「【”人類よ、一つであれ!”バレエダンサー、オーケストラ、合唱団、総勢350人による「第九」を「バレエ」で表現した躍るコンサート『第九交響曲』の舞台裏及び東京公演を描くドキュメンタリー作品。】」ダンシング・ベートーヴェン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”人類よ、一つであれ!”バレエダンサー、オーケストラ、合唱団、総勢350人による「第九」を「バレエ」で表現した躍るコンサート『第九交響曲』の舞台裏及び東京公演を描くドキュメンタリー作品。】
■天才振付家、モーリス・ベジャールの伝説の舞台『第九交響曲』に共同で取り組むこととなった東京バレエ団とモーリス・ベジャール・バレエ団。
その壮大なステージが上演されるまでの過酷な練習とリハーサル、ダンサーたちの情熱や苦悩を余すところなく捉えたドキュメンタリー映画。
◆感想
・このドキュメンタリーの随所で発信される”人類よ、一つであれ!”というメッセージが印象に残る。
・第二部のメインを任されていたカテリーナが、恋人オスカーの子を身籠った時のインタビュー。彼女に涙はなく”新しいチャレンジ”と明るい表情で言い、オスカーも”僕の父、祖父は黒人の血が流れている。”と語っている。
・練習中に、足首を捻挫して涙する女性ダンサーの姿。
ー このドキュメンタリーは、人間ドラマでもある。-
<今作は、再演不可能とされていた伝説の舞台を、東京バレエ団創立50周年記念シリーズ第7弾として実現させた舞台の裏側に密着したドキュメンタリー映画である。
夢を追う多くのダンサーの姿とラストの東京公演の『第九交響曲』のシーンは素晴らしき作品でもある。>
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