの感じはしないし、さみしがりやな感じも受ける主人公。
ネイティブな語学力があればイメージも違うのかも知れないけれどね。
親父が美味しいところを持っていってしまったぐらいインパクトはないけれど、最近のこういう系統にしては言いたいことや変化がはっきりしているし、毒もなくて判りやすくて面白かった。
最後20分くらいガッツリ寝て結末が分からない…。どうなったんや。 ...
最後20分くらいガッツリ寝て結末が分からない…。どうなったんや。
まぁそこまでも期待値を大幅に下回り、全然楽しめてなかったので後悔は薄めだけど…。ざんねん。
天才は、天才なりに悩む
IQ185のハーバード大学を飛び級で卒業したコミュ障の天才少女が、セラピストから課せられた“課題”をこなしていきながら成長していく過程を描いた作品。
アメリカでの公開は、2016年ですが、日本での公開は2018年と2年のディレイ。なんでですかね?それほど注目を浴びなかったから?
確かに、一人の天才少女の成長物語=自分探しなので、アクションも無く、物語的には盛り上がりに欠けるところもあるかもしれません。でも、作品中で明らかになる過去の(意外な)経験で他人を信じて愛する事に臆病なこの天才少女が、徐々に外の人に心を開いて行って、これからの長い人生を謳歌できるようになっていくのは、中々面白いです。応援もしたくなります(笑)
決してすべてのエピソードが心温まるものな訳では無く、人は弱く、汚い一面を見ることもありますが、それでも多くの場合は、人は頼れて、信じて良い存在なんだと感じさせると言う事がわかる作品です。
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